85年全日本プロレス「激闘!エキサイティング・ウォーズ」後半戦、第13戦は3月8日千葉県船橋市運動公園体育館(テレビ収録、観衆4,500人超満員発表)大会。
マイティ井上は第5試合で佐藤昭雄とタッグを組んでジャパンプロレスの保永昇男&仲野信市組と対戦、7分47秒、井上が仲野をサマーソルト・ドロップからの体固めでフォールしています。
井上と保永、仲野、新倉史裕はこの時期、同じ「ジュニア・ヘビー級」に一括りにされていましたが身体の厚み、プロレスの技術、観客の引っ張り方などの経験値など様々な面で力量に差があり、井上が遥かに上回っていました。出場レスラーが多数な故、井上にとっては前座でお茶を濁すような日々が続きました。
セミファイナルではアニマル&ホークのザ・ロード・ウォリアーズが初来日第1戦を行い、ジャパンプロレスのキラー・カーン&アニマル浜口組と対戦、マネージャーのポール・エラリングの指令により奇襲攻撃、浜口をリフトアップスラムで場外に叩き落として流血させ、最後は3分39秒、アニマルが浜口をベアハッグの体勢で固定しホークがフライング・ラリアット、ホークが浜口を体固めで破りました。
メインイベントは馬場&鶴田組vsブルーザー・ブロディ&クラウス・バラス(ワラス)組のタッグマッチ60分1本勝負で12分30秒、馬場がバラスをカウンターの16文キックからの片エビ固めでフォールしています。
第14戦は3月9日、プロレスこけら落としとなる両国国技館(テレビ生中継、観衆11,000人満員発表)大会。この日は午後7時30分より日本テレビの特番「土曜トップスペシャル」で90分枠で生中継。私はこの興行は観に行きました。
メインイベントは鶴田&天龍源一郎組のインターナショナル・タッグ王座にアニマル&ホークのザ・ロード・ウォリアーズが挑戦。試合は60分3本勝負でした。
1本目は7分35秒、アニマルが鶴田をロープに振り返ってきたところで体を沈め、鶴田がアニマルをリープフロッグ気味に飛び越えたところへホークがエプロンからリングに飛び込んでのフライング・ラリアットから鶴田を体固め、2本目は2分13秒、ホークが鶴田を羽交い絞め、そこへ救援に入ってきた天龍が鶴田の足を持って突き放した為、両者後方に倒れダブルフォールとなりましたが、鶴田がカウント3直前で右肩を上げたため、鶴田がホークから体固めでフォール勝ちの裁定が降っています。
決勝の3本目はインターミッションの間に2本目の判定を不服としたウォリアーズが鶴田&天龍に殴りかかり、止めに入ったレフェリーのジョー樋口にも暴行。突き飛ばされダウンし場外に出たレフェリーはウォリアーズの反則の放棄試合としてゴングを要請。試合時間なしの反則放棄となり鶴田&天龍組が2度目の王座防衛に成功しています。
セミファイナルはジャパンプロレスの長州力&谷津嘉章組がブロディ&キラー・ブルックス組とタッグマッチ60分1本勝負で対戦、この一戦はブロディが長州の攻めを全く受けず「不穏試合」に近い内容でした。
ブロディはビッグブートで長州の顔面を何度も蹴り上げ、長州に何もさせず、ようやく倒してサソリ固めに入ろうとしましたがステップオーバーさせずに防御。試合は7分56秒、長州がブルックスのブレーンバスターをかわしてバックドロップ、リキラリアットとつないでようやく勝ちましたが、内容的には長州の完敗だったと言えます。
井上の試合はセミ前に組まれ、馬場&石川敬士とトリオを結成、ラッシャー木村&鶴見五郎&剛竜馬組の国際血盟軍と6人タッグマッチ45分1本勝負で対戦、前84年12月8日愛知県体育館での生中継に続き、今回の特番でも生中継に登場しました。
試合は7分26秒、石川が剛をサソリ固めでギブアップさせています。
2月1日札幌中島体育センターでの再戦となるタイガーマスクと小林邦昭のシングルマッチ45分1本勝負。ゴング前にいきなり小林邦がラリアットの奇襲、グラウンドの攻防ではUWFを意識した小林がチキンウィング・フェイスロック、三角絞めを出していきます。
タイガーマスクもトペ・スイシーダ、雪崩式ブレーンバスターで小林邦を追い込み、タイガースープレックス'84狙いにいきましたがこれは防御、小林邦は勝負を賭けたフィッシャーマンズ・スープレックスホールド(網打ち式原爆固め)を決めましたがロープ際でブレイク。
最後はタイガーマスクのブレーンバスターの位置が悪くロープ際だった為、11分22秒、両者リングアウトの引き分けとなりました。
テレビ中継の冒頭はジャパンプロレスのKカーン&栗栖正伸組vsハーリー・レイス&バラス組の一戦で6分19秒、レイスが栗栖にブレーンバスター(バーティカル・スープレックス)からの体固めでフォール、貫禄勝ちしています。
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