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2025年07月04日07:22

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【特別編】前田日明のYouTubeにおける問題提起について(82)

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05年10月2日、国立代々木競技場第一体育館で行われた「W-1GPトーナメント」(観衆8,012人発表)に三沢光晴がスペシャルマッチに出場、小川良成とのタッグで曙&スコーピオ組と対戦、8月から「武藤部屋に入門します」と全日本プロレスにレギュラー参戦し、プロレスラーとしてのキャリアを重ねてきた曙でしたが、やはりプロレス界の頂点に立つ三沢との初対決は苦戦必至と思われました。

三沢はここで受けの強さを見せつけて、曙の攻めを全て受け止めて見せ、潜在能力を引き出してみせました。先発は小川とスコーピオ。両者スピーディな攻防。小川の延髄斬りがスコーピオにクリーンヒットすると曙に交代。

曙は小川のチョップを「効かない」とばかり弾き返すと、三沢に「出てこい!」とアピール。三沢はまずエルボーを1発、2発と叩きこんでいきましたが、3発目のエルボーを曙は三沢の腕をつかんでこれを防御。大外刈りの要領でマットに叩きつけました。あの「三沢のエルボー」をこういう形で返したのは恐らく曙が初。逆にプロレス的ムーブを知らない曙だから出来たのかも知れませんが…。

三沢は曙の張り手、ショルダーアタックを真っ向からくらい、そのままリング下へ。場外の三沢に対して不格好ながらスライディング・キックを敢行。

馬場が生きていれば「ブサイク」と言っていたことでしょう。さらに三沢さんがリングに戻るとスリーパーホールド。これは小川がカット。

三沢と小川は二人がかりのブレーンバスターにトライしますが、曙の巨体は動かず。小川に交代すると曙はベアハッグからのチョークスラムを公開。さらにロープ際で小川の腹の上に乗り踏みつけ。

ヒッププレスは小川がかわすと三沢にタッチ。曙は三沢を羽交い締めにしてスコーピオのキックを促しましたがこれは誤爆。この隙を三沢は見逃さず、ランニングエルボーを決めて曙をダウンさせるとフロッグ・スプラッシュ。曙はラリアットで反撃。しかしランニングエルボー3連発で14分51秒、三沢が曙からフォール勝ちを収めています。 

なおこの日行われたW-1GPトーナメント2回戦は、1回戦で村上和成のビール瓶攻撃をくらい、反則勝ちとなった天龍が、不本意な勝ちに納得せずトーナメントを棄権。

代打として2回戦より出場の鈴木みのるが諏訪間幸平を逆落としからのスリーパーホールドでレフェリー・ストップ勝ち。

2回戦から出場のジャマールvsドン・フライはジャマールがフライング・ソーセージでフライを圧殺。

グレート・ムタvs佐々木健介はムタの毒霧からのシャイニング・ウィザードでムタが勝利。

この日のメインイベントとして行われたのが秋山準vsボブ・サップの一戦。秋山はグリーンのノアのタオルを羽織って入場。館内は大「アキヤマ・コール」

サップが差し出した握手を秋山はキックで返し試合開始。ゴングと同時に突進してきたサップを秋山は上手く身体をかわして避け、場外戦へと誘う。

秋山はイスでサップの脳天を一撃。リング内に戻ると秋山はサップの膝めがけて低空ドロップキックを3連発。さらにジャンピング・ニーを連発しサップの動きを止めると早くもエクスプロイダー、フロント・ネックロック。何とか力で強引に外したサップはタックルを見舞うが、秋山はこれをかわし、戦前、「これで決める。」と予告していたスクールボーイ。これはサップがカウント2で返しました。

2度目のエクスプロイダー狙いをサップは必死に振りほどくとスリーパーホールドで秋山を締め上げ、ショルダー・タックルからビーストボム、7分21秒、カウント3が入り、サップの勝利。

