アイリーンの部屋にてメイドが持ってきた紅茶に御菓子類を食しながら今日のおさらいをする。
流奈のアクロバット化。華やかに見えるだろうが、ただ踊るだけではない。歌わないといけない。口パクであらかじめ撮ってあった曲と歌を流すだけ、という訳にはいかない。これをこなすにはかなりのスタミナをつけなければならないし、動き回るので、せめて走りながら歌えるようでないといけないだろう。それに割いている時間はない。スタミナ特訓が尤も必要そうな美久は作詞作曲をせねばならない。作詞は誰かが代わりにしてもいいが、曲を創ってもらわなければならない。スタミナ特訓に時間をかけてしまうと、曲の練習ができない。ののかも体力的問題はあるが、担当するものがないので練習は可能だ。もちろん1ヶ月で曲と振付を練習するのに時間が必要。もしやるのなら、美久もののかも、もちろん全員だが、練習後にやるか、個人的にトレーニングをする他ないだろう。
曲や振付がもうできているなら別だが・・・・全てがこれからの状態では現実的ではない。
翼の口調変えはどうか?これだけなら少し練習して慣れればいけそうだ。昼間やったもの以外がいいだろう。翼の’俺’はちょっと嫌そうだし、美久の’にゃん’も恥ずかしいらしいので、羞恥心をどうにかできるかによる。
美久の御曹司とメイドさん。翼が御曹司役をやりたくないようなので、没案になってしまうだろう。
ののかの究極キュートはどうだろう?可愛くなる事には皆前向きではあるが、やり過ぎではないかという意見も出る。ののかはそれでもこの案を押し切ろうと主張するが、とりあえず悪い案でもないので保留。
という訳で律音の案だが、発表の前に断り事項が入る。今から言うものは律音のアイデアではなく、妹の萌音の案だという。
その内容は-----------------
固定センターではなく、曲ごとに変えてみてはどうか、という事らしい。クールイメージ、ポップイメージ、キュートイメージ。それぞれに合ったセンターを選定し、その人をツインタワーにするというもの。そうすれば曲の幅も広がるだろう。これが萌音の案だった。これなら新しく何かを始める必要はなく、ツインタワーをイメージに合う人にするだけで済む。
この案にはあっさりと皆賛成した。なにより、センターを変えるだけという手軽さがよかった。イメージする人をツインタワーにして曲を創れば、色んなイメージの曲が創れる。
ののか「じゃあそれで決まりね」
美久「え・・・・?いいの・・・・?あんなに究極キュートを主張してたのに・・・・」
ののか「まぁいいんじゃない?キュートイメージの曲をやる時に究極キュートをやれば」
翼「それで割り切れるんだね」
アイリーン「では決まりですわね。それでいいかしらプロデューサー」
燿「構わないと思うよ。美久ちゃん。ちなみに今作曲してるのはどんなイメージの曲?」
美久「えっと・・・・なんでしょう・・・・?・・・・たぶんポップ系だと思います」
ポップ系で誰をツインタワーにするか。1人は流奈に即決した。もう1人はイメージに近いという事で、律音に決まった。ちなみにメンバーのイメージは------------
『ポップ系』律音、流奈
『クール系』アイリーン、翼
『キュート系』ののか
『ピュア、バラード系』美久
キュートとバラードはイメージが1人なので、都度誰かを選定する事になるだろう。まぁバラードもキュートもあんまりやる機会はなさそうだが。
律音「じゃあけってーい!!じゃあとりあえず準備しようか」
なんの準備だ。
律音「何って、おとまり会」
「「「「「「お泊り会ーー!?」」」」」
全員でハモった。いきなり何を言い出すのか。律音曰く、親睦を深める為らしいが・・・・
燿「いやあの・・・・僕も?」
律音「もちろん!!」
燿「でも僕だけ男・・・・」
律音「大丈夫だよ!!部屋、いっぱいあるし。ね?アイリちゃん?」
アイリーン「まだ誰も了承してませんが・・・・まぁ確かに部屋はいくらでもありますが・・・・」
流奈「いいんじゃない?燿君も一緒で」
燿「何を言い出すのかな君は!!」
流奈「あ、ごめん。アイリーンちゃんと2人きりがいいよね」
燿「そんな事思ってな-----------・・・・いと思うけど・・・・」
アイリーン「それは残念」
燿「えっ!?」
翼「まぁそれは置いといて。どうする?お泊り会」
話し合った結果、結局お泊り会をする事にした。皆一度帰って用意し、またアイリーン宅で集合。
それにしてもいいのか?燿も一緒で・・・・
そこを気にしているのは・・・・はずかしがりの美久と燿当人だけだった・・・。
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