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2025年07月30日07:15

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【特別編】前田日明のYouTubeにおける問題提起について(108)

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09年3月15日、ディファ有明では丸藤正道プロデュース興行第2弾「不知火 為虎添翼(いこてんよく)〜虎の巻〜」(観衆1,400人発表)が開催されています。

大会プロデューサーの丸藤は右膝前十字靭帯断裂により今大会を欠場。4月9日にも手術をする予定で、試合前にリングに立った丸藤は「本当に申し訳ありません。今の状態だと皆様に満足してもらえるような試合が出来ません。来月に手術をうけてしばらくリングを離れることになりますが必ず戻って来ます。4月5日にDDTさんで飯伏選手とシングルマッチをやるはずだったんですが、それも出来なくなりました。申し訳ありません。」と挨拶。復帰は「早くて年内」ということでした。

第1試合は小川良成と菊地毅のシングルマッチ。かつて、全日本プロレス時代、世界ジュニアのベルトを賭けて何回も対戦した両者でしたが、試合はわずか59秒、小川のジャックナイフ式エビ固めに菊地がフォール負け。

第2試合は「元大相撲vs元自衛隊」田上明&泉田純至組と杉浦貴&谷口周平組の一戦。杉浦が泉田をアンクルホールドでギブアップさせています。

第3試合、「ヘビーvsジュニア」8人タッグマッチ、三沢光晴&森嶋猛&齋藤彰俊&川畑輝鎮組vs青木篤志&伊藤旭彦&平柳玄藩&太田一平組は川畑がダイビング・セントーンで太田を破っています。

第4試合、志賀堅太郎デビュー15周年記念試合、小橋建太&本田多聞組vs志賀&金丸義信組。94年2月21日全日本プロレス館山市民センターでの浅子覚戦でデビューの志賀の記念試合は「バーニング」対決となりました。試合は小橋が志賀の15周年を祝う強烈なチョップのお祝いを見舞っていきました。試合は本田の回転地獄五輪パート�兇料阿忙峅譴�丸め込められてしまいフォール負け。記念試合を白星で飾ることは出来ませんでした。

第5試合、「ヨネ軍vs健介オフィス全面戦争」8人タッグマッチ。力皇猛&モハメドヨネ&鈴木鼓太郎にレジェンドヒール百田(光雄)が加わり、佐々木健介&中嶋勝彦&起田高志&宮原健斗組と対戦。

この日、ヨネ軍のユニット名が「DIS OBEY」に決定。試合は鼓太郎がブルーディステニーからのスリーパーホールドで宮原を絞め落とし、DIS OBEYが勝利。試合後、なおも健介オフィス勢に襲いかかるDIS OBEYに森嶋が救援に入りました。

これで森嶋と健介がタッグチームを結成。次期「グローバル・タッグリーグ戦'09」へのエントリーをアピールしています。

セミファイナルは佐野巧真デビュー25周年記念試合。当初丸藤はこの試合に入る予定でした。

佐野は84年3月3日、新日本プロレスの後楽園ホール大会での仲野信市戦でデビュー。同日デビューした同期には「リバプールの風」となった山田恵一がいます。

佐野以外は「丸藤だらけ」というコンセプトだったこの試合、佐野は丸森太二(石森太二)と組んで丸藤正道?(井上雅央)、丸ビン(リッキー・マルビン)組と対戦。佐野がノーザンライトボムで丸藤正道?をフォールして、記念試合を勝利で飾りました。

メインイベントは秋山&KENTA組vs潮崎&橋誠組。手の合わない秋山とKENTAは仲間割れするかという懸念もありましたが、何とか試合は成立。KENTAがgo2sleepで橋をフォールしました。

試合後、潮崎は秋山のGHCヘビー級王座へ挑戦を表明。また、日本武道館に続いて黒覆面が姿を現しまたもKENTAを襲撃しています。

日本テレビ「プロレスリング・ノア中継」09年3月29日深夜0時55分より放送の最終回は次代を担うヒーローとして潮崎を特集。

3月1日日本武道館での杉浦&潮崎組vs中邑真輔&ミラノコレクションA.T組の試合と潮崎のロングインタビューが放送され、54年2月19日蔵前国技館での日本初のプロレス国際試合、力道山&木村政彦組vsベン&マイクのシャープ兄弟以来、途中2度の打ち切りはあったものの、55年間続いた日本テレビのプロレス中継の歴史は幕を閉じました。

4月以降も日本テレビ系列のCS放送「日テレジータス」による原則月2回の完全中継「プロレスNOAHスペシャル」、毎週2時間枠でより詳しく試合を見せる「NOAH di コロッセオ」は引き続き放送されました。

