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2025年07月14日07:23

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【特別編】前田日明のYouTubeにおける問題提起について(92)

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プロレスリング・ノア07年4月ツアー開幕戦4月1日、後楽園ホール(観衆2,100人超満員発表)で開幕。開幕戦から森嶋猛&モハメドヨネ組に秋山準&力皇猛組が挑戦したGHCタッグ選手権試合がメインイベントに組まれ、この日はチケットがソールドアウト。

当時のノアの後楽園ホールでは通常、立見席の発売はなく、バルコニーも解放していないことが多いですが、この日は立見客がバルコニーに二重三重と詰め掛けていました。

後楽園ホールでGHCのノア主催興行によるタイトルマッチはこの時が初開催でした。

これを興行規模の縮小ととらえる人もいるかもわかりませんが、翌月の5月2日には新日本プロレスが永田裕志vs越中詩郎によるIWGPヘビー級選手権試合を約19年ぶりに後楽園ホールで開催しており(88年12月9日、藤波vsケリー・フォン・エリック戦以来)、乱発しなければ後楽園ホールのキャパでメジャーのタイトル戦が見られるのは賛成です。

臨機応変に試合会場を使い分けするのも興行会社の一つのビジネススキルです。

今シリーズにはテッド・デビアス・ジュニアが初来日、言わずと知れたテッド・デビアスの息子で三世レスラー。10年にはミリオンダラーマン・ジュニアのキャラクターでWWEスーパースターの仲間入りをしています。

メインイベント、森嶋&ヨネ組vs秋山&力皇組のGHCタッグ選手権試合。

秋山&力皇組はスタートから森嶋のパワー殺法、ヨネのハードコア戦法に苦しむシーンも見られましたが、森嶋に力皇のラリアット、秋山のジャンピング・ニーが決まる。ヨネが力皇をキン肉バスターにとらえたが、これは秋山がカウント2でカット。

最後は力皇がヨネに強烈な張り手を9発見舞ってからラリアット、パワーボム、ラリアットと畳み掛け、無双でとどめ。23分17秒、力皇がヨネを片エビ固め。秋山&力皇組が勝利し第14代王者チームとなっています。

セミファイナルは三沢光晴&小川良成&潮崎豪組と佐野巧真&丸藤正道&杉浦貴組の対戦。三沢はツアー最終戦の4月28日日本武道館でのGHCヘビー級王座へ挑戦の決まった佐野との前哨戦。

三沢は佐野のソバットを喉元にくらうとダウン。この日の三沢は動きに精彩を欠いていたようでした。
試合は丸藤がリストクラッチ式不知火からのエビ固めで潮崎をフォールし、佐野組の勝利となりました。

なお、この日の昼間DDTの後楽園ホール大会に丸藤が参戦。男色ディーノとのタッグでKUDO&マッスル坂井組と対戦。

丸藤のパートナー、ディーノは敵より丸藤の唇狙い。丸藤にディーノがリップロック、これに怒った丸藤はトラースキックをディーノに決めるてその反動でディーノが坂井の上に覆い被さりそのままカウント3。丸藤&ディーノ組が勝っています。

一方、GHCタッグ王座から転落した森嶋はツアーを欠場して渡米、ROHのリングで4月13日(現地時間)、ニュージャージー州エジソンでナイジェル・マッギネスをバックドロップからの片エビ固めでフォールしROH世界選手権を防衛しました。

4月ツアー最終戦、4月28日日本武道館大会は15,000人(超満員)発表。

しかし、私はこの日の武道館で1階スタンドの一部座席が黒いシートで覆われているのを見ました。座席数を減らせば満員、超満員。暗黒時代の新日本プロレスの東京ドーム大会の「座席数を減らす」のとやり方は同じです。

メインイベントは三沢に佐野が挑戦したGHCヘビー級選手権試合。開始早々、互いに顔面ソバットとエルボーの打ち合いでスタート。

ソバットの連打で三沢を場外に転落させた佐野はトペを放ち、さらに場外でソバット、ノーザンライトボム、ダイビング・フットスタンプとたたみかける。

リングに生還した三沢に佐野はアキレス腱固め。三沢もエルボーで反撃、佐野はこれにナックルで対抗。三沢は珍しくミドルキックを見せて佐野のUスタイルに対応してみせる。佐野は10発以上のソバットを三沢のボディに打ち込み、さらに延髄斬りからサッカーボールキック。

三沢は「ゾンビ」と言われたタフネスさで佐野のソバット地獄を受け切って、エメラルド・フロウジョン2発。最後はファイヤーマンキャリーからの変形エメラルド・フロウジョンを決め、16分38秒、体固めで三沢が2度目のタイトル防衛を果たしました。

試合後、三沢はTVインタビューで「猛攻の中で自らを支えてきたものは?」という質問に「最近腹が出てきたっていう噂だから、ただ出てるだけじゃねぇぞっていうのを見せないと。」と返答。会場が笑いに包まれました。

セミファイナルは秋山&力皇組に高山善廣&ヘビー級転向の杉浦組が挑戦したGHCタッグ選手権試合。先発は力皇と高山。タックル合戦は互角、代わった秋山と杉浦、杉浦は秋山に総合で練習した蹴りを見舞うも秋山はエルボーで反撃。

杉浦は力皇を逆エビにとらえると秋山がカット、エルボーを杉浦に打ち込んでいくも「来い!」と耐える。秋山は杉浦を花道に連れ出すとDDT、ジャンピング・ニー、花道から場外フェンスに杉浦の肩を強打。

