2017年5月4日DDT大阪・豊中市ローズ文化ホール(観衆340人満員発表)大会。
第4試合にフリー参戦した高山善廣(高山堂)は樋口和貞&勝俣瞬馬とのトリオでHARASHIMA&高尾蒼馬&ヤス・ウラノ組と6人タッグマッチで対戦、当日会場にいた観客からSNSに投稿された複数の情報によると、高山は前方回転エビ固めの失敗でマットに頭を打ち、動けなくなったようです。
試合が中断され、12分45秒、高山のレフェリーストップ負けの裁定となり、鶴見亜門GM(今林久弥)からは「意識はあって会話もできるが大事をとって救急車で搬送」とのアナウンスがリング上からなされました。
前方回転エビ固めはつなぎ技の一つで特に危険とは通例みなされないかが、かけることで自らの頭から突っ込むリスクはある。特に高山の場合は、自らの体重がかかってしまった可能性もあります。
一夜明けた5月5日、主催者であるDDTが検査結果と当面の欠場を発表しています。以下オフィシャルサイトから引用してみたいと思います。
・高山善廣選手の診断結果ならびに欠場のお知らせ DDTプロレスリング公式サイト
昨日のDDT豊中大会の試合後、病院に救急搬送された高山善廣選手ですが、検査の結果、頸髄損傷および変形性頚椎症という診断が下りました(病名等は現時点で考えられるものであり、今後の検査等を進めていくにより変わることがあるとのことです。)
よって、5月6日のつくば大会以降、しばらくの大会を欠場いたします。復帰時期は未定となります。
高山選手の試合を楽しみにしていたファンの皆様には、深くお詫び申し上げます。
なお、つくば大会の変更後の対戦カードに関しましては決定し次第、発表させていただきます。
何卒ご了承いただけますよう、よろしくお願いいたします。
5月6日、DDTつくばカピオ大会の試合前、会場にて5月4日豊中のアクシデントで負傷した高山に関する会見が行われました。会見には高木三四郎社長、鶴見亜門GM、松井幸則レフェリーが出席。
鶴見GM「先日の豊中大会の第4試合の最中に高山選手がアクシデントで首を痛めてしまいまして、急きょ救急車で病院に搬送されました。検査の結果、頸髄損傷および変形性頸椎症という診断が下りました。なお、この病名は現時点で考えられるものでありまして、今後検査を進めていくことによりまして変わることもあるとのことでございます。よって本日のつくば大会以降、しばらくの間、欠場することになります。当日の試合直後の状況を松井レフェリーのほうから説明させていただきます。」
松井「この試合を自分がレフェリーをしていたわけではなかったんですが、自分が会場内でこの試合を見ていました。レフェリーは木曽(大介)がやっておりまして、高山さんがリングの上に寝そべって、横になって、動かなくなった。木曽のほうが異常を察知して、即座に試合を止めたということです。自分はその後リング内に入りまして、高山さんの状況をチェックさせていただいたんですけど、意識はひじょうにハッキリしておりまして会話もしたんですが、とりあえず体が動かないということで。これは緊急事態だということで救急車を呼んでサードロープを外して高山さんを運ばせていただきました。救急車が来るであろう、一番近い搬入口のほうに運んで救急車を待ったという状況です。」
鶴見GM「救急車に乗り込むまでは高木社長が付き添ってましたので、その時の状況を説明してもらいたいと思います」
高木代表「試合はモニターで見ていたんですけども、私も異常を察知しまして、搬入口のほうからですね。2階の会場だったので、そこから1階に降りるまでの間、そして救急車が搬送するまでの間、高山選手と会話できておりましてですね。本人もケガをした時の状況を話したりしておりました。そのなかでは意識もハッキリとはしていたので、わりと会話も普通にはできていたので。救急車で搬送するまでの間、私が荷台を支えて搬送して、その時に『高木さんごめんね』という一言をもらってですね。その後、私どものほうでも病院に向かいまして、ご家族の方にもご連絡して病状のほうもそこで聞かされました。一応ご家族の方とは毎日連絡は取ってる状況でして、ご家族の方と高山選手の間では会話もされてるということは聞いております」
鶴見GM「きょうの話になるんですが、大阪府内の頸髄を専門にしたドクターがいらっしゃる病院に転院されたということでございます。また今後の回復状態に関しましてはわかり次第、逐一ご報告させていただきます。また、高山さんはフリーとしてさまざまな団体に参戦していらっしゃいました。しかも本人が直接オファーを受けていらっしゃいましたので、今後参戦が決まっている団体さんやプロモーションさんのほうで高山さんと連絡がつかないという方がいらっしゃいましたら、DDTを窓口とさせていただきますので、DDTまで連絡をいただけたらと思います。DDT選手スタッフ一同、高山さんの一日も早い回復をお祈り申し上げております」
以下は質疑応答。
高木代表「(回転エビ固めをかけて、それが不完全な形になった?)映像で確認したところ、そうですね。そこまで不完全には見えなかったんですけど、やはりちょっと踏み込みが、頭から落ちてしまった形ですかね。
(まず搬送されたのは普通の総合病院?)そうですね、普通の総合病院です。(そこからきょう)頸髄の専門のドクターがいらっしゃる病院へと、今朝方転院されたということで連絡を聞いております。
(今日になっての状況は?)ちょっとまだそこまで詳しいことはわからない状況ですので。ただ、ご家族の方とも普通に会話はできている状況とは聞いてます。まだやった直後でもありますし、腫れとかが引かないとまだ細かいことは言えないというのもあるので、何日か経過を見てからでないと(詳細は)言えないということでしたので。
(今はご家族が付き添ってる?)そうですね」
鶴見GM「(KO−Dタッグ王者になったが)いま決まっている段階では、5月21日の札幌大会のタイトルマッチは白紙ということになります。また5月28日、KO−D無差別級の挑戦も白紙ということですね」
高木代表「(今後の様子を見て判断?)そうですね、状況を見てですね。(出る可能性も?)いまはちょっと(言えない)。僕らとしては一日も早く回復を願うことしかできないので。(返上にはならない?)それも含めて(考える)。
(麻痺の状況、体の動く範囲などは?)現状では私もお医者さんのほうからはうかがってないので。ただ会話もできている状況は聞いております。これは経過を見ないと病院のほうでもお話できない部分があるかと思いますので」
松井「(当日は動揺も広がったと思うが、選手の様子は?)動揺がなかったわけではないと思いますけど、各選手が気を引き締めていつも通りの試合をしてくれたと思います。(当日は竹下(幸之介)がマイクで締めた?)そうですね。最後も『帝王学を教えてくれると約束したので待っている』みたいなアピールはありました」
その後しばらく様子が伝わってきませんでしたが高山善の現状についての会見が2017年9月4日の後楽園ホール展示会場で行われ、頸髄(頸髄)完全損傷で回復の見込みはないと診断されたことが発表された。
この状況を受けて、高山を支援する団体「TAKAYAMANIA」の設立が発表された。賛同するプロレス団体等の会場への募金箱設置、高山プロデュースによる興行の開催などを通じて治療費等の支援に充てられる。また寄付のための募金口座も公開されました。(この項続く)
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