またスカパーのプロレス、格闘技専門チャンネル「ファイティングTVサムライ」においても、4月から原則月2回、120分枠で中継が約7年ぶりに再開されました。

基本的に後楽園ホール、日本武道館の試合は日テレジータスが優先的に中継、地方の主要大会はサムライが中継し、ホームのディファ有明については両局で交互に中継されました。

話は前後しますが、この時期、三沢光晴のテーマ曲「スパルタンX」がヴァージョンチェンジしています。

90年「スーパー・パワー・シリーズ」の開幕戦でタイガーマスクのマスクを脱ぎ、素顔になった三沢はこのシリーズから入場テーマ曲にジャッキー・チェン主演の映画「スパルタンX」のテーマ曲を使用。お馴染みのイントロが流されると館内大「ミサワ・コール」が起きるのが定番となっておりました。

当初VAPから発売されていたアルバムにはピストルの効果音が入っていませんでしたが、00年の初めに発売された全日本プロレスのベスト版テーマ曲集にはピストルの効果音入りのものが収録され、ファンを喜ばせました。ノア旗揚げ後はイントロにピアノのスローヴァージョンがつけられていました。

カバーヴァージョンが使用されるようになったのは私の記憶が正しければ09年3月1日の日本武道館大会から。三沢はサムライTVの特番の中で「版権の関係で使えなくなったから」と一言だけコメントしています。

正直19年にもわたって親しまれた「スパルタンX」がオリジナルではなくなってしまったのはかなり違和感がアリアリでした。

このカバーヴァージョンの入ったノアのテーマ曲集アルバムは09年5月にVAPから発売されていますが、プロレスのテーマ曲集も当時はは発売されることも珍しくなっていたにも関わらず、なかなかの売れ行きだったそうです。

4月11日後楽園ホール(観衆1,800人発表)大会より第2回目となる「グローバル・タッグ・リーグ戦'09」が開幕。

前年度優勝チームのバイソン・スミス&齋藤彰俊組、三沢&潮崎組、健介&森嶋組、高山善廣&杉浦組、秋山&谷口組、田上&井上組、力皇&ヨネ組、ディーロ・ブラウン&ブキャナン組の8チームが参戦し激闘を展開していくことになりました。

5月6日日本武道館大会「グローバル・タッグリーグ戦'09」最終戦は9,000人の観客発表。

この日はタッグリーグ戦以外にもいろんな見所がありました。

第3試合、KENTA&石森組vs中嶋&起田組。KENTAがgo2sleepで起田をフォールしましたが、試合後にまたしても黒覆面が登場。

この時点で黒覆面はKENTAのパートナーの石森説が有力で、この日も両者のタッグワークはギクシャクしていました。

しかし、試合後に現れてKENTAを襲った黒覆面が自らマスクを脱ぐと正体はリッキー・マルビンで、KENTAの持つGHCジュニア・ヘビー級王座への挑戦を表明。黒覆面疑惑を向けられた石森も面白いはずもなく、KENTAのベルト挑戦に名乗りを上げました。

KENTAは「3WAYでどうだ?」とアピールしましたが、そこへ花道からGHCタイトル管理委員長のジョー樋口が現れ「2人で最初に勝負して、勝った方が王者に挑戦しなさい。3WAYなんて認めない」とジョー裁定。

結果、5月18日のディファ有明で石森とマルビンが挑戦者決定戦を行い、その勝者がKENTAの王座に挑戦することとなりました。

2000年代も終わりに近づいたこの時代に黒覆面とはあまりにベタな感じもしなくはないですが、話題作りの為に一生懸命に考えたアングルだったのではないでしょうか。

元ネタは新日本の海賊男や白覆面だろうと思いますが、そういうのが苦手なノアの選手が取り組んだ姿勢は評価するところまではいかないにせよ、認めたいと言うのが私の個人的見解です。

第4試合はノアと新日本プロレスの対抗戦、金丸&平柳組vs獣神サンダー・ライガー&金本浩二組。

悪童・玄藩は入場時、ライガーが脱ぎ捨てたコスチュームを着用してコーナーに上り、ライガーのポーズを真似るという命知らずぶり。試合はやはり平柳が狙われる展開になり、ライガーと金本にボコられる展開に。

しかし、平柳もライガーのマスクに手をかけたり、金本に顔面ウォッシュやアンクルを見せるなど随所でらしさを発揮して見せました。ライガーの掌底を受けた金本がムーンサルトプレスからアンクルホールドを決め、平柳はギブアップ。対抗戦は新日本の先勝となりました。

