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2026年07月27日07:17

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【配信連動企画】昭和プロレス年史外伝��これぞ日本選手権!第2回ワールド・リーグ戦(11)

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75年新日本プロレス「第2回ワールド・リーグ戦」も残すところあと1週間、5月16日日大講堂における優勝決定戦に向けて連日激闘が展開されています。

第30戦、5月9日香川県高松市民文化センター(テレビ生中継、観衆4,600人超満員発表)大会。テレビ生中継はアントニオ猪木とジョン・ガニアの公式戦からスタート、残り3つの公式戦を全て勝たないとV2は絶望となってしまいます。

このリーグ戦で初来日は参加全6外国人中、スーパー・デストロイヤー、サングレ・フリアー、Jガニア、ファザール・シンの4人が初来日。アメリカ、カナダ、メキシコでの実績もよくわからない選手ばかりでしたがSデストロイヤー以外は大外れ。

白星配給係3人衆のうちJガニアだけがこの日の猪木戦で唯一テレビに登場しています。フリアーとFシンは一度もテレビ登場はありませんが、フリアーは開幕戦の4月4日、蔵前国技館での入場式でテレビに映りました。

試合は7分47秒、猪木がコブラツイストでJガニアをギブアップさせています。猪木は13戦10勝2敗1分で10.5点。残り公式戦はFシン、坂口戦の2試合。

セミファイナルは4月25日広島県福山市体育館で喧嘩マッチの末に14分41秒、ノーコンテストとなり、マスコミ識者により結成された「試合監視委員会」からの異例の勧告による坂口征二と大木金太郎の遺恨試合の再戦が行われました。試合監視委員会からは事前に坂口、大木両者に対し「この試合はファンが楽しみにしているワールド・リーグ戦の公式戦である。私情は捨ててスポーツマンらしく正々堂々と闘って決着をつけること」という注釈がわざわざつけられました。

序盤、大木は前週のマサ齋藤戦でも見せた足4の字固めを坂口に見せていきましたが、強靭な足腰を誇る坂口はギブアップせず。

大木のヘッドバットの連発で坂口の額が割れて流血、坂口も大木を場外に落として鉄柱に叩きつけ、大木も額から流血。

坂口はペンデュラム・バックブリーカー、アトミックドロップと大技を畳み掛けていきましたが、大木も粘ってフォールを許さず。

場外乱闘となり、坂口に鉄柱と椅子で頭部を殴られた大木は錯乱状態となり、リング下を徘徊。リングに上がるように促したミスター高橋レフェリーに暴行、止めに入った若手にも頭突きをも出す始末…

村松友視氏の著書によると大木は「わからない、何もわからない」と言いながら彷徨い歩いていたとありますが、正直私がまだ当時小学校6年生になったばかりで読解力がなかったせいもあり、テレビを見た限りでは大木がそのような台詞を場外で呟いていたかどうかまでは、わかりません。村松氏の脚色はあったと思います。

試合は13分59秒、坂口のリングアウト勝ちとなり、は14戦12勝1敗1分、12.5点で残す公式戦は猪木戦のみ。大木は終盤に連敗となり12戦10勝2敗の10点、残る公式戦はSデストロイヤー、山本小鉄、キラー・カール・クラップの3試合。

ストロング小林はメインイベントに出場、フリー参戦同士のマサ齋藤と組んでクラップ&マンマウンテン・マイク組と60分3本勝負で対戦。メインイベントというより、この日のテレビ生中継の目玉カードである坂口vs大木の遺恨試合を全部入れる為に、試合途中で放送時間が終了しても苦情や問い合わせが殺到しないカードを最後に持ってきたと言えます。

Mマイクも開幕戦の入場式でテレビに登場しただけで、試合を放送したのはこの時が最初で最後。1本目は8分12秒、クラップが齋藤を片エビ固め、2本梅は10分51秒、齋藤がMマイクを回転エビ固め、決勝の3本目は7分42秒、S小林がMマイクを体固めに決めて2−1でS小林&齋藤組が勝利を収めました。放送時間は試合終了前に終わっています。

テレビ放送開始前の公式戦では星野勘太郎とSデストロイヤーが対戦、4分43秒、カナディアン・バックブリーカーでSデストロイヤーがギブアップ勝ちし10勝目を挙げました。これまで負けは猪木、坂口の2大巨頭のみの12戦10勝2敗と大健闘。しかし残りの公式戦がクラップ、大木、S小林と優勝争いに絡むメンバーばかりで、決勝進出は厳しいと思われました。3強のうち、誰か1人でも崩すことが出来れば…。終盤のSデストロイヤーの動きも注目です。

第31戦は関東地区に戻り、5月11日埼玉県新所沢駅東口広場特設リング(観衆4,500人超満員発表)大会。メインイベントはS小林が大木と組んでフリアー&Jガニア組と対戦、1本目は16分4秒、S小林がフリアーをアルゼンチン・バックブリーカーでギブアップさせ、2本目は2分37秒、大木がJガニアを体固めで破り2−0でS小林&大木組がストレート勝ち。

セミファイナルの公式戦は猪木がFシンを6分29秒、アバラ折り(コブラツイスト)でギブアップさせ14戦11勝2敗1分の11.5点で最終公式戦、坂口との大一番を残すのみ。

クラップvsSデストロイヤーの外国人頂上対決の公式戦が組まれ、10分43秒、クラップが頭蓋骨絞め(ブレーンクロー)で勝利。この組み合わせが地方のノーテレビの野外会場で組まれているのは新日本プロレスが外国人対決に興味がなかったと思います。クラップは12戦11勝1敗、Sデストロイヤーは13戦10勝3敗と優勝戦線からは脱落しました。

星野と柴田勝久の公式戦は12分49秒、体固めで星野がフォール勝ちを収めました。

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