帰り道、トボトボとうつむきながら帰宅するののか。考えるのは、先ほどの鳴鈴とのやりとり。
『明日の大会後告白する』
急すぎだ。どうして急にそんな事を言い出したのか。いや、鳴鈴にとって、それは急ではかったのだろう。前々から告白すると決めていたし、決心もしていた。ただののかの気持ちをきいて交渉決裂したから明日に決めた。そんなところだろう。
明日、本当に告白するのだろうか。いくら前から決めてたとしても、いきなり明日に決めてそのまま告白できるものだろうか。ののかにはちょっとできない話だ。
ただ、鳴鈴と同じだったのは、『もし優勝できたなら告白してみる』だった。大会が終わったらと優勝できたらの違いはあれど、明日と聞いて後づさるほどにたじろいだ。
まさか同じ明日に設定してくるとは。もし数日後とかの話であれば先手をとる事も出来ただろう。
しかし・・・・大会後となると・・・・。
ののかの決意は’優勝できたら’。もし準優勝だったなら・・・・。
告白も出来ずに・・・・そのまま響介が鳴鈴を受け入れたなら・・・・
後悔しか残らない------------------
ののかは顔を上げ、夜空を見上げた。そして決意を新たにする。
ののか「明日の決勝、負けられないわ・・・・!!せめて告白だけはする・・・・!!もしうけいれられなかったとしても・・・・・しても・・・・」
受け入れられなかったとしても後悔はしないが、それでも鳴鈴の告白を受け入れた2人を想像する・・・・・・・・・。
告白できてもそれはイヤだ・・・・!!
まず優勝して告白するのが前提。なら・・・・どこかで必勝祈願でもしてみようか-----------
スマホで現在位置検索をし、手ごろな距離の神社を探す。夏の八咫神社がいいかとおもったが、八咫神社は何か平和祈願とか書いてあり、関係なさそうだ。
ののか「・・・・・・・・・・・・あ、ここがいいかも」
そう呟いてスマホをしまうと、その神社へと向かった。
向かうは・・・・恋愛成就や必勝祈願で有名らしい鈴鳴神社--------------
鈴鳴神社。八咫神社よりも大きな祭りをしていて有名。中でも当代の巫女さんの舞が見れる事と、死んだ人と再会ができるらしいという霊能的儀式が有名。ののかもとうぜん知っていて、何度かいったものだ。
なので場所も分かっている。ののかは足早に神社へと向かっていった。
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