秋山は無念の敗戦となりましたが、リベンジを小橋に託し、小橋vsサップ戦の実現が急浮上しましたが、結果的には実現せずに終わりました。

サップ、ムタ、ジャマール、鈴木とベスト4が出揃ったW-1GPトーナメントでしたが、12月10日横浜アリーナで開催されることが発表されていたトーナメントの準決勝、決勝はこの日の代々木大会でチケットが先行発売されていたものの、急遽、はっきりとした理由が告げられないまま、興行自体が中止となり、プロレス界に汚点を残してしまいました。

プロレスリング・ノア10月ツアー最終戦、10月28日、大阪府立体育会館(観衆4,400人発表)大会。メインイベントは力皇猛&三沢&齋藤彰俊組vs小橋&天龍源一郎&秋山組の6人タッグマッチ。壮絶なるチョップ合戦で意地の張り合いを見せた小橋と天龍が合体。

お互い先発を買って出ようとして小橋と天龍が小競り合いを見せ早くも不穏なムード。間に割って入った秋山が「まあまあ」と両者をなだめて先発。リング内で力皇と対戦している秋山を尻目にコーナーでは小橋と天龍がチョップを打ち合い仲間割れ。

ようやく落ち着いたところで天龍は力皇にチョップ、負けじと小橋も入って力皇にチョップ。いがみ合う二人に力皇が襲いかかった為、ここで小橋と天龍はツープラトンのショルダータックル。

続いて三沢が登場するや、11月5日の日本武道館でのシングル戦が控えている天龍は三沢の顔面にエゲツない蹴りを叩き込む。これに怒った三沢は重いエルボーを天龍に連打。これを喰らった天龍は動きが鈍くなり、力皇と彰俊のダブルのショルダータックルに吹っ飛ぶと天龍は秋山にタッチを求めました。

コーナーに戻ってもグロッキー状態だった天龍に小橋が「気合い入れ」のビンタ、チョップを見舞い、また仲間割れかと思われましたが、これを自分に対する喝と受け取ったか、天龍の気持ちが変わりました。天龍は三沢にチョップ、グーパンチと前半のお返し。

小橋&秋山は三沢に合体のパワーボム。代わって入った彰俊は小橋にバックドロップ。小橋組は彰俊に照準を定めローリング袈裟斬り、秋山のブレーンバスター、天龍の53歳、小橋のハーフネルソン・スープレックス。最後は天龍が場外で三沢を机を叩き付け、動きを封じている間、小橋が剛腕ラリアットの3連発で24分40秒、彰俊をフォール。試合後、秋山の前で小橋と天龍が和解の握手。天龍は後輩である小橋に頭を下げてみせました。

セミファイナルは鈴木みのる&丸藤正道組に森嶋猛&モハメドヨネ組が挑戦したGHCタッグ選手権試合。

挑戦者チームはいきなりゴング前に仕掛けていきましたが、王者チームはこれをサッとかわす。5分過ぎまでヨネが王者チームにつかまり、グラウンドでかわるがわる攻められる。ようやく交代した森嶋は丸藤にスカッドミサイル。丸藤は反対側のコーナーにまで吹っ飛ばされてしまいました。

ヨネが再び入ると丸藤は掟破りのキン肉バスター、鈴木と丸藤のハイジャック式のゴッチ式パイルドライバー。さらに不知火からフォールへ。カウント2でヨネは返す。

挑戦者チームも必死に反撃。丸藤をサンドイッチ式ラリアットにとらえ動きを止めるとヨネのダイビング・ギロチン。森嶋が丸藤を肩車したところへ、ヨネがローリングサンダー。

鈴木には森嶋がバックドロップ。ヨネが渾身のキン肉バスターを丸藤に決め、倒れ込むようにしてフォール。30分2秒、体固めでついにカウント3が入り難功不落の王者チームを破り、森嶋&ヨネ組が王座奪取。第11代王者チームとなっています。

