月乃宮が経営しているカラオケ店に到着すると、アイリーンの指示でパーティ会場へ。パーティルームは普通のルームの3倍あり、大人数向けとなっている。アイリーンが頭の上がらない月乃宮のご令嬢とわかると、すぐに通してくれた。
5人は部屋に入るなり、これまたアイリーン指示で1人1曲歌うことになった。息つく間もなく始まり、5人はもうヘトヘトだ。
歌う順番は特に決めていないが、「流奈→翼→美久→ののか→律音」という順番になった。曲は特に何でもいいらしいので、流奈はハヤリの男性グループの曲を歌い始めた。
その様子を撮影する響介。どんなテストをしたのかをメモする鳴鈴を横目に燿はアイリーンがどうしてこんな事をするのか・・・・なんとなくわかっていた。
燿「アイリーンちゃん。こんな事するのはもしかして・・・・’曲を連続して歌ったというシュミレーションでどれだけのパフォーマンスができるか?’というテストなんじゃ?」
アイリーン「さすがプロデューサーね。その通り。先ほど部室でも言いましたが、ライブを行えば、曲は1曲ではありません。少々トークショーを挟んだとしても、たいした時間ではありません。何曲も歌え、そして観客を楽しませる事ができないセンターでは駄目です。歌えたとしても疲れた、苦しいという表情を出さず、笑顔で歌わなければならない。センターを決めるにあたり、現時点でもうそれができる人でないと、予選には間に合いません」
燿「やっぱりね」
という会話をしていると、流奈の順番は終わった。流石持久力テスト2位。ちょっと疲れた顔を見せたが、概ねいいだろう。
次の翼が曲を入力。そして流れ出した歌は----------------
・・・・・・・・演歌・・・・・・・・。
ののか「渋っ!!」
渋いチョイスだが、ちゃんと歌いこなしている。結構演歌を歌ったりしているのだろうか。
持久力1位の翼はまだ少々余裕がありそうだが、人前で歌う事にまだ不慣れなのか、声がちょっと小さ目だし、表情もどこかぎこちない。場数を踏んで人前で慣れさせられればいいのだが、予選は1週間後。そんなに時間はない。
次の美久は・・・・持久力最下位。顔にも辛いとかいてあるし、歌声も息切れしている。残念ながら、問題外だろう。まず持久力をつけさせなければ。予選は1曲勝負なので、1曲分の体力でもいいだろうが・・・・プロデビューを視野にいれるなら、体力はつけさせても損はないだろう。引っ込み思案の彼女はおどおどしていて、軽音部で鍛えた歌声も発揮できていない。いろいろ課題が多そうだ。
次のののかはポップなアニソンをチョイス。順番が後半という事で少々休めたのか、歌は合格点をあげられるし、指示もしていないのにフリも入れている。そして笑顔でうにうに言っている。
歌い終わってマイクを律音に手渡すと、ののかはアイリーンに問う。一体このテストは何なのか、と。
アイリーン「ステージで何曲も笑顔で歌い踊るだけの能力があるかどうかのテストです。うにうにとか余計なアドリブもはいって大変よろしい」
ののか「余計なとか言わないで!!しかしそっかー。それでここまで走らされたのね。何曲も歌ったという前提にする為に。で?どうだったののは?きらきらきゅーとだったでしょ〜?」
燿「キュートはともかく、キラキラというのは、ああいうのを言うんじゃないのかな?」
ののか「うにぃ?」
ののかがステージを見やると・・・・そこには発光現象をおこしつつ歌っている律音の姿があった。
それを見て・・・・ガックリとうなだれた。
ののか「ま・・・・負けたわ。流石にアレに勝てる気しないわー・・・・」
アイリーン「まぁ、アレでは駄目ですけど」
燿「キラキラしちゃったら、あの宮凪愛架の娘ってバレるからかい?」
ののか「そーよねー。あれはチートよねー」
全員が歌い終え、総合的に審査し、ツインタワーを誰にするか・・・・アイリーンが決めた2人の名前を燿が発表する。発表はまだルームの時間が余っているので、そのままで行われる。
燿「皆、今日はお疲れ様。じゃあツインタワーになる2人の名前を発表するよ」
----------------------------------SCENE(4-2)へ------------------------------
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