第5試合も対抗戦。鉄人・小橋が対新日本に乗り出し、伊藤とのタッグで天山広吉&「レインメーカー」変身前の岡田かずちか組と対戦。

小橋の逆水平チョップと天山のモンゴリアン・チョップの打撃戦で試合はスタート。若手の伊藤と岡田も懸命のファイト。岡田がノータッチのトペコンを見せれば伊藤は伸びのあるジャーマン。

岡田は果敢にも小橋にチョップを打ち込んでいきますが小橋は仁王立ち。逆に小橋のチョップ一発で吹っ飛ばされます。伊藤も天山のヘッドバットを何発も食らいながらも立ち向かっていきました。

小橋が天山にハーフネルソン・スープレックスを狙うが岡田がドロップキックでカット。天山が小橋にアナコンダ・バイスを決めると伊藤がストンピングでカット。

最後は小橋の剛腕ラリアットが決まり、岡田がフォール負け。小橋&伊藤組が勝利しこの日の対抗戦は1勝1敗となりました。

最終戦の公式戦は4試合組まれました。最終戦の前までに優勝の可能性が残されているのは1位、8点のGHCタッグ王者チーム、バイソン&彰俊組と力&ヨネ組、健介&森嶋組の2位で7点の三沢&潮崎組の4チーム。

第6試合は田上&井上組vsディーロ&ブキャナン組。ブキャナンがアイアンボムからの片エビ固めで井上をフォールしRODは勝ち点7、田上、井上組は勝ち点2でリーグ戦を終了しました。

第7試合、秋山&谷口組vs力皇&ヨネ組、ゴング前から奇襲をかけたDISOBEYは花道で秋山を襲撃。ガウン姿の秋山に向かってヨネがDDT。

これでペースをつかんだ力皇、ヨネ組はサンドイッチラリアットで谷口をダウンさせると秋山に力皇がパワーボム、ヨネがギロチンと攻め立てる。谷口も力皇にリフト系の大技を見せていきます。

試合はヨネの一瞬の隙をついた秋山がトルネードクラッチ(秋山クラッチ)で丸め込んで僅か5分。カウント3が入り、秋山&谷口組の勝利。

丸め込みによるフォール負けで怒りの収まらない力皇&ヨネの「DIS OBEY」が2人がかりで秋山&谷口を攻撃、そこへ試合を終えた小橋が救援に入り、力皇&ヨネをチョップで攻撃。しかし、ここで力皇が小橋に向けてラリアット。

力皇、ヨネ組はブーイングの中退場。小橋は秋山とガッチリ握手をし、今後は共闘していくことをアピールしましたが、残念ながらその後のノアをめぐる急展開に、小橋&秋山組は実現出来ないままになっています。

秋山&谷口は勝ち点6、力皇&ヨネ組は勝ち点8にとどまり、自力優勝の目は消えました。

セミファイナルはバイソン&彰俊組vs高山&杉浦組。勝てば2連覇となるバイソン&彰俊組はスタートから試合を優位に進め、合体攻撃を杉浦に決めていきました。

彰俊のスイクルデスがバイソンに誤爆するや、高山、杉浦組が反撃。彰俊のスイクルデスをかわした杉浦は投げ捨てジャーマンの連発からアンクルホールドで締め上げると、カットに入ろうとしたバイソンに高山が投げ捨てのエベレストジャーマン。

これでバイソンは戦闘不能となり、孤立した彰俊を高山、杉浦組が集中攻撃。高山のニーリフト、合体式のニーリフト、杉浦の張り手の連打。

スタミナの切れた彰俊に杉浦はさらに張り手を叩き込んでからオリンピック予選スラムからフォールの体制に入り片エビ固めでカウント3。杉浦が彰俊を破り、高山&杉浦組、バイソン&彰俊組共に勝ち点8で公式戦を終了。

優勝の行方はメインイベントの三沢&潮崎組vs健介&森嶋組の勝敗に委ねられることとなりました。

先発は潮崎と健介、冒頭からチョップの打ち合いでスタート。タックル合戦を制された潮崎はフライング・ショルダータックル。手四つの体制からまたもチョップの応酬へ。

ここで森嶋が入り、潮崎は三沢と交代。エルボーの打ち合いから三沢さんのバックエルボー。ダウンする森嶋だがすぐさまタックルで反撃。三沢は潮崎にタッチ。

チョップで攻勢に出た潮崎は前方回転エビ固めにいくも森嶋はヒッププレスでこれを押し潰す。

代わった健介は潮崎をコーナーに追い込んでチョップとラリアットを交互に打ち込んでからブレーンバスター。森嶋も串刺し式のヒップアタック。

森嶋は潮崎を花道に連れ出すとそこへ健介が走り込んでのチョップの連打。リング内に潮崎を入れると森嶋はスリーパーホールド。ここで健介に交代、健介はハンマーからコーナーに上っていた森嶋を潮崎めがけ投げつける連係から逆エビ固め。

