審査結果を固唾を呑んで待つその口から発せられたのは・・・・
’保留’だった。なぜ保留にしたかの説明はこうだ。まずアイドルとは、歌・・・・歌唱力が大事。それはそうなのだが、それだけでやっていけるものではない。激しい振付けも覚えなければならないし、歌って踊れる体力も審査しなければならない。あとは・・・・大勢の前できちんと歌って踊れる事。すべてを吟味したうえで決めたいという。
翼「大勢の前で歌って踊れる・・・・」
美久「ず〜ん」
燿の言葉に2人程ヘコんでいるが、とりあえずそういう事らしい。
その説明を受けたうえで、次の審査をするか奏鳴に尋ねる。奏鳴は2つ返事でやるとはっきり言った。やる気はあるらしい。
奏鳴「あの、ところで・・・・歌だけでみたらどうなんですか?」
燿「ん〜・・・・凡的?」
奏鳴「凡的!?」
燿「良くはないけど悪くもない。音痴かというとそうでもない。どっちつかず?」
奏鳴「そんなぁ〜!!カラオケにはなかったですけど、HPの動画でいっぱい練習したんですよぉ!?そ、そりゃあ自分でもぼちぼちかと思ってましたし、カラオケの機械にも凡的点数はつけられてますけど・・・・けどぉ〜〜〜〜〜!!」
奏鳴は泣き出してしまった。ちょっとは励みになるコメントを言えばよかったかと反省。メンバーからは「未来ある芽を摘んだ・・・・」という冷たい視線を向けられる。大慌てで何か励ましの言葉を
言おうとした時、部室のドアが開き、突如乱入してきた男に初代ライダーキックのような飛び蹴りを顔に受け、部室の壁に激突。飛び蹴りした男は腕組みをして燿を射抜かんとする鋭い睨みの視線を向ける。
男は口にタオルを巻いて、額に「美少女は正義」と書かれた鉢巻をつけている・・・・のは・・・・六土響介だった。
響介「貴様ぁ!!美少女を泣かせるとは!!お天道様が許しても、この美少女とジオン公国とニャオン公国軍の永遠なる忠実なる僕、このマスク・ド・シックスが成敗する!!」
流奈「マスクって、めっちゃ響介君じゃん」
響介「響介?何を言っちゃってるんだい?オレっちは至宝美少女を守護するガーディアン、マスク・ド・シックスだ」
美久「そ、そうなんですか・・・・」
律音「ニャオン公国軍ってなんだろ?」
響介「知らないのかい?機動戦士ニャンダム。猫型モビルスーツがでてくるロボットアニメだぞ。勉強不足だな。ジークニャオン」
翼「す、すまない。ロボットモノはみないから・・・・」
響介「ちなみに仮面のカラーは崇拝するシャアとニャア・アズナブルの専用カラーのレッドだ」
ののか「たしかに赤いわね」
赤いタオルにハチマキ。熱血な感じがするが・・・・なんともはや。
響介「ちなみにオレっちの機体のカラーはスケルトンだ!!」
といいつつ、一気に制服を美女にダイヴするルパンのごとく一瞬で脱いでパンツ一丁へ・・・・!!
アイリーン「死ねぇぇぇぇぇぇ!!!!」
アイリーンの電撃を受け、換気の為に開けていた窓からちょうどおもてに吹き飛んで・・・・落下していく・・・・
響介「ちょおおおおお!?また下コンクリ床じゃまいかあああああ!!死ぬ!!死ぬぅ!!」
そんな断末魔を残して落下していったが、どうせ生きてるだろうと誰も生死の確認すらしなかった・・・・。
燿「まったく痛かったよ・・・・。ごめんね奏鳴ちゃん。別に悪気があっていったんじゃないだよ」
奏鳴「じゃあ本心!?」
燿「あ、いや・・・・ごめん。でもちゃんと練習したら良くなるかもしれないし。とりあえず次は振付け審査をしようか」
奏鳴「あ、はい」
少々邪魔??が入ったが、次の審査、振付テストを行う事に。頑張れ奏鳴。
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