セミ前はちびっ子のヒーロー、ムシキング・テリーがKENTAの持つGHCジュニア・ヘビー級王座に挑戦。

会場の子供ファンを味方につけたテリーはドロップキック、パワーボム、さらには619、ビットなどの動きを完璧に決めています。この試合、ヒールテイストで闘ったKENTAはキャメルクラッチにテリーを決めながら拍手を強要。さらに、蹴りや膝蹴りで容赦なく攻め立てます。

20分過ぎ、トップロープ超えの背面アタックを成功させたテリーはKENTAの雪崩式ブレーンバスターを空中で切り返して見せてフォールの体制へ。これはKENTAがキックアウト。テリーはKENTAの身体に巻き付いて高速の回転十字固め(逆打ち)であわやカウント3かと思われましたがKENTAはこれもクリア。

しかし、KENTAはジャンピング・ハイキックで反撃するとブサイクへの膝蹴り、最後はgo2sleepで27分25秒、片エビ固めでテリーからフォールを奪い2度目のタイトル防衛に成功しました。

11月5日日本武道館で行われた「3rd GREAT VOYAGE '05」は16,600人(超満員)の観客を動員。この当時のノアは観客動員力がピークにありました。

観客動員は翌06年以降は徐々に下り坂になっていきますが、それについてはまた順を追って書いていきます。

メインイベントは力皇に田上が挑戦したGHCヘビー級選手権試合。挑戦者田上は44歳、既にピークは過ぎていました。しかし、セミのタッグ選手権試合が終わって館内が暗転するとすぐに大「タウエ・コール」が沸き上がり、観客は田上を後押し。

田上は先制のドロップキックで力皇を場外へ吹っ飛ばすとトペ・スイシーダを見舞い観客のボルテージはいきなりMAXへ。さらに力皇をリングに戻すと胴絞めスリーパー、早くもノド輪落としを見せます。

力皇はこれをカウント2で返すとお返しのノド輪落とし。力皇は無双の体制に入るも田上は珍しい投げ捨てジャーマンを見せて返す。力皇のダイビング・ボディプレスは田上カウント2でクリア。

場外戦で田上はノド輪落としを狙うがこれは力皇がパワーボムで切り返す。リングに戻ると力皇は強烈な張り手を何発も決めて、田上はフラフラに。花道に田上を連れ出した力皇は無双狙い。田上はこれをかわし、断崖式ノド輪落としを決めて見せました。

ここから田上がラッシュ、大車輪ノド輪落としからダイナミック・ボム。力皇は左ラリアットから必殺の無双、カウント2で返す田上。

田上は秩父セメント(変形ノド輪落とし)から「俺が田上」(バックドロップとノド輪落としの複合技)3連発。20分43秒、体固め。田上は力皇のノド元を押さえてカウント3を奪い、タイトル奪取。館内は大爆発状態のタウエ・コール。

勝利者インタビューで田上は「疲れた。」「帰って寝たい。」とダメ中年ぷりを見せましたがこれも大ウケ。田上のナマクラ感、もっさり感もこの頃のノアのファンには愛されるようになっていました。

最後にマイクを持った田上は「ありがとう!」と一言。大会をハッピーエンドで締め括っています。

セミファイナルは新GHCタッグ王者チームとなった森嶋&ヨネ組にKENTA&柴田勝頼組の「ソウルメイト」タッグが挑戦、KENTAと柴田は色違いの「TAKE OVER」Tシャツで入場。

先発の柴田は森嶋にエルボー、KENTAも顔面蹴り。これに怒った森嶋はハンマーパンチ。代わったヨネには柴田が頭頂部にエルボー、ヨネはダイビング・ギロチンから花道に柴田を連れ出してのジャンピング・ニー。

KENTA、柴田組はヨネをコーナーに詰めての低空ドロップキック、柴田は森嶋の巨体を綺麗なバックドロップで投げきってみせました。20分過ぎには柴田がヨネを肩車したところへKENTAがスワンダイブ式のラリアットを決める「タッチ・ザ・スカイ」。

