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2025年02月08日09:50

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週プロ流智美あの日あの時予想2024年総括(33)

第354戦、8月28日発売号●【予想】去りゆく金狼とやってきた野生の虎が一期一会の一騎討ち、タイガー戸口vs上田馬之助(81年新日本プロレス諫早市体育館)【正解】国際が崩壊! 8年続いた3団体が終わり2団体時代へ移行、新日本と国際が同時記者会見(81年8月27日南青山新日本プロレス事務所)

※参考 2019年8月28日発売号は●【予想】ザ・デストロイヤー、スーパー・デストロイヤーを破り覆面十番勝負最終戦を飾る。(76年全日本プロレス日大講堂)【正解】カブキ、鶴田との代表決定戦辞退の“真相、UNヘビー級王座決定戦鶴田vsジャック・ブリスコ。(同)この時点での対戦成績は100戦20勝80敗、勝率200。2013年8月28日発売号は、日本テレビ「全日本プロレス中継」6年半ぶりゴールデンタイム復帰決定記者会見。(85年全日本プロレス赤坂プリンスホテル)

【予想解説】ジャスト日本さんの「プロレス人間交差点」ではないですがプロモーションを去る人、来る人の一期一会が好きです。

81年7月、タイガー・ジェット・シンが新日本プロレスから全日本プロレスに移籍し一人残された「金狼」上田。5月に全日本プロレスを退団し(4月6日付で辞表を出していたと発表)新日本プロレスのIWGPに参戦表明を果たした「野生の虎」戸口。

戸口は6月24日蔵前国技館で新日本プロレスのリングに初参戦しキラー・カーンとシングルマッチで対戦し9分45秒に反則負けとなりました。

8月21日埼玉県大宮スケートセンターで開幕の「ブラディ・ファイト・シリーズ」から本格的に新日本プロレスのシリーズに参戦、シンに去られた上田は戸口と共闘戦線を張ろうと呼びかけましたが戸口はこれを拒絶。

上田は「裏切り者戸口を制裁してやる」と宣言、「ブラディ・ファイト・シリーズ」の参加メンバーには名を連ねていませんでしたが乱入を予告しています。   

開幕戦のセミファイナル、戸口はこちらも全日本プロレス初参戦となるディック・マードックとシングルマッチ45分1本勝負で対戦。試合は場外乱闘となり、予告通り上田が竹刀を持って乱入、7月にはロサンゼルスで共闘していたマードックに加担して戸口を攻撃、11分11秒、戸口の反則勝ちとなりました。上田はシリーズ参戦を強引に決めて翌日から試合に出場が決定しました。

翌週の8月28日長崎県諫早市体育館のテレビ生中継の大会で戸口と上田がシングルマッチ45分1本勝負で初対戦、この試合は残念ながらテレビ放送には入りませんでしたが、4分25秒、両者フェンスアウトの引き分けに終っています。

上田は9月3日の三重県津市体育館まで試合に出場、4日の愛知県豊田市体育館から特別参加のアンドレ・ザ・ジャイアントと入れ替わりとなりましたが、4日の全日本プロレスの大阪府立体育会館に上田のマネージャー、本田治氏が代理人として馬場に挑戦状を手渡しています。

【正解解説】正解は予想の1日前の出来事でした。81年8月27日、港区南青山の新日本プロレス事務所で新日本プロレスの新間寿営業本部長、国際プロレスの吉原功代表が出席し、国際プロレスの団体の存亡を賭けて新日本プロレスとの全面対抗戦を行うと発表しています。

国際プロレスは8月9日北海道・羅臼町民グラウンドで行われた「ビッグ・サマー・シリーズ」最終戦を最後に興行活動を停止、興行会社としての機能を失っていますが、実際の「団体崩壊」というリアルとリング上の対抗戦で「団体の存亡を賭ける」アングルとの虚実ないまぜにした記者会見でした。 

吉原社長は対抗戦と名がついていることもあり「自力での興行活動の継続が困難になった」ことはこの日の会見では言及しておらず、というより団体として機能していなければ対抗戦にもならない為に公にはできなかったのでしょう。

しかし発言の中で国際プロレスの「自力での再建は無理」と思わせる箇所がいくつか出てきます。

新間「今度の話がまとまる段階で吉原社長と話し合ったが、もし今回の対抗戦でウチが圧勝するようなことがあったら、国際プロレスがウチに統合されることもあり得る。」

吉原「私としてもそれは否定しない。現在の3団体は多すぎる。理想とするのは一つの団体にまとまることだが、今の全日本の姿勢ではとても無理だ。国際としてもむざむざ新日本の軍門に降るような試合はしない。

それからこの場で言っておきたいが、全日本がジプシー・ジョーを引き抜いた件に関しては、私に何の相談もなく一方的に決まってしまった。馬場君のやり方は信義に悖るもので非常に残念だ。馬場君がこのやり方を続ける限り、私としては全日本とは協力出来ないし、国際プロレスの今後を新日本に賭けたい。」

この談話を読む限り、国際プロレスが新日本プロレスの軍門に降り、吸収合併されることが前提になっているようです。

正式な出場選手と対戦カードは9月7日新宿・京王プラザホテルにて発表されるとのことでしたが、2日前の8月25日全日本プロレスの「創立10周年記念ジャイアント・シリーズ」のメンバー発表を見て、あわてて会見を行った感は否めませんでした。

9月7日の記者会見では全日本プロレスは10月9日蔵前国技館で創立10周年記念大会を開催することを既に発表していましたが、新日本プロレスは国際プロレスとの対抗戦を1日前の10月8日に同じ蔵前国技館にぶつけることを発表しています。

※対戦成績は354戦57勝297敗、勝率161。
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