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2025年07月12日09:29

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【特別編】前田日明のYouTubeにおける問題提起について(90)

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プロレスリング・ノア06年最終ツアー「Wintar Navigation '06」は11月17日後楽園ホール(観衆2,100人超満員発表)で開幕。

12月10日日本武道館大会で丸藤正道vs三沢光晴のGHCヘビー級選手権が正式に決定、また、腎臓癌の手術を行った小橋が来場し、ファンに挨拶することも発表されています。

メインイベントはGHCタッグ王座決定トーナメント1回戦。(トーナメントは全て時間無制限1本勝負)

元王者チームの森嶋猛&モハメドヨネ組か゚力皇猛&杉浦貴組と激突。森嶋&ヨネ組は6月に札幌で小橋、本田組に敗れ王座転落するまでベルトを保持しており、本命と目されておりました。試合は森嶋がバックドロップからの体固めで杉浦を降し、準決勝へ進出しています。
 
セミファイナルは丸藤&潮崎豪組と三沢&鈴木鼓太郎組の前哨戦。王者である丸藤の方が後から入場し、コールも丸藤が一番最後です。試合は三沢が潮崎を変型エメラルド・フロウジョンからの片エビ固めでフォールし、前哨戦は挑戦者三沢が勝利を飾っています。

11月20日新潟市体育館(観衆2,200人発表)ではトーナメント最後の1回戦。本田多聞&潮崎組とZERO1-MAXの大谷晋二郎&ビッグマウスラウドの村上和成組か゚対戦。

村上が平成のテロリストぶりを発揮。潮崎を鉄柱に叩き付けて流血に追い込み、最後は大谷が投げ捨てのドラゴン・スープレックス3発からの片エビ固めで潮崎をフォール。異色の混成タッグが準決勝へと駒を進めました。

11月25&26日は札幌メディアパーク・スピカ2連戦。

初日(観衆1,800人発表)メインイベントはGHCタッグ王座決定トーナメント準決勝。元王者の森嶋&ヨネ組か゚大谷&村上組と対戦。大谷は気迫溢れるファイトでヨネに顔面ウォッシュ、森嶋の巨体を投げ捨てドラゴン・スープレックスで投げ切ってみせました。

大谷と村上はかつて橋本真也と小川直也のOH砲が見せた「オレごと刈れ」をヨネ相手に見せました。森嶋もバックドロップを大谷に決め、最後は森嶋が村上のキックをかわして下からのエビ固めに丸め込んでカウント3。森嶋&ヨネ組が決勝戦進出を果たしています。

2日目の翌26日(観衆2,200人超満員発表) メインイベントは田上明&SUWA組と高山善廣&佐野巧真組のGHCタッグ王座決定トーナメント準決勝。高山と佐野のUWFインターの先輩・後輩コンビはこの時のトーナメントが本格的なチーム結成となりました。

この時期ノアファンに定着していた「佐野最強説」の言い出しは高山であり、ノアの中では三沢に次ぐキャリアの持ち主である実力者・佐野の潜在的な強さを高山が引き出して見せました。

試合は田上のビッグブートがSUWAに誤爆してから高山&佐野組のペースとなり、佐野がノーザンライトボムからの体固めでSUWAをフォール。

高山&佐野組が決勝進出。ツアー最終戦、12月2日横浜文化体育館での決勝戦は森嶋&ヨネ組vs高山&佐野組の一戦となりました。

フォールを奪われたSUWAは田上と仲間割れ。田上を「ポンコツじじい、引退しろ!」とこきおろし、田上も「殺すぞ、お前。」と応戦。

12月10日、日本武道館でSUWAは11月17日後楽園ホールに次いで再び全日本プロレスのリングで暴れていたブードゥー・マーダーズの投入を予告。田上とのタッグ対決が決まりました。

ツアーファイナルは12月2日横浜文化体育館(観衆3,800人満員発表)で行われましたが02年から4年間続いて来たノアの12月の横浜文体超満員記録はストップ。

メインイベントはGHCタッグ王座決定トーナメント決勝戦。森嶋&ヨネ組vs高山&佐野組でしたが、小橋欠場もあり、カードか゚弱かったか、また8日後に日本武道館大会を控えており、文体はパスした観客が一定数いたか?

