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2015年10月24日17:42

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最期の時間〜dissolution〜(F)/SS

夜。

帰宅した律音は疲れた足取りでリビングへ。一言「ただいま〜・・・・」と声かけし、荷物の入ったバッグを抱えて自分の部屋へ。


萌音「お姉ちゃん、晩ごはんは〜?」

律音「アイリちゃんちで食べてきた〜・・・・」

愛架「そう。とりあえずお風呂でも入ったら?」

律音「ん〜。そーするー・・・・」

征刃「・・・・随分疲れた様子だな。まぁ、日帰り沖縄旅行なら疲れもするか」

律音「ん〜・・・・。まぁ、それだけじゃないけどねー」

萌音「それだけじゃない?何かあったのお姉ちゃん?」

翔「相談してみな。人生経験豊富のお父さんが答えてやるよ」

萌音「さすがお父さん。経験ほーふ(笑)」

翔「何か、尊敬の念が感じねぇ言い方だな・・・・。で、何だ?」




聞かれて律音はあの写真を撮った時の事を話した。律音がいなくなるのは皆ご承知だが、帰り際に燿も部を離れる発言をし、皆を驚かせた。理由は、「これからプロの人がつくんだし、僕の役目は終わったよ」らしい。事前に聞いたらしいアイリーンだけ「という事よ」とだけ言った。

今まで色々と世話になった燿を・・・・皆は説得したが、決意は変わらないようだ。「もう決めたんだよ・・・・」と呟いた表情は・・・・悲痛な顔で。余程悩んで決断したのが窺える。説得は・・・・その悩みや決意に水を差しそうなので・・・・諦めた。

しかし諦めはしたが・・・・ユニットにこそ混ざっていないが、苦楽を共にしてきた大事な仲間だ。燿の決心を無駄にしそうだが、メンバーは「はいそうですか」とすぐに納得できない。確かにプロのマネージャーやプロデューサーも付くだろうが・・・・それでも燿にはいてほしい。アイリーンは尚更そう思っている。


翔「えーっと・・・・アレだろ?お前らをプロデュースしてきたっていう」


愛架「史記さんの息子さん」


萌音「あの敏腕プロデューサー兼タレントの二束わらじの人でしょ?へ〜」


征刃「そうか。まぁ部活の範囲内ならいいんだろうけどな、メジャーデビューなら話は別だろうしな。皆、わかってても割り切れてない感じか」


律音「うん。私も燿君もいるし後は大丈夫かなって思ったけど」


翔「安心して留学に行けないってか?まぁプロがいるんだし、大丈夫なんじゃね?」

愛架「そうでもないわ。心を許したプロデューサーがいなくなるっていうのは、タレント側からすると、結構不安なものよ。プロデューサーが変わるって事は今までの活動とは・・・・イメージとは全く違う事をやらされるかもしれないんだし」


萌音「ふ〜ん。なるほど。お父さん。経験豊富な割りに、ポンコツコメントだったわね」


翔「うっせ」


律音「あはは。じゃあ今日は疲れたからお風呂いってから寝るね〜」


征刃「風呂で寝落ちするなよ」


「あはは」と苦笑して荷物を置きに自分の部屋に向かっていく。それを見送る家族一同。


そして、それにしても、と愛架が呟く。どうしたのかと翔が尋ねると、ちょっと疑問があるらしい。


愛架「プロがつくから離れるは分かるけど・・・・別にそのままでもいいんじゃないかしら」

翔「そのまま?部に残るって事か?」


愛架「ええ。プロがつくなら、やる気があるんなら、プロデューサー見習いでついてたらいいんじゃないかしら。間近でみてたら良い勉強になるんじゃないかしら」


萌音「見習い・・・・かぁ」


愛架「幸い、STAR-MINEは月乃宮プロダクションと契約よ。燿君のお父さんもいるし、修行にはいいんじゃないかな」


翔「修行か。いいんじゃねぇかな」


征刃「そこは燿君はどう結論出したんだろうか」

萌音「思いつかなかったとか」

翔「まさか」


愛架「そのあたりをどう思っているか聞いてみないといけないわね」


愛架は直々に燿と話をしてみるという。さて、燿はどう思うのだろうか・・・・



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