ここからはめまぐるしく攻守が入れ替わる混戦となり、森嶋がKENTAにスカッドミサイル、さらに2人を抱えてブレーンバスター。

KENTAもヨネに雪崩式ブレーンバスター、柴田は森嶋にブサイクへの膝蹴り、KENTAがPKと互いの得意技を出し合った後、KENTAがgo2sleep しかしこれは森嶋がカウント2で返す。

王者組もサンドイッチラリアットから森嶋が肩車したKENTAにヨネがローリング・サンダーを決めるダブルインパクト。

この一撃が勝敗を分けたか、森嶋がKENTAにバックドロップ、裏投げ、カットに入った柴田にもバックドロップ。

さらにラリアットからもう一発バックドロップをKENTAに決めて27分50秒、体固めで森嶋がフォール勝ち、森嶋、ヨネ組が初防衛に成功しています。

セミ前の第7試合は三沢と天龍のシングル戦。87年6月1日、全日本プロレスのタイガーマスク時代、金沢・石川県産業展示館での猛虎七番勝負第5戦以来、実に18年5か月ぶりのシングルマッチ。もちろん素顔の三沢光晴としては初対決。

これまで、イス、机、水の入ったペットボトルなどを使って三沢を挑発してきた天龍でしたが、試合は静かなスタート。試合序盤、執拗に三沢に握手を求める天龍。三沢は当然のように拒否。今度は左手を差し出す天龍に三沢が仕方なく応じると、天龍はその手を掴んだままいきなり浴びせ蹴り。

ここから天龍は顔面蹴り。これが三沢の怒りに火をつけ、重いエルボーを連発。場外に逃げた天龍にすかさずエルボー・スイシーダ。三沢は天龍に掟破りの顔面蹴り。試合は三沢のエルボーと天龍のチョップ、グーパンチの応酬が中心となりお互いに真っ向からの体力勝負。天龍はラリアットで三沢をダウンさせる。

天龍は珍しいネックブリーカー・ドロップからダイビング・エルボー。パワーボムを仕掛ける。これはやや不十分。三沢もフェースロックからタイガードライバー。そして助走をつけてのランニング・エルボーからの片エビ固め。勝負タイムは14分27秒、意外にも短時間にて決着がつきました。

三沢は「手応えはあった。いつまでも元気で頑張って欲しいね。」とかつての大先輩にエールを送っています。

第6試合は小橋と佐々木健介が7・18東京ドーム以来、タッグで激突。

小橋&潮崎豪組vs健介&中嶋勝彦組の「父子タッグ」の一戦。当時、全日本プロレスでアジア・タッグ王者チームだった健介&中嶋組は伝統のアジア・タッグ王座のベルトを巻いて入場して来ました。

先発は潮崎と中嶋。前半のスピーディな攻防からドロップキックの相打ち。小橋と中嶋はこれが初対決。中嶋が臆せず小橋にキックをぶちこめば小橋は容赦なく中嶋にチョップを力一杯放っていきます。

続いて小橋と健介がマシンガンチョップ合戦。小橋がハーフネルソンスープレックスを2発。中嶋に潮崎がバックドロップ。蘇生した健介も潮崎に投げ捨てのドラゴン・スープレックス。投げ技の応酬に4者リング内でダウン。観客は大歓声だ。

小橋は中嶋をテキサス・クローバーホールド、健介を潮崎がカットするがこれはロープブレーク。潮崎が中嶋に見せたジャーマンは中嶋の後頭部をコーナーのターンバックルにぶつける荒技。中嶋もコーナーポストに登った潮崎をR-15で迎撃。

潮崎のムーンサルト・プレスは中嶋が剣山でカット。健介、中嶋の父子タッグは小橋に連携技の鬼嫁殺しを決めて分断に成功すると健介が潮崎にハイアングルのトルネード・ボム。最後はロープに飛んでのラリアットで24分58秒、健介が体固めで潮崎をフォールしました。

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