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2026年03月29日08:45

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【特別編】マイティ井上さん追悼(233)

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87年全日本プロレス「創立15周年記念サマー・アクション・シリーズ」最終戦、7月30日、東京・東村山市民スポーツセンター(テレビ収録、観衆2,350人発表)大会

メインイベントは御大・ジャイアント馬場が龍原砲迎撃に立ち上がりました。タイガーマスクとのタッグで天龍源一郎&阿修羅・原組と対戦。龍原砲は相手が49歳と全盛期を越えた馬場であっても手加減することなく、ハードヒットな闘いを挑み、馬場も師弟対決にありがちな余裕の笑みを浮かべて対戦するのではなく、闘志全開で真っ向から受けて立ち、白熱した好試合となりました。 

天龍がタイガーマスクをエグい角度での逆エビ固めに捉えます。そこへ馬場がカットに入ると、龍原砲は原、天龍と続けざまの時間差ラリアット攻撃。さらにツープラトンによるブレーンバスターで馬場は場外転落。リングに1人残されたタイガーマスクへ龍原砲は2人がかりでの逆エビ固め。1人はコーナーに戻るようにとのレフェリーの指示を無視して攻撃を続けた為15分22秒、龍原砲の反則負けが取られました。

セミファイナルはジャンボ鶴田&輪島大士組がPWF世界タッグ王者チームのスタン・ハンセン&テッド・デビアス組とノンタイトルで対戦。
    
デビアスがロープ越しのブレーンバスターで鶴田を投げつけにきたところで、身体を反転させた鶴田はそのまま体(たい)を預けるように崩してそのまま上になりフォール。12分36秒、鶴田が体固めでデビアスを破りました。

セミ前に組まれたのはジャパン対国際血盟軍、谷津嘉章&仲野信市組とラッシャー木村&剛竜馬組が激突、10分9秒、仲野がフィッシャーマンズ・スープレックスホールド(網打ち式原爆固め)で剛を破り、ジャパン軍の勝利。仲野は谷津のパートナーに指名されてから3シリーズ目、いわゆる「家賃の高い番付」ではありましたが、イキのいい試合ぶりで評価は急上昇しています。

アジア・タッグ王座決定リーグ戦、最終戦1勝同士で迎えた王座決定戦、(60分1本勝負)全日本プロレス代表チーム、石川敬士&マイティ井上組とジャパンプロレス代表チーム、寺西勇&栗栖正伸組の対戦。
  
石川が栗栖の逆さ押さえ込みを切り返し、すかさず首固めを決め19分7秒、フォール勝ち。石川&M井上組がリーグ戦で2勝し、タイトルを獲得。前86年10月30日、青森県営体育館でスーパー・ストロング・マシン&原組に敗れて以来10か月ぶりの王座返り咲き。

ザ・グレート・カブキとデニー・ブラウンのシングルマッチは6分57秒、バックドロップからの体固めでカブキのフォール勝ち。

渕正信&川田利明&高木功組vsザ・デストロイヤー&ティージョー・カーン&ジ・インベーダー1号組の6人タッグマッチは15分46秒渕がインベーダー1号のダイビング・ボディアタックを切り返して片エビ固めでフォール勝ちし渕&川田&高木組の勝利。
   
全日本対国際血盟軍、ハル薗田と鶴見五郎のシングルマッチは8分20秒、鶴見の急所攻撃による薗田の反則勝ち。大熊元司とコルト・スティールのシングルマッチは9分23秒、ジャンピング・ヘッドバットからの体固めで大熊のフォール勝ち。

第1試合の百田光雄と小川良成のシングルマッチは10分43秒、ジャックナイフ式エビ固めで百田が若手の小川を退けました。

今シリーズは東京、大阪など大都市圏での大会場での興行は札幌中島体育センター以外にはなく、新日本プロレスとの興行戦争も大きなものはありませんでした。

同時期開催の新日本プロレスの「サマー・ビッグ・ファイト・シリーズ」後楽園ホール初回が先攻の新日本6月29日、開幕戦(猪木&坂口征二&マサ齋藤組vsクラッシャー・バンバン・ビガロ&バッドニュース・アレン&マイク・ムーア組、長州力vs藤原喜明)が2,200人(超満員札止め)発表、後攻の全日本7月3日、開幕戦(ハンセン&デビアス組vs鶴田&タイガーマスク組PWF世界タッグ王座戦、輪島&カブキ組vs天龍&原組)が1,800人発表で新日本の勝利。

2回目後楽園ホールが先攻の新日本7月18日(M齋藤&藤原&星野勘太郎組vs長州&木村健吾&マシン組、猪木&武藤敬司組vsバズ・ソイヤー&バイオレンス・ウォーロード組、前田日明vsビガロ)、後攻の全日本7月19日(ハンセンvs谷津PWF王座戦、鶴田&輪島組vs天龍&原組、タイガーマスクvsデビアス猛虎七番勝負)共に2,200人(超満員、新日本は超満員札止め)で互角でした。

新日本はシリーズ最終戦に8月2日、両国国技館大会を開催、タイトル化され初代王者となった猪木にビガロが挑戦したIWGPヘビー級選手権試合、前田&高田延彦組vsマシン&小林邦昭組の同タッグ選手権試合、坂口&M齋藤&藤原組vs藤波辰巳&長州&木村健組の3大ビッグマッチで10,070人(満員)の観客を動員、夏の陣の勝負は多彩なメンバーの新日本プロレスが興行面では圧勝しています。

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