85年全日本プロレス「激突!オールスター・ウォーズ」終盤戦、第22戦の1月26日千葉県鎌ケ谷市民体育館(観衆3,200人)ではマイティ井上は若手のターザン後藤とタッグを組んで国際血盟軍のラッシャー木村&アポロ菅原組と対戦、7分4秒、R木村がラッシング・ラリアットから後藤を体固めで降しました。R木村と後藤の対戦はなかなか貴重です。
第25戦、1月30日北海道・小樽市総合体育館(観衆5,300人満員発表)大会。井上はこの日も後藤と組んでジャパンプロレスのアニマル浜口&寺西勇組と対戦、8分57秒、浜口がブロックバスター(サモアン・スープレックス)から後藤を体固め。
この日から初来日の「南部の帝王」ジェリー・ローラーと“ブギウギ“ジミー・バリアントが特別参加。ローラーは83年10月の「ジャイアント・シリーズ」に鶴田が返上したUNヘビー級王座決定トーナメント(おそらく架空のトーナメント)に勝ち上がり、テッド・デビアスと王座決定戦を行うことになっていましたが負傷の為、来日がキャンセルされ、待望の初来日となりました。
ローラー&バリアント組はジャパンプロレス勢のキラー・カーン&永源遙組と対戦、8分23秒、ローラーが永源をフィストドロップからの体固めで破りました。
第26戦の2月1日札幌中島体育センター(テレビ収録、観衆7,800人超満員発表)大会。新日本プロレス恒例の「雪まつり興行」を全日本&ジャパン連合軍が「横取り」しています。
井上はセミファイナルに出場、馬場&ザ・グレート・カブキとトリオを結成しタイガー・ジェット・シン&鶴見五郎&ジプシー・ジョー組と対戦、この試合はシリーズ最終戦の2月5日東京体育館でPWFヘビー級王座を賭けて対戦する馬場とシンの前哨戦的意味合いがありましたが、13分38秒、カブキが正拳突きからの体固めでジョーからフォール勝ちし、馬場&カブキ&井上組の勝利となりました。
札幌大会メインイベントは鶴田&天龍源一郎組の鶴龍コンビと長州力&谷津嘉章組の全日本対ジャパン頂上対決のノンタイトル戦タッグマッチ60分1本勝負。(マサ齋藤とキラー・カーンはアメリカ在住の為、別格扱い)。
鶴田の再三の鉄柱攻撃で額から流血した谷津が錯乱、鶴田へ張り手の連発。止めに入ったタイガー服部レフェリーをに暴行を働き、さらにタッチの手を差し伸べて中に入ろうとしたパートナーの長州を突き飛ばし、鶴田への攻撃を止めない為、収拾つかず服部レフェリーは試合終了のゴングを要請、21分7秒、ノーコンテストが宣告されています。
セミ前はタイガーマスクと「虎ハンター」小林邦昭の初シングルマッチ30分1本勝負。タイガーマスクは小林邦が飛び込んでくるところをヒップトスで投げました。しかしロープ近くだった為、両者もんどり打ってトップロープ越しに場外転落。場外乱闘では小林邦がタイガーマスクのマスクを引き裂いたところでカウント10が入り、14分50秒、両者リングアウトの引き分けとなりました。
正直、初代タイガーマスクvs小林邦戦程の熱量は感じられませんでした。
井上とローラーはこのシリーズで最初で最後、一度きりの対戦をしています。第28戦の2月2日北海道・室蘭市体育館(観衆3,500人満員発表)で井上は佐藤昭雄と組んで、ローラー&バリアント組と対戦、9分39秒、両チームリングアウトの引き分けとなりました。
シリーズ最終戦は2月5日東京体育館(テレビ収録、観衆10,250人超満員発表)大会。
井上は第5試合でタイガーマスク&グラン浜田とのトリオでペーロ・アグアヨ&ブラソ・デ・オロ&ブラソ・デ・プラタ組と6人タッグマッチ30分1本勝負で対戦、10分27秒、タイガーマスクがオロをジャーマン・スープレックスホールドで破り、タイガーマスク&井上&浜田組の勝利。井上は最終戦を白星で飾っています。
メインイベントは馬場のPWFヘビー級王座にシンが挑戦、馬場はコブラクローを珍しいヘッドバットで外し、脳天唐竹割り、ドリルアホール・パイルドライバーからコブラツイストを決め16分40秒にギブアップ勝ちしタイトル初防衛に成功しました。
セミファイナルは鶴田&天龍組の鶴龍コンビvsM齋藤&長州組のノンタイトル戦タッグマッチ60分1本勝負。鶴田とM齋藤がロープ際でもつれてトップロープ越しに場外転落。M齋藤が先にリングイン、鶴田がエプロンに上がったところへ長州が突進してきて鶴田にリキラリアットを決め鶴田は再び場外へ。リング内のM齋藤にも天龍が延髄斬りを見舞いM齋藤もまた場外へ転落。試合権利のある鶴田とM齋藤がこれで両者リングへ戻れず、16分53秒、両者リングアウトの引き分けに終わりました。
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