ここから杉浦がつかまる展開に。リングに戻った秋山はジャンピング・ニー、力皇は張り手でダウンを奪う。再び秋山が入ってフロント・ネックロック。杉浦はスピアーを出してこれを跳ねのけます。

杉浦は秋山にジャーマン、膝蹴りからアンクルホールド。高山はカットに入った力皇にニーリフト、代わって入った高山はエベレスト・ジャーマン。これは力皇がカット。力皇のラリアットと高山の蹴りの応酬、杉浦は力皇にスピアーから中年ズリフト。力皇はノド輪落としでお返し。

杉浦はジャーマン、ドラゴン・スープレックスで力皇を追い込むもカウント2で返される。ならばとオリンピック予選スラムを決めるが、これもカウント2。

力皇はダイビング・ボディアタックから投げ捨てドラゴン、秋山はジャンピング・ニーからエクスプロイダー。力皇はぶちかましと杉浦がまたもつかまってしまいます。

力皇のパワーボムは高山がカット、杉浦は最後の力を振り絞って力皇に張り手を見舞うも力皇のラリアットから無双で3カウントが入り、27分10秒、力皇が杉浦を体固め。秋山&力皇組が初防衛に成功しています。。

防衛に成功した秋山と力皇の前に全日本プロレスのリングで活躍していたK-DOJO代表のTAKAみちのくが姿を現し、次期ツアーにディーロ・ブラウン、ブキャナンのROD勢を連れて来ると宣言しています。

セミ前はZERO1-MAXの高岩竜一にムシキング・テリーが挑戦したGHCジュニア・ヘビー級選手権試合。

試合開始直後、高岩が突如テリーを抱え上げるといきなりデスバレーボム、続けてラリアットで勝負に出ます。その後のパワーボムはテリーがウラカンラナで切り返します。

高岩の頭からいく大技の連発にテリーはペースをつかむことが出来ず、雪崩式デスバレーボム、ダイビング・エルボードロップ、さらにデスバレー・ドライバーを食ってしまいます。

本連載でも書きましたが私は個人的には高岩の頭からいく危険なドライバー系の大技は好きではない。

星川尚浩が高岩の金網からの雪崩式デスバレーで選手生命を断たれてしまった教訓が活かされていないです。

高岩はコーナーポストからの雪崩式パワーボムを狙いましたが、テリーはこれをフランケンシュタイナーで切り返してからようやくペースをつかみ、側転なしのサスケスペシャル、鉄柱を利してのアクシズスピン(619)で反撃開始。

3月4日武道館でのロッキー・ロメロ戦でフィニッシュとなった雪崩式アームホイップ(テラドライブ)からミストクラッシュでカウント3。16分48秒、甲虫王者ムシキング・テリーが第13代王者となっています。

第5試合、ドラゴンゲート勢がノアマット参戦。CIMA&横須賀亨&ドラゴン・キッドのトリオが丸藤&リッキー・マルビン&太田一平組と対戦しました。

ドラゲー勢は24日の新潟市体育館大会にも土井成樹&吉野正人が参戦、KENTA&太田組と対戦しており、土井がミサイルキックからのバカタレ・スライディングキックで太田をフォールしています。

勝った土井、吉野組はマイクでGHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権への挑戦を表明、王者チームの鼓太郎&マルビン組がリングに上がりこれを受諾。

5月12日、ドラゲー新宿FACE大会、マッスル・アウトローズ自主興行でのタイトル戦が決定していました。この日の武道館大会では、丸藤とCIMAという二人の天才対決がファンの大きな感心を呼びました。

ドラゲー勢はブーイングではなく、歓声で迎え入れられました。注目の丸藤とCIMAの顔合わせはドロップキックの相打ち。丸藤の時間差ロープワークにCIMAが幻惑されるシーンがあり、丸藤のラリアットがCIMAにヒット。

リープフロッグの応酬もお互いに高さとスピードは申し分なし。

CIMAは丸藤をコーナーに追い込んで串刺し式のジャンピング・ダブルニー、丸藤をコーナーに固定してのヴィーナス(下からの掌底アッパー)でダウンを奪い、コーナーポスト最上段からのマッド・スプラッシュは丸藤が剣山で待ち受ける。共に一歩も引かない。

しかし、連係技では6人タッグ慣れしているドラゲー勢の方が一枚も二枚も上。横須賀がコーナー上で太田を担ぎ上げるとそこへキッドが2段式の雪崩式フランケンシュタイナー。

さらに横須賀が丸藤をカナディアン・バックブリーカーに担ぎ、そこへCIMAがコーナー最上段からダイビング・フットスタンプ。

そしてそのまま対角戦上のマルビンに飛びついていったCIMAはスーパー・ドロル(バッククラッカー)を決めてみせます。最後は横須賀が太田をジャンボの勝ち!(ラリアット)から夢限(ダブルアーム式フェースバスター)で太田をフォールし、ドラゲー勢の勝利に終わっています。

試合後マイクをつかんだCIMAは「一度は出てみたかったノアの武道館、タイフーン(当時のCIMAのユニット)で出れて感謝してます。若輩者ながら一言言わせてもらいます。一平、一平ちゃん、カップ焼きそばか!、リッキー!(スペイン語)、丸藤!やっと会えたな、リング上で。次やる時は、次やるときは…」と言ってからいきなりゲップをして会場の観客をビックリさせてから「じゃあね。」と言い残してリングを後にしました。

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