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87年全日本プロレス「創立15周年記念スーパー・パワー・シリーズ」最終戦の前日、6月10日埼玉県大宮(現在のさいたま市大宮区)スケートセンター(観衆2,350人満員発表)大会。
昭和の風情の残っている古い会場で、全日本プロレス、新日本プロレス、国際プロレス、全日本女子プロレスが定期的に興行を開催しこれより3年前の84年4月11日にはUWFが旗揚げ興行を行っている同会場には思い入れの強いファンも多いです。私は平成になってから何度か行きましたが、地方会場特有の情緒があって好きな会場でした。
メインイベントは前日、インターナショナル・タッグ王座を防衛したアニマル&ホークのザ・ロード・ウォリアーズが輪島大士&石川敬士組の日大相撲部学生横綱タッグと対戦。大宮スケートセンタークラスの会場にウォリアーズが現れるのはまさに圧巻。4分2秒、ホークがダイビング・ラリアットからの体固めで石川を降し、ウォリアーズが来日3連勝。
セミファイナルはこちらも連勝中の天龍源一郎&阿修羅・原組の龍原砲がジャパンプロレスの谷津嘉章&寺西勇組と対戦、9分49秒、天龍がラリアットからの片エビ固めで軽量の寺西を倒して結成以来4連勝となりました。
龍原砲は結成以来、全日本プロレス本隊、ジャパンプロレス勢、外国人&国際血盟軍と巡業で一緒に行動することを良しとせず、原が国際プロレスに入団する前の社会人ラガーだった頃、近鉄に籍を置いていたところから鉄道の時刻表に詳しく、2人だけで鉄道を使って移動していました。
セミ前に組まれたのはジャイアント馬場&ジャンボ鶴田&ザ・グレート・カブキ組vsタイガー・ジェット・シン&ラッシャー木村&鶴見五郎組の6人タッグマッチ。11分23秒、鶴田がバックドロップから鶴見を体固めに決めて全日本本隊の圧勝でした。
タイガーマスクとジョージ・ワインゲロフのシングルマッチは7分11秒、ダイビング・ボディプレスからの体固めでタイガーマスクの完勝。
ジェイソン・ザ・テリブル&テキサス・レッド組はジョン・テンタ&大熊元司組と対戦、13分29秒、ジェイソンがダイビング・ヘッドバットからの片エビ固めで大熊からフォール勝ち。アイスホッケーのマスクを被った怪奇派のジェイソンでしたが、フィニッシュにダイビング・ヘッドバットを用いるところは実力者。
正体である前86年2月に新日本プロレスに初来日したザ・ジャッカルは同年3月21日、岐阜産業館でクリス・アダムスと組んで藤波辰巳&木村健吾組のIWGPタッグ王座に挑戦しており扱いは悪くなく、今シリーズも怪奇派ギミックレスラーながら、天龍のUNヘビー級王座に挑戦させても良かったのでは?と思いました。
ジャパンの実質ナンバー2として進境著しい仲野信市はブラディ・ブーンとシングルマッチで対戦、7分33秒、新日本プロレスに戻った先輩、小林邦昭の得意技であるフィッシャーマンズ・スープレックスホールド(網打ち式原爆固め)でフォール勝ち。仲野は先ずはタイガーマスクに追いつけ、追い越せが当面の課題でしょう。
渕正信&高木功組vsキラー・トーア・カマタ&カール・フォン・スタイガー組は11分39秒、首固めで渕がベテランのスタイガーにフォール勝ちし渕&高木組に軍配が上がりました。
全日本対ジャパン、マイティ井上と永源遙のシングルマッチは7分28秒、回転エビ固めでM井上の勝利。全日本同士のハル薗田と川田利明のシングルマッチは13分5秒、首固めで先輩薗田に軍配が上がりました。
第1試合の百田光雄と栗栖正伸のシングルマッチは10分23秒、回転エビ固めで栗栖が勝利を飾っています。
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