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2026年08月14日12:16

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【配信連動企画】昭和プロレス年史外伝�ゾ赦卒猯�島の決闘、アントニオ猪木vsストロング小林(3)

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ストロング小林国際プロレス所属ラストシリーズとなった74年「新春パイオニア・シリーズ」中盤戦の模様です。1月13日和歌山県立体育館(観衆4,000人満員発表)大会。メインイベントはグレート草津&アニマル浜口組がジェリー・ブラウン&バディ・ロバーツ組のブロンド・ボンバーズ(後のハリウッド・ブロンドス)と対戦。

1本目は12分6秒、ロバーツが浜口を体固め、2本目は3分2秒、草津がロバーツをアバラ折り(コブラツイスト)でギブアップさせ、決勝の3本目は7分3秒、浜口がロバーツを体固めに決めて2−1で草津&浜口組の勝利。

セミファイナルはラッシャー木村とペドロ・サムソンのシングルマッチ45分3本勝負。1本目は13分28秒、木村が逆エビ固めで先制、2本目は2分21秒、サムソンが体固め、決勝の3本目は6分50秒、木村が体固めでフォールを奪い、2−1で木村がサムソンを撃破しました。

小林はセミ前で翌14日、大阪・寝屋川でIWA世界ヘビー級王座への挑戦を受けるカウボーイ・ビル・ワットと30分1本勝負で前哨戦で対戦、1月7日、宮崎県高千穂町大会では45分3本勝負で対戦し1−1から両者リングアウトの引き分けに終わっており、タイトル戦直前での再度の一騎討ち。

15分46秒、ワットのオクラホマ・スタンピートからの体固めで小林はフォール負けを喫しました。翌日のタイトルマッチ本番を前に小林の初防衛に赤信号が点滅しました。

マイティ井上とブッチャー・バションのシングルマッチは8分20秒、Bバションのフォール勝ち。寺西勇はザ・ジャックナイフを10分7秒、回転エビ固めで破りました。

1月14日寝屋川市市民体育館(観衆1,500人発表)大会で小林はワットとIWA世界ヘビー級王座初防衛戦を行っています。これまでの九州、中国、近畿巡業では観客を3〜4,000人動員していますが、国際プロレスが大阪では客が入らないのは府立体育会館に限らず、タイトルマッチを組んでも不入りに変わりなかったです。

1本目は12分20秒、ワットがオクラホマ・スタンピートから体固め、2本目は4分20秒、小林がブレーンバスターから体固め、決勝の3本目は2分4秒、ワットが阿部脩レフェリーに暴行を加えて反則負けとなり2−1で小林が辛くも初防衛に成功。

セミファイナルは草津&寺西組とJブラウン&Bロバーツ組のブロンド・ボンバーズが対戦、1本目は12分40秒、草津がロバーツをアバラ折り、2本目は12分10秒、ロバーツが寺西を体固め、決勝の3本目は2分15秒、寺西がロバーツを体固めに決めて2−1で草津&寺西組が勝ち、ブロンド・ボンバーズはタイトル挑戦を前に連敗記録を更新し続けました。

木村とBバションのシングルマッチは10分50秒、両者リングアウトの引き分け、井上はサムソンを16分35秒、体固めで破り、田中忠治はジャックナイフと対戦し13分56秒、逆片エビ固めでギブアップ勝ちを収めました。

1月17日三重県津市体育館(観衆4,000人満員発表)大会。メインイベントでは木村&草津組のIWA世界タッグ王座にJブラウン&Bロバーツ組のブロンド・ボンバーズが挑戦。

1本目は17分43秒、ロバーツが草津を体固め、2本目は5分21秒、木村がロバーツを体固め、決勝の3本目は3分21秒、草津がブラウンを足4の字固めでギブアップさせ、2−1で木村&草津組が4度目の王座防衛に成功しました。

結局ブロンド・ボンバーズはタイトルマッチと通常の試合の試合結果は一緒で、マッチメーカーをしている草津がシリーズを「線」ではなく「点」で捕らえ、一話完結型の興行をやっていたということでしょう。

