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2025年05月15日05:26

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【特別編】前田日明のYouTubeにおける問題提起について(32)

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03年10月13日新日本プロレス東京ドーム大会は5月2日の同所での興行と同じ「ULTIMATE CRUSH」がタイトルに付けられました。

メインイベントは新日本軍vs真猪木軍の5対5イリミネーションマッチ時間無制限で、新日本軍は天山広吉&永田裕志&中西学&棚橋弘至&9月14日の名古屋大会で復帰した坂口征二。真猪木軍はIWGPヘビー級&NWFヘビー級二冠王者高山善廣&鈴木みのる&藤田和之&中邑真輔&ボブ・サップ組。というよくわからないマッチメーク。

一応、真猪木軍は格闘技戦スタイルを継承するレスラーが集まったということは言えるでしょう。

ゴング前に坂口がサップに柔道着を投げつけ、サップがこれを着用、館内からは大歓声。先発は坂口とサップ。坂口はいきなり払腰、サップの巨体がズシーンとマットに叩きつけられる。怒ったサップは起き上がってスプラッシュ、高山に交代。

高山は坂口の柔道着を脱がしにかかり、坂口は上半身裸に。61歳の坂口ですが身体はそれほど衰えてはいない。張り手を見舞った坂口でしたが高山はキックで反撃、ダウンさせてからのギロチンドロップ、中邑にタッチ。

坂口と中邑の異色対決。坂口は中邑を軽々とアトミックドロップで叩きつけますが、中邑は下からの三角絞め、そこへ両軍カットに入って入り乱れている最中に中邑はニーアタックからのスライディングキック、坂口は場外に転落し3分45秒、ルールにより失格。

中西が入り、豪快なタックルで中邑を吹っ飛ばすとジャーマン・スープレックスホールド、14分17秒、カウント3が入り中邑が退場。これで4−4。

高山とサップが天山にツープラトンのタックル、天山もサップにモンゴリアンチョップを打っていきます。代わって棚橋と藤田。藤田はグラウンドの状態から棚橋の両脇腹に膝蹴りを連打し棚橋はグロッキーになるも、藤田の一瞬の隙を突いて飛びつくと高角度の前方回転エビ固め、21分49秒、藤田が退場となりました。

11月3日横浜アリーナで高山のIWGPヘビー級王座に挑むG1覇者の天山、両者がロープ際で激しい攻防。そこへサップが突っ込んで来てタックル、両者同体で場外に転落し、27分53秒、天山と高山両者失格、これで新日本軍3人、真猪木軍が2人残り。

ここからは中西とサップの一騎討ち。中西が水車落とし、アルゼンチン・バックブリーカーを決めていきましたがサップがフットボールタックル。29分38秒、中西は場外転落により失格。

今度は棚橋と鈴木の対戦、棚橋はジャーマン・スープレックスから鈴木の両足をフックしてのジャパニーズ・レッグロールクラッチ・ホールド(回転足折り固め)狙い。しかし鈴木はこれをスリーパー・ホールドで切り返すとサップにタッチ。

サップは棚橋を高々と担ぎ上げると投げ捨て式パワーボム、33分16秒、片エビ固め。棚橋退場で新日本軍は永田1人となりました。

永田はサップに延髄斬りの連発から腕ひしぎ逆十字固め、サップはこれを力で強引に外すとボディスラムから投げ捨て式パワーボム。鈴木にタッチ、鈴木は永田をパイルドライバー、スリーパー・ホールドから卍固め、永田はギブアップはしなかったもののレフェリーの海野宏之は自力脱出不可能と判断し試合をストップ、35分49秒、鈴木のレフェリーストップ勝ちを宣告。5−3で真猪木軍が勝利を飾っています。

セミファイナルは94年1月4日東京ドームでの藤波辰巳(辰爾)戦以来9年10か月ぶりの新日本プロレス参戦となるハルク・ホーガンが参戦、ドーム大会では「外敵要員」となった蝶野正洋と対戦。ホーガンは「リアルアメリカン」ではなくジミー・ヘンドリックスの「ブードゥー・チャイルド」で入場。セコンドはおなじみジミー・ハート。

蝶野はフライング・ショルダータックル連発、コブラツイストの掛け合いからホーガンはスクールボーイ、蝶野は河津落とし。最後はホーガンがアックスボンバーからの片エビ固めでフォール勝ちしています。

大会名「ULTIMATE CRUSH」の総合格闘技ルールは2試合(5分3ラウンド)、渋谷修身(パンクラス)がハリウン・ボルトバータルに2ラウンド4分46秒、スリーパー・ホールドで勝利。

高阪剛(アライアンス)はヒカルドン(ヒカルド・モラエスとして96年8月にリングスに来日)と対戦、高阪はヒカルドンの巨体を持て余しましたが3ラウンド終了後、判定勝ちを収めました。

新日本プロレスのリングでキングオブ・パンクラシスト無差別級選手権試合が行われ、王者ジョシュ・バーネットが高橋義生と初防衛戦を行い(5分3ラウンド)、2ラウンド2分52秒、腕ひしぎ逆十字固めでバーネットが圧勝し王座初防衛を果たしています。

しかしこの日の観客は47,000人満員発表でしたが、89年4月24日、初回の東京ドーム大会から初めて主催者発表で50,000人を割り込み、ワーストの入り。猪木の推進する「プロ格」路線はファンに受けないことがはっきり数字で出てしまいました。
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