試合はヨネと高山のキック合戦から高山が強烈なニーリフトでヨネをダウンさせます。森嶋も怪物ぶりを発揮し、ヒップアタックを佐野に決め、高山、佐野を2人まとめてのラリアット。さらに2人に向けて140kgの巨体にクロスボディを放っていきます。

佐野も高山のアシストを受けてのフットスタンプ、ローリング・ソバットを森嶋に決めました。ヨネがジャンピング・ハイキックを高山に決めれば、高山もヨネのお株を奪うダイビング・ギロチン、森嶋には投げ捨てのドラゴン・スープレックス。

最後は森嶋が佐野をフライング・ボディシザースドロップ、ラリアットと畳み掛け、バックドロップからの片エビ固めでフォール。27分9秒、森嶋&ヨネ組が優勝、第13代王者チームとなっています。

セミファイナルはKENTAとブライアン・ダニエルソンのシングルマッチ45分1本勝負。

9月16日、ニューヨークでROH世界王座を賭けて激突した両者。この時はブライアンのキャトル・ミューティレーションに軍配が上がっていますが、KENTAにとっては復讐戦です。

試合はブライアンがグラウンドでのサブミッションでKENTAをジワジワと追い込んでいきますが、KENTAもキックから場外へのブレーンバスターでブライアンを放り投げる。

ブライアンは得意のキャトルミューティレーションに計3度決めてみせましたが、KENTAはギブアップせず。ブライアンのタイガー・スープレックスからのキャトルも見せ、バリエーションの豊富さを見せました。

コーナーマット上での大技狙いの応酬はブライアンが雪崩式バックドロップで競い勝ちましたがKENTAは狙いすましたようなカウンターのハイキック、ブサイクへの膝蹴りを的確にヒットさせ、最後はgo2sleep。25分21秒、片エビ固めでKENTAがブライアンからフォール勝ちを収めています。

セミ前は丸藤と三沢のGHCヘビー級選手権の最後の前哨戦。丸藤&ムシキング・ジョーカー組vs三沢&ムシキング・テリー組。三沢は開始早々、エルボーで場外に転落した丸藤めがけプランチャを放っていきコンディションの良さを見せていきます。

丸藤も三沢をコーナーに押し込んでのジャンピング・エルボー。得意の時間差ロープワークを使ったスライディング式ラリアットで三沢のペースを撹乱していきました。

不知火狙いにいく丸藤を三沢は背中を押して防御、ならばとクロスボディにいく丸藤を三沢は強烈なエルボーで迎撃。三沢はタイガードライバーを決めて見せるも丸藤は必死にこれを返してトラースキックで振り切るとジョーカーに交代。三沢と交代したテリーがミストクラッシュでジョーカーをフォール。最後の前哨戦は三沢組が勝っています。

12月10日日本武道館大会「GREAT VOYAGE '06」は16,800人(超満員発表)の観客を動員。この日は試合順に振り返りたいと思います。

第4試合終了後、「GRAND SWORD」のテーマが関内に鳴り響くと武道館の電光掲示板に「小橋建太来場」の文字が浮かび上がり、耳をつんざくような大コバシ・コール。7月に腎臓癌の摘出手術 を行った小橋建太が来場しました。小橋は花道ではなく、通路から姿を現し約半年ぶりにリングに上がりました。

小橋はリングインするや、まるで一人一人の顔を確認するかのようにグルッと関内を見渡し、大歓声の中、マイクをつかんだ小橋は「今回の病気のことで、みなさんに大変ご心配をおかけしました。無事、手術も成功し徐々にですが体調も良くなっています。これから先のことはまだ何も決まっていませんが、必ずこのリングに帰って来ます!」と挨拶。客席は大歓声に包まれました。

第5試合、ブードゥー・マーダーズが再び参戦。田上&Mテリー&石森太二&青木篤志組vsSUWA&TARU&近藤修司&"brother"YASSHI組の8人タッグマッチ。11月26日札幌大会で仲間割れした田上とSUWAがノア軍とブードゥー・マーダーズを引き連れて激突。

この試合、SUWAに「ポンコツじじい」呼ばわりされた田上が怒りを爆発させて大車輪ノド輪落としを見せ、最後はダイナミック・ボムから「俺が田上」からの体固めでSUWAをフォールしています。

敗れたSUWAは「俺は来年の春までに引退する。」と突然の引退宣言をしています。

第6試合はGHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権試合、杉浦貴&金丸義信組に全日本プロレスのリングで活躍しているNOSAWA論外&MAZADA組の東京愚連隊が挑戦した一戦。

試合は愚連隊のノラリクラリとした反則を織り混ぜながら展開していく試合と、杉浦&金丸組のハードヒットなプロレスが噛み合わず、内容は今一つ。

試合は金丸がディープ・インパクト(飛び付き式DDT)からタッチアウトとつないで26分6秒、NOSAWAをエビ固めでフォールして杉浦、金丸組が王座初防衛を果たしております。

セミファイナルは力皇&ヨネ&KENTA組vs高山&鈴木みのる&佐野組の6人タッグマッチ60分1本勝負。

鈴木は全日本プロレスの9月3日札幌・メディアパーク・スピカ大会で太陽ケアを破り、三冠ヘビー級王者となっていました。さすがに三冠のベルトは持って来ませんでしたが、全日本プロレスから分裂したノアのリングに三冠ヘビー級王者が上がるのはやはり大きな出来事に変わりありません。

