プロレスリング・ノア05年の初戦は1月8日日本武道館(観衆16,700人超満員札止め発表)大会。メインイベントは小橋建太のGHCヘビー級王座に鈴木みのるが挑戦。
異色の組み合わせ、小橋は高山善廣を初めU系のレスラーとは何回か対戦したことはありますが鈴木のようなタイプは初めて。試合開始のゴング、リング中央でどっしりと構える小橋の周りを鈴木は軽快なフットワークで動き回ります。
「リングの中央で構えている方が格上」という馬場の教えを守っているか?小橋の逆水平チョップをかわし、強烈な張り手を見舞い、すぐに離れて小橋に簡単には組み付かせません。
ヒットアンドアウェイを見せる鈴木をようやく捕まえた小橋は太い腕で万力のようなヘッドロックでグイグイ絞め上げていきます。脱出を試みる鈴木ですが小橋は執拗に絞めて離さない。
鈴木もさすがに頭蓋骨が麻痺してきたか、小橋は鈴木を追い詰めるとマシンガンチョップの連打。
鈴木はようやく反撃、ラリアット封じの為の右腕攻め、右腕へのキックから腕ひしぎ逆十字固め、ショルダー・アームブリーカー。花道での攻防では鈴木はスリーパーホールド。リングに戻るやゴッチ式パイルドライバーから卍固め。
卍固めをどうにか跳ね除けた小橋でしたが鈴木の執拗な右腕攻めは続く。小橋は右腕を攻められながらも強引にラリアットを打って試合の流れを変えていきます。パワーボムからのジャックナイフ式エビ固め。カウントは2。
鈴木は下から腕ひしぎ逆十字固め、小橋はこれを振りほどいて力任せにラリアット、さらに左腕でのラリアット。勝負を賭けた小橋はバックドロップ3連発。この時点で鈴木はかなりグロッキーに。
小橋はトドメとばかりにショートレンジの剛腕ラリアットから25分22秒、片エビ固めでフォール勝ち、13度目の防衛に成功しています。試合後、力皇猛がリングに上がり小橋に挑戦を表明しています。
セミファイナル、天龍源一郎がノアマット初登場、新日本プロレスでタッグを組み、IWGPタッグ王座を保持していたことのある越中詩郎とタッグを結成、三沢光晴&力皇組と対戦しました。
天龍、鈴木共に前04年一杯、長期欠場中の高山、佐々木健介と「外敵四天王」として新日本プロレスのリングを席巻していましたが、外敵軍をブッキングしていたマッチメーカーの上井文彦が新日本プロレスを退職し、中邑真輔、棚橋弘至を中心に据えていくことになったことで、新日本プロレスからノアに主戦場を移してきました。
三沢と天龍は三沢が2代目タイガーマスク時代の90年に天龍が全日本プロレスを離れSWSに移籍して以来実に15年ぶりの対戦。三沢は越中を場外に落としてエルボー・スイシーダ、リング中央では三沢と天龍がエルボーと逆水平チョップの打ち合い。
力皇が入ると天龍はコーナーに詰めてのチョップ、グーパンチと痛めつけます。三沢が入って天龍にワン・ツーエルボーからローリング・エルボー、ダウンする天龍。救援に入ってきた越中にはエメラルド・フロウジョン。
天龍&越中組を分断させた三沢は勝負を力皇に託し、力皇は強烈な無双を越中に決めて片エビ固めでフォール勝ち。試合後も睨み合う三沢と天龍。両者の間に新たな遺恨が生まれました。
GHCジュニア・ヘビー級王者金丸義信は05年より新体制ZERO1-MAXの所属となった「ジュニアの超竜」高岩竜一と防衛戦。金丸は初代王者時代の01年10月19日横浜文化体育館で高岩の雪崩式高岩ドリラーに敗れ王座から転落しているだけに、リベンジマッチとなりました。
金丸が雪崩式垂直落下ブレーンバスターからの片エビ固めで高岩から3カウントを奪い、リベンジ成功、4度目の防衛を果たしました。
1月23日神戸ワールド記念ホール(観衆2,800人発表)大会で三沢&小川組はスコーピオ&ダグ・ウイリアムス組とGHCタッグ王座防衛戦を行い、29分32秒、スコーピオが450°スプラッシュからの体固めで小川を破り、安定した王者ぶりを見せていた三沢&小川組は王座転落、スコーピオ&Dウイリアムス組が新王者チームとなりました。
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