潮崎はロープへエスケープ。しかし、交代した森嶋はモリシ・ハンマー。ダウンする潮崎。森嶋がコーナーに振ろうとするも潮崎は崩れ落ちる。

森嶋はキャメルクラッチの体勢に潮崎を捉えると潮崎の胸板に健介が逆水平を打ち込んでいく。健介と森嶋は二人がかりでハンマーを連打。潮崎は健介にチョップを見舞っていくが健介はラリアット、代わった森嶋はコブラクラッチで潮崎を締め上げる。

森嶋のガットショットをキャッチした潮崎はドラゴンスクリュー。だが、森嶋はすぐに立ち上がるとボディプレスを3連発。健介は串刺し式ラリアットを見せるが潮崎はフランケンシュタイナーで切り返すとトラースキック。続けてジャーマンを決めてようやく三沢とタッチ。

健介をエルボーで攻め立てた三沢でしたが、逆に健介のチョップを食らいフェースクラッシャー。ここで森嶋に交代し、森嶋はスカッドミサイル、ラリアット。三沢もランニングエルボーを見せるが森嶋もすぐに立ってラリアット。ここでダブルダウン。

ここで共に潮崎と健介に交代。チョップ合戦からのラリアットの相打ち。潮崎はトラースキックからラリアットを決める。

健介もキチンシンク、逆一本背負い、トルネードボム。試合の権利のない森嶋がリングに入り、エプロンに控えていた三沢をタックルでリング下に落とすと、潮崎に串刺し式ラリアット。

健介も串刺し式ラリアットで続き、コーナーの森嶋を雪崩式ブレーンバスターの要領で投げて潮崎の身体の上に叩き付ける連係。森嶋の160kgの全体重が潮崎のボディを直撃しました。健介はラリアット3連発からストラングルホールドでギブアップを迫る。

潮崎は自力でロープまで這っていく。ノーザンライトボムを予告した健介に三沢がエルボーでカット。健介と代わった森嶋は串刺し式ラリアット、裏投げと畳み掛けてから潮崎を肩に担いでダブル・インパクト狙い。

肩車から着地した潮崎はコーナーに上っていた健介に飛び付いての雪崩式フランケンシュタイナー、森嶋には投げ捨てジャーマン。

ここで三沢が入り、森嶋にエルボー、潮崎は袈裟斬りチョップ。さらに三沢のランニングエルボーと潮崎のトラースキックの連係。

三沢が森嶋にフロッグ・スプラッシュを決めた後、潮崎がムーンサルトプレス。カウント2。潮崎は袈裟斬りチョップから豪腕ラリアット狙いを予告も森嶋はその隙をついてバックドロップを見舞う。

フォールの体勢にいくも三沢がエルボーでカット、立ち上がった森嶋はラリアットから再びバックドロップを狙うがこれは潮崎が切り返す。潮崎はゴーフラッシャーで森嶋の巨体を完璧に叩き付けてフォールにいくもカウント2。

続いて三沢のエメラルド・フロウジョンと潮崎のゴーフラッシャーの合体技。フォールにいくも健介がカット。

三沢がカットに入った健介を場外に投げ落とすとリング内は潮崎と森嶋の一騎打ちに。潮崎が放ったムーンサルトプレスは森嶋が意地でカウント1で跳ね返すも続けて放った豪腕ラリアット3連発からフォールの体勢へ。22分53秒、片エビ固めでついにカウント3が入り潮崎は初めて森嶋からフォールを奪い、この試合潮崎はほとんど一人で二人を相手にし三沢&潮崎組が勝ち点9で優勝を果たしました。

健介&森嶋組は勝ち点8でリーグ戦を終了。

試合後の勝利者インタビューで三沢は「嬉しいですね。今日は俺、何もやってないんでね、シオが一人でよく勝てた。」とコメント。

パートナーの潮崎については「ホントにご苦労さん、今日は、飲み代俺のおごりで、まぁいつもだけど」と語り、館内のファンを笑わせました。

リーグ戦に優勝した三沢&潮崎組はバイソン&彰俊組の持つGHCタッグのベルト奪取へ意欲を見せました。

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