全日本プロレス86年「創立15周年記念世界最強タッグ決定リーグ戦」、開幕戦、11月22日後楽園ホール(テレビ生中継、観衆2,800人超満員発表)大会、生中継とあって試合開始は午後6時。私はこの興行は会場観戦しています。
開幕戦の公式戦は3試合。メインイベントは公式戦、ドリー・ファンク・ジュニア&テリー・ファンク組のザ・ファンクスとリック・マーテルトム・ジンク組の対戦。
初来日のジンクは跳躍力のあるドロップキックで後楽園の目の肥えた観客を唸らせましたが、最後は老獪なテリーがジンクが回転エビにきたところを切り返して13分31秒、エビ固めに決めてフォール勝ち。ファンクスが1戦1勝の2点、マーテル&ジンク組は1戦1敗の0点。
セミファイナルはインターナショナル・タッグ王者チームの長州力&谷津嘉章組とアジア・タッグ王者チーム、スーパー・ストロング・マシン&阿修羅・原組の公式戦が開幕戦で早くも実現。
谷津が原をバックドロップの要領で担ぎ上げたところへ、長州がコーナー最上段からフライング・ニードロップを決め谷津がそのまま後方にバックドロップでマットに叩きつけ、原がフラフラと立ち上がったところ、長州がロープに飛んでのリキラリアットからフォール。長州が11分3秒、体固めに原を沈めて長州&谷津組がフォール勝ち。
マシン&原組が暴走しての反則負けになるかと思われましたが、ピンフォールで決着がついたのは意外でした。長州&谷津組は1戦1勝の2点、マシン&原組は1戦1敗の0点。
セミ前にはジャンボ鶴田&天龍源一郎組の鶴龍コンビが登場、キラー・カーン&テリー・ゴディ組との公式戦。
鶴田がKカーンに逆エビ固めを決めたところへゴディが入りラリアットでカット。そのゴディを天龍が延髄斬りで場外に落とし、エプロンに上がってきたところへ鶴田がラリアットを決め再び場外へ。鶴田がKカーンヘコブラツイストを決めたところへ、今度はゴディが椅子を持ってリングに入り鶴田、天龍を攻撃し11分24秒にKカーン&ゴディ組の反則負け。鶴田&天龍組は1戦1勝の2点、Kカーン&ゴディ組は1戦1敗の0点。
開幕戦は特に波乱もなく順当な星取となりました。テレビ生中継ということもあり、入場セレモニーも入れるとメインが最後まで入らない可能性もありましたが、メインが鶴田&天龍組でも、長州&谷津組でもなく、ピークを過ぎたファンクスというのも馬場らしい、外国人ビッグネームを尊重するマッチメイクと言えます。
前年度優勝、PWF世界タッグ王者チームであるスタン・ハンセン&テッド・デビアス組はタイガーマスク&石川敬士組を相手に試運転。9分35秒、石川がロープの反動を利用して相撲タックルにきたところへハンセンのウェスタン・ラリアットが決まり、片エビ固めでハンセンが石川からフォール勝ち。
国際血盟軍のラッシャー木村&鶴見五郎組はジャイアント馬場&サムソン冬木組と対戦、7分12秒、R木村がラッシング・ラリアットからの片エビ固めで冬木を倒して最強タッグエントリーチームの意地を見せました。
全日本対ジャパン、マイティ井上&大熊元司&渕正信組vsアニマル浜口&小林邦昭&寺西勇組の6人タッグマッチは浜口が7分2秒、首固めで大熊を丸め込みジャパン軍の勝利。先の「創立15周年記念ジャイアント・シリーズ」で右膝靭帯損傷により後半戦を欠場した小林が復帰しています。
ジャパン対カルガリー・ハリケーンズ、保永昇男とヒロ斉藤の後楽園の玄人ファン好みのシングルマッチは6分45秒、セカンドロープからのダイビング・セントーンを決めたH斉藤が片エビ固めで勝利。この2人は後に新日本プロレスでブロンド・アウトローズ、レイジング・スタッフで共闘することになります。
第1、2試合はいずれも全日本対ジャパン、ハル薗田は仲野信市を8分47秒、回転エビ固めで破り、小川良成と佐々木健介の若手対決は8分23秒、首固めで小川が健介を退けています。
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