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2025年05月28日07:32

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【特別編】前田日明のYouTubeにおける問題提起について(45)

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暗黒時代と言われながらも新日本プロレスはヤングライオンが次々とデビューし、大半のレスラーが業界内で成功を収めている点は特筆すべきことです。やはり、練習環境の充実ぶりと道場にしっかりとお金をかけることはリングアクシデント防止の最大の抑止力となるからです。

02年、当時の木村健悟スカウト部長により入門してきた練習生達、青山学院大学レスリング部主将だった中邑真輔は別格の扱いで同年8月29日に日本武道館の安田忠夫戦でデビュー。

中邑の前には02年5月18日大和市スポーツセンターで矢野通、その後10月12日後楽園ホールでは山本尚史(ヨシタツ)、11月22日後楽園ホールで田口隆祐がデビュー。

03年2月2日札幌・月寒グリーンドームでは元バレーボールVリーグ選手の長尾浩志、7月6日岐阜産業館で後藤洋央紀、後藤は02年に入門しましたが肩を負傷して一度退団、再入門して1年近く遅れてデビューしています。

04年7月26日には裕次郎(高橋裕二郎)がデビュー、若い力の台頭は新日本プロレスの明るい未来を予感させるものでした。

新日本プロレスの草間政一社長は05年1月23日日曜日の「朝日新聞」に100万円の広告費をかけて求人広告を掲載、幹部候補の正社員と営業部門の契約社員を募集しました。募集に際し草間社長は「プロレスファンの人は要らない、我々が欲しいのは仕事の出来るプロフェッショナル」と公言し波紋を呼びました。

「プロレス好きでない人にこの業界が務まるのか?」という疑問はありましたが、業界に染まらず、ビジネスとして冷静にプロレスを俯瞰できる人物を求めていた訳です。

応募してきた中には後に取締役まで出世を果たす西澤道昭氏のような有能なキャリア組が入社して来て、成長した「草間チルドレン」達がユークス、ブシロード体制になってからの新日本プロレスのフロントを支えてきました。

さて05年1月の契約公開では棚橋弘至、中邑と並んで「新闘魂三銃士」の柴田勝頼が草間社長と衝突し折り合いつかず退団、また、私生活での金銭トラブルがあった安田忠夫が素行ぶりから解雇されました。

また永田裕志は契約公開の際に草間社長から「君には新闘魂三銃士の『踏み台』になってもらう」と言われてえらく憤慨したというエピソードもよく知られています。

1月4日東京ドーム大会が終わるとすぐに、2月20日の両国国技館大会で新日本プロレスのIWGPヘビー級王座と全日本プロレスの三冠ヘビー級王座の史上初のダブル・タイトルマッチが行なわれると唐突に発表がありました。

2月16日全日本プロレスの国立代々木競技場第二体育館で小島聡が川田利明を破り新三冠ヘビー級王者となり、IWGPヘビー級王者の天山広吉との対戦しが決定、3年前に袂を分かったテンコジが両団体の看板ベルトを賭けて激突することになった訳です。観衆は11,000人(超満員札止め)発表。

先に入場してきたのは天山、後から入場が小島、国歌「君が代」吹奏の後、両方の代表による認定宣言、全日本プロレス側はPWF会長スタン・ハンセン代行で「ゴング」の竹内宏介、新日本プロレス側は木村健が読み上げました。レフェリーはメインレフェリーが全日本プロレスの和田京平、サブレフェリーが新日本プロレスの田山正雄。

試合は一進一退のまま50分経過、このままでいけば60分フルタイムドローが濃厚になりました。両者かなりスタミナ消耗した状態、天山は小島の後頭部へのラリアットからムーンサルトプレス、これをかわした小島はワンツーエルボーからジャンピング・ハイキック、さらにストレッチプラムを出して三沢光晴、川田の系譜となる全日本プロレス流の動きを披露しました。  

これに耐えた天山はアナコンダバイスにいきましたが小島もパワーボムでお返し、55分経過、小島がエルボーバットからフォールの体勢へ、カウント2でクリアした天山でしたが動きが明らかにおかしい。

天山はカウント6のダウンを取られ、場外に逃げましたが動かず。セコンドの西村修が激を飛ばし、飯塚高史はエプロンまで上がってきてレフェリーに何やら訴えています。おそらく60分引き分けにする為の時間稼ぎでしょう。

最後の力を振り絞ってリングに上がった天山でしたが動けず。和田レフェリーがカウント10を数え、59分45秒、残り試合時間15秒のところで小島のKO勝ちを宣言、天山は初防衛に失敗、小島は新日本プロレス在籍時には届かなかったIWGPヘビー級王座を獲得し三冠ヘビー級王座も初防衛。四冠王者となりました。天山は脱水症状を起こしていました。
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