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2026年02月25日07:14

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週プロ流智美あの日あの時予想2025年総括(50)

第421戦、12月24日発売号●【予想】猪木最高の1年、初の「プロレス大賞」選考委員会(74年12月25日銀座キャピトルホテル)【正解】実現寸前まで進展したタッグ日本一決定リーグ戦、北米タッグ王者コンビが他団体に「タッグ統一戦」を提唱(76年12月27日)

【参考】 2014年12月24日発売号は「夢☆勝ち」で吉江、永田らが下剋上の雄叫び!「夢☆勝ちます」(95年新日本プロレス後楽園ホール)

【予想解説】74年という年は東京スポーツ新聞社による記念すべき第1回の「プロレス大賞」が制定された年でした。東スポの井上博社長が険悪な馬場と猪木の関係を憂慮し「1年に1度位、3団体のレスラーが一堂に会し、交流を深めてもいいんじゃないのか」という肝入りで実現したものでした。

12月25日当時東スポのあった東京都中央区築地からほど近い銀座キャピトルホテルで選考委員会が開催され、以下のように受賞選手が決定。

最優秀選手賞(MVP)アントニオ猪木(新日本)、最高殊勲選手賞ジャイアント馬場(全日本)、年間最高試合賞(ベストバウト)NWF世界ヘビー級選手権試合猪木vsストロング小林(新日本3月19日蔵前国技館)、特別賞マイティ井上(国際)、敢闘賞小林(フリー)、技能賞ジャンボ鶴田(全日本)、新人賞藤波辰巳(新日本)、努力賞山本小鉄(新日本)、マシオ駒(全日本)、寺西勇(国際)※努力賞は各団体より1名選出。

選考委員会出席者選考委員長井上博(東京スポーツ代表取締役社長)、選考委員針ヶ谷良一(同編集局長)、高橋典義(同事業局長)、猪狩晋(同編集局次長)、山田隆(同運動部長、日本テレビ解説者)、桜井康雄(同第二運動部長、NETテレビ解説者)、門馬忠雄(同運動部主任、東京12チャンネル解説者)、長田基(同第二運動部)、白石孝次(同第二運動部)。

現在のように他社のマスコミ、関係者や先日亡くなられた故・内館牧子さんのような外部専門家は選考委員にはまだおらず、ごく内輪だけの選考委員会となっています。

新日本プロレスと全日本プロレスのパワーバランスに配慮した後が見受けられますが、S小林戦、第1回ワールド・リーグ戦優勝、タイガー・ジェット・シン戦、大木金太郎戦、S小林との再戦など年間を通して獅子奮迅の大活躍を見せた猪木が最優秀選手賞と年間最高試合賞をダブル受賞。

またジャック・ブリスコを降し日本人初のNWA世界ヘビー級王者となった馬場が最高殊勲選手賞を受賞。

S小林が年間最高試合賞と敢闘賞の2つを受賞したのは猪木との2連戦が高く評価されたものでした。

「最優秀選手賞」と「最高殊勲選手賞」を両方制定しなければならなかったのは苦慮した部分でしたが、馬場、猪木「両雄並び立たせる」にはこうせざるを得なかったと思います。

【正解解説】76年12月8日新日本プロレス横浜文化体育館大会。メインイベントは坂口征二&S小林組にパターソン&ラリー・ヘニング組が挑戦した北米タッグ選手権試合。これまで両チームの対戦は11月25日、鹿児島大会では王者組が2−1で2フォール奪われて負け、12月1日、岩国大会では1−1から両リンの引き分けでしたが王者組は1フォールも奪えずと王者組はいいところなし。

1本目は17分28秒、S小林とパターソンが両者リングアウトで1−1。決勝の2本目は7分11秒、坂口&S小林組がLヘニングに2人がかりのダブル・ブレーンバスターを決めて坂口が体固め。2−1で坂口&S小林組が5度目のタイトル防衛を果たしました。

試合後、坂口が「シングルの日本選手権は難しそうだが、タッグなら出来るのではないか?タッグでの日本選手権を行いたい。全日本プロレス、国際プロレスのタッグ・チャンピオンチームと対戦したい」と「タッグ日本選手権」の開催を提案し、全日本プロレスの馬場&鶴田組(この日の時点では大木金太郎&キム・ドク組にインターナショナル・タッグ王座を奪われており無冠、翌12月9日、日大講堂で王座返り咲き)、国際プロレスのIWA世界タッグ王者チー厶であるグレート草津&マイティ井上組に対戦を呼びかけています。

シングルであれば馬場、吉原功社長の「猪木アレルギー」があるところから実現は難しい、ならばタッグでどうか?ということから話が持ち上がったモノですが、最初に反応したのが国際プロレスのIWA世界タッグ王者チー厶である草津&井上組。「正式に文書として事務所に送って欲しい。吉原社長がOKすればいつでも出撃する」と臨戦態勢。

どのような回答をするか注目されていた馬場は「基本的には賛成、坂口の発言には勇気がある。まずは正式に文書を送付してもらい、その後に3団体のフロントで話し合いを持つようにしてもらいたい」と同調しました。

馬場も猪木&新間寿ラインではなく、誠実な人柄を評価している坂口からの発言だけにいきなり入口でシャットアウトは出来なかったのでしょう。

しかし年明けの77年1月、坂口&S小林組は新日本プロレスマットを襲ったタイガー・ジェット・シン&上田馬之助組の凶悪コンビに北米タッグ王座を奪われてしまい、話は頓挫してしまいました。

※対戦成績は421戦64勝357敗、勝率152。 
※年間成績は50戦5勝45敗、勝率100。

           (完)
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