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2025年09月07日10:28

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【特別編】マイティ井上さん追悼(86)

86年「チャンピオン・カーニバル」4月1日新潟県上越市リージョンプラザ・インドアスタジアム大会(観衆2,100人発表)。私事ですが、この日は新卒で社会人になった日でした。社会に入るとプロレス観戦の数が激減するのでは?という懸念はありましたが…?

メインイベントは全日本プロレス最強トリオ、ジャイアント馬場&ジャンボ鶴田&天龍源一郎組とスタン・ハンセン&テッド・デビアス&オレイ・アンダーソン組、ロン・バスのポジションが前年から下がったので、このトリオが今シリーズ参加外国人の中では最強トリオと言えそうですが試合は9分50秒に両チームリングアウトの引き分け。

セミファイナルではついにスーパー・ストロング・マシン&ヒロ斉藤&高野俊二組のカルガリー・ハリケーンズが待望の全日本マット初参戦。初戦は馬場らしく、いきなり全日本本隊との対戦は避けて、新日本プロレス、ジャパンプロレスで何度も対戦経験のある長州力&谷津嘉章&小林邦昭組とのカードが組まれました。

ノーテレビとは言え、フリー3人が集まったプロダクションであり、組織としては脆弱なハリケーンズは初戦でインパクトを与えて存在感をアピールせねばなりません。

ハリケーンズはジャパンのナンバー2である谷津に狙いを定め、谷津の左足を集中攻撃。マシンが谷津を場外に転落させて左足を鉄柱に打ち付け、さらにイスを使って左足をメッタ打ち。谷津はリングに戻ることが出来ず、5分25秒、マシンが谷津にリングアウト勝ち。初戦を白星で飾りました。

谷津はこの一戦で左足を負傷、翌日から欠場となりました。選手数が少ないジャパンプロレスは寺西勇に続いての谷津の欠場は手痛い限りでした。

ジャパン対国際血盟軍、キラー・カーン&アニマル浜口組とラッシャー木村&鶴見五郎組は12分11秒、Kカーンが鶴見を「アルバトロス殺法」ダイビング・ダブルニードロップからの体固めで鶴見をフォール。

全日本対国際血盟軍、ロッキー羽田とヒットマン、阿修羅・原のシングルマッチは6分17秒、原がヒットマン・ラリアットからの体固めで勝利を飾りました。

全日本対ジャパン、タイガーマスク&サムソン冬木組vs保永昇男&仲野信市組はヘビー級転向のタイガーマスク&冬木組が体力的に上回り14分34秒、ジャンピング・スクリューキックからの片エビ固めでタイガーマスクが仲野を倒しました。

石川敬士とバスのシングルマッチは5分37秒に両者リングアウトの引き分け。やはりバスの番付は今回も上がらないか…。全日本同士のグレート小鹿&大熊元司組の極道コンビとマイティ井上&渕正信組は12分21秒、小鹿がM井上に急所攻撃を見舞って極道コンビの反則負け。

第1、2試合は全日本対ジャパンのシングルマッチが組まれ、ハル薗田と永源遙の対戦は11分49秒、薗田が首固めで永源を丸め込み、百田光雄は佐々木健介を6分3秒、逆エビ固めでギブアップさせて全日本が2連勝しています。

カルガリー・ハリケーンズの猛攻で左足を痛めた谷津は4月2日富山県魚津市総合体育館から欠場、エントリーしていたUNヘビー級王座決定リーグ戦は棄権となりました。4月3日富山市体育館で予定されていたオレイとの公式戦は不戦敗。

4月4日新潟市体育館ではKカーンとオレイの公式戦が組まれ、5分38秒、椅子を持ち出したKカーンが反則負けとなり、オレイは早々と2戦1勝1不戦勝で4点を獲得。

4月5日横浜文化体育館(テレビ収録、観衆4,800人満員発表)、この日は土曜日で本来ならば生中継の日でしたがプロ野球が開幕し、後楽園球場からの巨人vs大洋戦が入り当日深夜からの録画中継に変更されました。

メインイベントは前週の開幕戦、3月29日後楽園ホールでインターナショナル・ヘビー級王者、鶴田とのトリプルタイトルマッチで両者リングアウトでAWA世界ヘビー級、PWFヘビー級の二冠王座を防衛したハンセンにジャパンプロレスの総帥、長州が挑戦。

新日本プロレス時代はハンセンのウェスタン・ラリアットの前に何度も血ヘドを吐かされた長州でしたが、ジャパンプロレスのエースとなって前85年5月13日、ジャパン自主興行大阪城ホール大会で4年ぶりに一騎討ち。17分47秒、両者リングアウトの引き分けとなり、初めてハンセンと肩を並べることが出来た訳ですが、この時はノーテレビ。今回は全日本プロレスのメインイベント、タイトルマッチで日本テレビで全国中継されるだけにみっともない試合は出来ません。

ハンセンのラリアットを長州がかわし、レフェリーのジョー樋口に誤爆、樋口レフェリーが場外で失神している間に長州がバックドロップを仕掛けようとしましたが、ハンセンのセコンドであるテッド・デビアスが入ってきてこれを妨害。長州のセコンドのKカーンが見かねてリングに上がり、デビアスを場外に投げ落としました。

ハンセンと長州はリング中央で殴り合い、そこへサブレフェリーのタイガー服部が入って来て試合続行を促しましたが、ハンセンが服部を殴り飛ばしてしまい、18分27秒、ハンセンの反則負けとなりました。これによりAWA世界ヘビー級王座は防衛しましたが、反則でもタイトルが異動するPWFルールにより、PWFのみ移動。長州が第11代王者となっています。

これにより長州はインターナショナル・タッグ王座と併せて二冠王者となり、これより2年前まで馬場が巻いていた2本のベルトを手中にしました。日本テレビの意向か、馬場が大幅に譲歩したことになります。

セミファイナルはUNヘビー級王座決定リーグ戦、天龍とオレイの公式戦、曲者オレイの反則ラフファイトにめげず短期勝負に出た天龍は5分39秒、パワーボムからのエビ固めで曲者オレイを倒して1勝1時間切れ引き分けの3点、オレイは2勝1敗の4点となりました。

馬場&鶴田組の師弟コンビはセミ前に登場、デビアス&ロン・バス組と対戦、8分28秒、鶴田がフライング・ボディシザースドロップからの体固めでバスを降して完勝。バックドロップを出すまでもない見事な勝ちっぷりでした。

マシン&H斉藤&高野組のカルガリー・ハリケーンズが日本テレビに初登場、全日本プロレス本隊とついに激突、タイガーマスク&石川&渕組との対戦。9分28秒、マシンが渕を魔神風車固めでフォールしハリケーンズがテレビ初登場を白星で飾っています。

ジャパン対国際血盟軍、Kカーン&永源&仲野組vsR木村&原&鶴見組は8分27秒、R木村が永源をブルドッキング・ヘッドロックからの体固めで破り国際血盟軍が勝利。結成以来初のタッグ王座挑戦が決まっている国際血盟軍はここで負ける訳にはいきません。ジャパン軍は谷津、寺西勇の欠場が痛く、戦力ダウンしてしまいました。

全日本対ジャパン、M井上&薗田組ル浜口&小林邦組は10分1秒、浜口が薗田を回転エビ固めに降し、ジャパン軍の切り込み隊長の意地を発揮しました。全日本同士の小鹿&大熊組の極道コンビと冬木&ロッキー羽田組の一戦は13分15秒、大熊がジャンピング・ヘッドバットから羽田を体固め。極道コンビはまだまだ強いです。

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