猪木の新日本プロレスのNET「ワールドプロレスリング」は原則生中継、馬場の全日本プロレスの日本テレビ「全日本プロレス中継」も新日本ほどではありませんでしたが生中継もそこそこありました。残念なのはプロ野球シーズンになると巨人戦の中継がある時は放送が深夜に(関東地区は午後11時45分から)なってしまう弱点はありましたが2団体はシリーズの流れをリアルタイムでテレビで共有出来ました。

しかし国際プロレスのTBS「TWWAプロレス中継」は毎週土曜日午後2時からの30分枠で、1会場で収録した試合を2週に分けて放送するのが常態化しており、興行とテレビの同時進行は出来なくなってしまいました。重ねて放送時間の短縮、昼間の時間帯ということで放映権料の減収があり、そのあたりを勘案すると、タイトルマッチまでのシリーズの流れをテレビを使って見せていくことは不可能だった、ということは理解しなければならないことは強調しておきます。

セミファイナルは井上とサムソンのシングルマッチ45分3本勝負。1本目は11分8秒、井上が回転エビ固め、2本目は6分52秒、サムソンが体固め、決勝の3本目は11分11秒、井上が体固めでフォール勝ち、2−1で井上の勝利。

小林はBバションとシングルマッチで対戦、12分3秒、両者リングアウトの引き分け、ワットは大位山勝三を7分45秒、片エビ固めで破り、浜口はジャックナイフと対戦、10分54秒、体固めでフォール勝ちを収めました。

1月19日神奈川県川崎市体育館(テレビ収録、観衆3,000人発表)大会では1月14日、寝屋川大会での再戦、小林のIWA世界ヘビー級王座にワットが再挑戦。1本目は13分1秒、ワットがオクラホマ・スタンピートから片エビ固め、2本目はストレート勝ちを狙って一気にオクラホマ・スタンピートに来たワットでしたが、小林は足をロープに伸してエスケープ、さらにコーナーで攻撃しようとするワットを阿部レフェリーが制しました。怒ったワットは小林の身体をレフェリーにぶつけて1分54秒、小林の反則勝ち。決勝の3本目は1分18秒、小林がアトミック・ドロップからの片エビ固めでワットを破り2−1で小林が2度目の王座防衛を果たしました。

この試合が小林の最後のIWA世界ヘビー級王座防衛戦となりました。

セミファイナルは寺西&浜口組とJブラウン&Bロバーツ組のブロンド・ボンバーズが45分3本勝負で対戦。1本目は12分4秒、ロバーツが寺西を体固め、2本目は4分30秒、寺西がロバーツを体固め、決勝の3本目は45分時間切れとなり、1−1の引き分けに終わりました。

セミ前には草津と井上のシングルマッチが唐突に組まれています。前73年9月27日、愛知県体育館での「第5回IWAワールド・シリーズ」では同じブロックに属し公式戦で対戦、30分時間切れとなり判定で井上が優勢勝ちを収めました。その再戦でしたが18分2秒、足4の字固めで草津がギブアップ勝ちを奪っています。

木村とジャックナイフのシングルマッチはこれもいきなり「敗者覆面剥ぎ髪切りマッチ」として組まれ、木村が負ければ丸坊主頭、ジャックナイフが負ければマスクを脱ぐというルールでしたが、実力差は明らか。僅か3分23秒、木村が逆エビ固めでギブアップ勝ちし、負けたジャックナイフは黒覆面を脱ぎました。

正体は51年9月、力道山がプロレス入りするきっかけを作ったとされる在日宗教団体「トリイ・オアシス・シュライナークラブ」の招聘による進駐軍慰問プロレス興行にボビー・ブランズらと共に来日したオビラ・アセリンで22年4か月ぶりに来日したものでした。

アセリンは1926年生まれの47歳という当時としてはかなりのロートルと言えましたが、実際はもっと年上だったように思います。

Bバションは大位山勝三を7分16秒、体固めで破り、サムソンは同じ黒人である稲妻二郎を11分28秒、体固めで降しました。
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