輝莉「初日から大変な事になっちゃったね・・・・」
夕方の食堂で夕食を(メニューがなんて書いてあるのかわからなかったので見た目で選んだ)とり、入浴をすませて(個人の部屋にはない。生徒全員が使う温泉みたいなところだが、温泉ではない)2人の部屋に戻ってきたところである。
夕食時にも入浴時にもこっちをみてコソコソ声で何かを話している。きっと講堂の事だろう。
だが今は・・・・律音達はいない。卒業した彼女達がしてやれるのは入学の面倒をみるまでなのだ。
祷姫奈「そうですね・・・・でももう律音さん達には頼れないし、頑張るしかないですよ」
輝莉「そうだけど・・・・祷姫奈ちゃんは良いよね・・・・特殊な人なんだもの」
祷姫奈「女神のカってことですか?もしそうでも、ちゃんと練習しなきゃ、『ああ、VRANO=METRIA様の推薦なのに、入学式のはハッタリ?』って言われちゃいますよ」
輝莉「そうだよね。私もちゃんと勉強しなきゃ」
とりあえず2人共疲れているので、すぐにベッドで眠ることにした。
輝莉「・・・・・・・・」
輝莉は眠れず、反対の壁のほうにあるベッドをみる。声をかけてみたが返事がない。眠ってしまったのだろう。
ふと、ノックの音がしたので、起き上がってドアを開けた。理事長がそこにいた。
「祷姫奈さんは?」
輝莉「眠ってしまったようです」
と、輝莉は廊下に出てドアを閉めた。
「そう。今日はお疲れ様。エトワールに勝負を挑まれるなんてこれも縁かしら」
輝莉「縁・・・・ですか?」
「そう。律音ちゃんも入学式ではないけれど、エトワールに目をつけられて勝負を挑まれてたの。その時もエトワール選ではなかったから結果がどうであれ、影響はしなかったけれど・・・・」
輝莉「・・・・勝ってしまったんですか?」
「まぁ、そういう事ね。で、エトワール選で正式に勝って勲章を手にし、卒業するまで剥奪されることなく先日卒業したわ。貴女達には期待してるのよ」
輝莉「たち・・・・って・・・・私にも・・・・ですか?」
「日本のアイドルスカウト全国大会で優勝したのでしょう?それに・・・・観月輝弥さんの娘さん。これはおもしろくなりそうね。ああ、アリアさんの事は古い記録で知ったのよ。律音ちゃん達みたいに5箇所の勲章じゃなくてすべてのエトワール位を手にしたって記録があったわ」
輝莉「そうですか・・・・祷姫奈ちゃんはすごい人の娘さんだったんですね」
「2人でカを合わせて頑張って・・・・っていったらプレッシャーで眠れなくなりそうね。でも貴女にも期待してるから。それじゃあおやすみなさい」
そう言うと理事長は去って行った・・・・。それを見送る輝莉。
緊張とプレッシャーは確かにある。でも理事長の期待・・・・それにVRANO=METRIA3人も推してるし頑張らないと。
輝莉はベッドに戻り・・・・眠った。ただし、自分のベッドではなくて祷姫奈のベッドに。
輝莉「祷姫奈ちゃん。カを分けてもらえるかな。一緒に頑張ろうね」
そう呟いて祷姫奈を抱いて眠った-------------------
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