試合はKENTAが高山組に15分過ぎまでつかまる展開に。鈴木のロープを使っての逆十字、高山のビッグブートと攻め立てられます。

しかし最後は佐野がつかまり、KENTAのブサイクへの膝蹴り、ヨネのダイビング・ギロチン、とどめは力皇の無双。22分44秒、片エビ固め力皇が佐野からフォールを奪い力皇&ヨネ&KENTAのトリオが勝利を飾りました。

メインイベントはGHCヘビー級選手権試合、王者・丸藤正道vs挑戦者・三沢の大一番。

丸藤の先制エルボーに三沢もエルボーで応戦。三沢がロープに走ってのランニング・エルボー狙いにいくところ丸藤は時間差ロープワークを駆使して三沢のタイミングを上手く外してラリアット。丸藤はスリーパーから三沢のお株を奪うフェースロック。

三沢もローリング・エルボーを打っていきますが丸藤はロープ越しのドラゴンスクリューから膝攻撃。三沢の左足をコーナーポストに据え付けるとエプロン際で低空ドロップキック。丸藤は三沢の足に集中攻撃。三沢のエルボーを低空ドロップキックで遮断すると、二ークラッシャー、レッグロックからSTFへ移行。

三沢はロープへエスケープ。丸藤は場外戦で鉄柵に三沢の足を固定しておいてエプロンからのミサイルキック。リングに戻ると珍しくサソリ固めからローキック、低空ドロップキック、ドラゴンスクリューと徹底した足攻め。

丸藤の二ークラッシャーを三沢はモンキーフリップで切り返す。エルボーからタイガードライバー、カウンターのエルボー。場外へ転落した丸藤に三沢はエルボー・スイシーダ、そしてエプロンから久々のウルトラ・タイガードロップ。

ここでエプロン際の攻防。先にエプロンに上がった三沢は戻って来た丸藤に断崖式タイガードライバー狙い。丸藤はこれを堪えると逆に断崖式不知火狙い。三沢さんはこれを踏ん張り再度タイガードライバーへ。

三沢がタイガードライバーで持ち上げたタイミングで丸藤は空中でフランケン・シュタイナーで切り返し、両者とも場外へ。

先にリングに戻った丸藤は低空ドロップキックで三沢を花道に押し出して断崖式不知火の体勢へ。三沢はエルボーで必死に防ごうとするも丸藤はトラースキックを放って三沢の動きを止め、花道からの断崖式不知火を決めて見せました。

館内は大ミサワ・コール。リングに生還した三沢に丸藤はフロムコーナーtoコーナーからパワーボムで投げきってみせましたがこれはカウント2。

丸藤はトラースキックから不知火狙い。三沢はこれを投げ捨てジャーマンで切り返すとエメラルド・フロウジョン狙い、これは丸藤が着地して投げ捨てジャーマンのお返し。丸藤はまたも不知火を狙うが三沢は丸藤の身体を固定してエルボードロップ。

三沢はフロッグ・スプラッシュ狙いでコーナーポストに上がったが丸藤は背後からコーナーに飛び乗って鉄柱へのフェースクラッシャー。ここでコーナーでの攻防。丸藤は雪崩式不知火狙い。堪える三沢は必死に丸藤のバックを取ってタイガー・スープレックス狙い、そこから腕のクラッチを入れ替えて雪崩式タイガー・スープレックス85。三沢はフォールへ。カウント2で丸藤クリア。

三沢はコーナーポストへ上がったが、丸藤は下から突き上げるようなトラースキック。自らコーナーポストに上がり、雪崩式不知火に成功。三沢はカウント2で跳ね返す。三沢はワンツーエルボーを見せるが丸藤はソバットで反撃。そしてポールシフトへ。三沢はこれを堪えてエメラルド・フロウジョン。丸藤はカウント2で返す。三沢はとどめとばかりタイガードライバー91。これもカウント2で返す丸藤。

起き上がった丸藤はトラースキック。三沢もエルボーで返す。丸藤は不知火狙い。これをキャッチした三沢は丸藤の身体を担ぎ上げてエメラルド・フロウジョンの体勢へ。

丸藤はコーナーに足をかけてブロックしたが、三沢は自らコーナーに登り、シングルでは初公開となる雪崩式エメラルド・フロウジョン。さすがの丸藤もこれは返すことが出来ずにカウント3が入り、25分32秒、片エビ固めで三沢が勝利。

第11代王者となり、第3次三沢政権が誕生しました。試合後、リングに上がって来た森嶋は三沢に「次、よろしくお願いします。」と、挑戦表明。三沢もこれを受けて立ちました。進んだ時計の針が元へ戻った、といえます。
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