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2025年10月06日07:20

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【特別編】マイティ井上さん追悼(115)

全日本プロレス86年「サマー・アクション・シリーズ」、7月27日は日曜日の長野市民体育館(観衆3,150人発表)大会。ノーテレビの興行ですが、メインイベントではスタン・ハンセン&テッド・デビアス組の保持するPWF世界タッグ王座にジャンボ鶴田&天龍源一郎組の鶴龍コンビが挑戦しました。

鶴田&天龍組は2月5日札幌中島体育センターで長州力&谷津嘉章組に敗れ、インターナショナル・タッグ王座のベルトを奪われて以来、約半年間近くタッグ無冠、ここで是が非でもPWF世界タッグ王座を奪っておいて長州&谷津組とのダブル・タイトル戦を実現させたいところです。

両チームはテレビ生中継の7月19日長崎県島原市体育館でノンタイトルで前哨戦を行い、8分14秒、両チームリングアウトとなっており本番は決着戦、しかし試合はまた荒れ模様、カットプレーが目立つ展開となり、天龍がリング内でハンセン、デビアスに続けて延髄斬り、ハンセン、デビアスともにダメージで場外に転落。天龍がこれを追ってリング下に降り、鶴田も加わっての場外乱闘、11分48秒に両チームリングアウトの引き分けとなり、反逆&デビアス組が3度目の防衛に成功しました。

初代王者チームだったハンセン&ブルーザー・ブロディ組は前85年3月のブロディ新日本プロレス移籍により、8月の「決戦!ダイナマイト・ウォーズ」開幕前にハンセンがデビアスをパートナーに指名、PWF本部がハンセン&デビアス組を王座決定戦を行うことなく第2代王者チームに認定しており、85年8月31日、両国国技館での鶴田&天龍組、86年4月12日、熊本市体育館での長州&谷津組に次いで今回で3度の防衛、次のシリーズにはデビアスの来日予定がないことから僅か3回の防衛で1年超の長期政権となる訳です。

セミファイナルは長州&谷津組に栗栖正伸を加えたジャパン軍団トリオがキラー・カーン&スーパー・ストロング・マシン&高野俊二組と対戦、久しぶりのセミファイナル出場で張り切る栗栖でしたが6分6秒、Kカーンの「アルバトロス殺法」ダイビング・ダブルニードロップからの体固めにマットに沈んでしまいました。

全日本対国際血盟軍、ジャイアント馬場&タイガーマスク&石川敬士組vsラッシャー木村&阿修羅・原&鶴見五郎組は10分7秒に両チームリングアウト。

それにしてもテレビ生中継ではない地方興行で後ろから3つの試合のトータルタイムが約28分というのはチケット代に見合わないだろうと思われます。「地方で手を抜く新日本プロレス」という記事が週刊プロレスに掲載されるのは10年近く後になりますが、全日本プロレスも同じようなものです。

ザ・グレート・カブキはハル薗田とシングルマッチを行い、7分16秒に腕固めでギブアップ勝ち。ブラッド・アームストロング&ピート・ロバーツ組という魅力的なタッグチームが実現、アニマル浜口&保永昇男組と対戦、9分28秒にロバーツが保永をエビ固めで丸めこんでいます。

ザ・デストロイヤー&ヒロ斉藤組というこれまた面白いタッグチームが結成され、ロッキー羽田&渕正信組と対戦、12分1秒、デストロイヤーが足4の字固めで羽田からギブアップを奪っていますが、どうせならデストロイヤー&H斉藤組vsBRアームストロング&ロバーツ組というカードが見たかったと思うのは私だけではなかったでしょう。

全日本対ジャパン、マイティ井上&サムソン冬木組と小林邦昭&寺西勇組は10分41秒に両チームリングアウトの引き分け。大熊元司と仲野信市のシングルマッチは7分42秒、大熊がジャンピング・ヘッドバットからの体固めで快勝。百田光雄と笹崎伸司のシングルマッチは8分2秒、逆さ押さえ込みでベテラン百田が勝利。

第1試合の全日本対ジャパン若手対決、小川良成と佐々木健介のシングルマッチは9分9秒、エビ固めで小川が健介を丸め込みました。

翌7月28日、東京・永田町のキャピトル東急ホテルにおいて本連載で既に書いた通り、元大相撲の幕下、琴天山ことジョン・テンタの全日本プロレス入団が正式に発表されています。
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