マナ「こんな事していいのかなぁ・・・・」
アリサ「大丈夫だって。たぶん」
そういいながら2人がいるのは・・・・書庫・・・・の奥にある閲覧禁止の本がある区画のドアの前である。当然カギがかかっているし、魔法でドアを壊されないように結界も張られている。この中にあるのは・・・・古代魔法書と禁忌魔法書の・・・・筈。というのも、ここの魔法の鍵は施設長カリスの部屋にあり、余程の事がない限り貸してはくれない。
マナ「アリサちゃん、カリスさん、鍵を貸してくれたの?」
アリサ「ん〜ん。忍び込んで失敬してきた」
しれっとそんな事を答えた・・・・。
マナ「泥棒じゃないの・・・・」
アリサ「泥棒じゃないわ。魔導書ちょっと借りて鍵は元の所に返しておくから。泥棒ってのはね、そのまま持って行っちゃう奴の事を言うのよ。あたしは返すもの。泥棒じゃないわ」
そんな屁理屈を言いながら・・・・鍵を開ける・・・・。中は借りる人や閲覧者がいないか、きちんと元に戻しているのか、中は整頓されており、本棚にきちんと収まっている。テーブルは1つしかないが、そこの上には1冊たりとも置き放しにはなっていなかった。
マナ「アリサちゃん、魔導書を借りるって言ってたけど、ここで見てたら誰かに見つかって報告されちゃうんじゃ・・・・」
アリサ「んー。だから持ちだす」
また大胆な事を言う。言うな否やアリサは古代魔法書を数冊持ちだして「さ、見つからないうちに出るわよ」とか言う。やはり泥棒なんじゃなかろうかとマナは思う・・・・。
マナ「やっぱりいけないことなんじゃ・・・・」
アリサ「何よ。マナは興味ないの?」
マナ「無くはないけど・・・・読んでどうするの?」
アリサ「もちろんあたし達が使えるか試すのよ」
マナ「どこで?実験場で?そんな事したら所長に・・・・」
アリサ「ぶたれるかもしれないけどまぁそのくらいよ。さ、鍵返して魔導書読むわよ」
マナ「所長って今部屋にいるんじゃないの?」
アリサ「いるか、どーせまた神星器のとこか、実験場で的にヤツ当たりしてんじゃない?」
そう言って施設長室にいくと、アリサの予想通りカリスはいなかったので、コッソリ鍵を返して部屋に戻った。
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