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2026年06月07日08:52

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【配信連動企画】昭和プロレス年史外伝�/憩�本プロレス北米タイトルの謎(17)

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78年1月6日川崎市体育館で開幕した新春黄金シリーズはタイガー・ジェット・シン、上田馬之助組(上田は1月13日岡山武道館から参加)、ジェリー・ブラウン&バディ・ロバーツのハリウッド・ブロンドス、後カラーは変わりますが2人合わせて600kgのベニー&ビリーのマクガイヤー・ブラザーズが来ています。

マクガイヤーはタイトルコンテンダーではないですが、ブロンドスに北米タッグ王座挑戦の機会はなく、シン&上田組が1月27日愛知県体育館と2月2日、札幌中島スポーツセンターの2回、坂口征二&ストロング小林組の北米タッグ王座に挑戦すると発表されました。

1月13日岡山のテレビ生中継から参加の上田は、この時から前頭部だけではなくオール金髪に染めての登場。前年12月にオクラホマで交通事故に遭ったのをきっかけにまだら狼から金狼へ変身しました。

この日シン&上田組はメインで猪木、長州力組と対戦。1本目は両チームリングアウト。2本目はシン&上田組の反則負けに終わりました。

1月23日(現地時間)ニューヨークMSGのWWWF定期戦に西ドイツ、アメリカ、メキシコで修行をしてきた藤波辰巳が出場、カルロス・ホセ・エストラーダを11分31秒、フルネルソンから投げて固めるドラゴン・スープレックスホールド(飛龍原爆固め)で破り、WWWFジュニア・ヘビー級王座を獲得。

この試合は1月27日放送のワールドプロレスリングで速報され、藤波の鍛え抜かれた鋼のボディと空中殺法、最後のフィニッシュシーンにテレビの前のファンは魅了され、新日本に新しいスターが誕生しました。(本放送は2月17日)

この日の放送はこの後愛知県体育館にカメラが切り替わりメインの坂口&小林組vsシン&上田組の北米タッグ選手権試合が放送されていますが、その前に猪木と2月8日日本武道館でシングルマッチが決定している上田が猪木に対してリング下に五寸釘ボードを敷き詰めたネイルデスマッチを要求、自分で図を書いて放送席まで来て説明するシーンがありました。

北米タッグ戦は名古屋と札幌の2番勝負であり、またしても坂口&小林組がベルトを奪われてしまうのか、と懸念されましたが、この日は1本目小林が上田のシャチ横内式の十字チョップに先制のフォールを奪われたものの、2本目は反則勝ちを拾い、3本目は両チームリングアウトで1-1の引き分けで3度目の防衛に辛くも成功。

2月2日札幌での再戦では坂口と上田が1本ずつ取り合った後、暴走したシンが反則負けとなり坂口、S小林組が2-1で4度目の防衛を果たしています。

この年、新日本プロレスはWWWFとの提携が一気に親密化し、2月8日日本武道館では坂口がスーパースター・ビリー・グラハムのWWWFヘビー級王座に初挑戦、新日本では初のWWWFタイトル戦開催でした。

試合は19分33秒、グラハムがリングアウト勝ちで王座防衛に成功。

猪木と上田のネイルデスマッチは結局実現しましたが、両者がリング下に敷き詰められた五寸釘ボードに落ちることはなく猪木が上田の左腕をアームブリーカーで脱臼させてのKO勝ちに終わっています。

グラハムは帰国後の2月20日、MSGでボブ・バックランドに敗れ王座転落。藤波はテッド・アダムスをジャーマンで降しWWWFジュニア・ヘビー級王座2度目の防衛(初防衛戦は1月27日ロサンゼルスでマスクド・カナディアンを相手に防衛)を果たし、この試合は2月24日放送のワールドプロレスリングで中継されました。

当初はこの日の放送は藤波vsアダムスの試合と2月2日札幌での北米タッグ戦が予定されていましたが北米タッグの放送は見送られ、グラハムvsバックランドの試合が放送されました。

3月3日高崎市体育館で開幕のビッグ・ファイト・シリーズには藤波が王者として凱旋帰国、空前のドラゴンブームを巻き起こしました。

WWWFとのバーター取引によりこのシリーズは坂口が欠場してWWWFエリアに遠征。3月20日にはMSGに出場しウィリエム・ルスカと柔道ジャケットマッチを行い反則勝ち。

藤波もシリーズ中ながらニューヨークへ短期遠征しこの日のMSG大会に出場、ジプシー・ロドリゲスを破りWWWFジュニア王座3度目の防衛。

シリーズ最終戦3月30日蔵前国技館では藤波に挑戦予定のカネックが敵前逃亡する事件が発生し藤波は代打出場のイワン・コロフを飛龍原爆固めで破りました。

メインイベントは猪木がマスクド・スーパースターを卍固めでギブアップさせNWFヘビー級王座を防衛しています。

この年から新日本プロレスの春の本場所は4年続けて来たワールド・リーグ戦に代わりMSGシリーズに変更されました。

坂口は帰国して参加しましたが今度はストロング小林が代わってWWWFに遠征しシリーズを欠場。

小林は74年に最初の猪木との試合に敗れた後、フリーとしてWWWF遠征を行い、フレッド・ブラッシーをマネージャーとしてヒールで試合をしていましたので今回も同じようにブラッシーのマネジメントでヒールとしての出場となりました。

MSGシリーズは6週間の長期に亘って開催され予選トーナメント、敗者復活戦、決勝リーグ戦の3本構成となり5月30日、大阪府立体育会館での優勝決定戦では16分41秒猪木がアンドレ・ザ・ジャイアントにリングアウト勝ちで優勝。

シリーズ最終戦の6月1日日本武道館ではWWWFヘビー級王者バックランドとNWFヘビー級王者猪木がダブルタイトルマッチで対戦。

試合は61分3本勝負で行われ、1本目は40分8秒、猪木が場外でのバックドロップでリングアウト勝ち。2本目は猪木がバックランドに卍固めを決めましたが時間切れ。

2フォール奪っていないということで王座移動はありませんでした。

坂口と小林が交互にWWWF地区に遠征していた為、北米タッグ王座の防衛戦はこの間ずっと行われませんでした。
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