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2024年12月30日09:14

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【特別編】マイティ井上さん追悼(32)

84年全日本プロレス「グランド・チャンピオン・カーニバルPART�供廚錬儀�18日千葉県流山市総合体育館で開幕。

このシリーズは5月6日(現地時間)テキサス州ダラス・テキサススタジアムで行われた故デビッド・フォン・エリック追悼大会でリック・フレアーを破り第65代NWA世界ヘビー級王者となったケリー・フォン・エリック、前王者フレアー、元王者ハーリー・レイスが一堂に会し、これより10年5か月前のジャック・ブリスコ、レイス、ドリー・ファンク・ジュニアの3人が勢揃いした74年1月の「新春NWAチャンピオン・シリーズ」以来の豪華なシチュエーションとなっています。

また先の「グランド・チャンピオン・カーニバルPART�機廚妊縫奪�・ボックウィンクルとの防衛戦を反則負けで切り抜けたAWA世界ヘビー級王者の鶴田は4月19日福島県郡山市総合体育館でジム・ブランゼル、最終戦の4月26日埼玉県大宮スケートセンターでグレッグ・ガニアの挑戦を退けてシリーズ終了後に再度AWA世界ヘビー級王者として北米サーキット第2弾に出発しましたが、5月13日(現地時間)ミネソタ州セントポール・シビックセンターでリック・マーテルに敗れAWA世界ヘビー級のベルトは落として帰国し、このシリーズに参戦しています。

開幕戦でマイティ井上は国際プロレス時代は海外遠征中ですれ違いだったニックのマネージャー、"ザ・ブレイン"ボビー・ヒーナンと対戦し、9分21秒、両者リングアウトの引き分け。

また、左膝膝蓋骨骨折の重傷から大仁田厚が復帰、佐藤昭雄と組んで石川敬士&ウルトラセブン組と対戦、17分9秒、大仁田がセブンをエビ固めで降し復帰戦を白星で飾りました。

第5戦の5月22日田園コロシアムではケリーのNWA世界ヘビー級王座に鶴田が挑戦。この時のNWA世界戦は全て60分3本勝負で行われ、1−1から両者リングアウトの引き分け。

田コロ大会で井上は阿修羅・原&大仁田とトリオを結成しジプシー・ジョー&ヒーナン&鶴見五郎組と6人タッグマッチで対戦、国際プロレス色の強いマニアックな組み合わせでしたが11分20秒、井上がサマーソルト・ドロップからヒーナンを片エビ固めに押さえました。

第6戦、5月24日神奈川県横須賀市総合体育会館では前王者フレアーがケリーに挑戦。1−1から迎えた決勝の3本目、ケリーの後方回転エビ固めをフレアーがもう一回転させてエビ固めに丸め込んでカウント3、第66代王者に返り咲き。日本で初めて外国人レスラー同士でベルトが移動しています。ケリーは18日という短命王者に終わっています。

第7戦、5月25日千葉県船橋市民体育館(夏見台)でレイスがフレアーに挑戦。1−1から両者反則の引き分けとなり、ベルトを持ってアメリカに帰国したのはフレアーでした。

第12戦の6月1日北海道帯広市総合体育館からビル・ロビンソンが特別参加。この日井上と大仁田のシングルマッチ20分1本勝負が実現し、13分7秒、井上がエビ固めでフォール勝ちしました。

第17戦は6月7日千葉県成田市体育館。井上と渕正伸(正信)のシングルマッチ20分1本勝負が組まれ、15分17秒、井上がエビ固めで勝利。現NWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級王者というアドバンテージはありましたが、井上と大仁田、渕、マジック・ドラゴン(園田一治)のかつての若手三羽烏との間はまだ実力に差があったと思います。

シリーズ最終戦は6月14日後楽園ホール大会、この日は新日本プロレスが同日同時刻に蔵前国技館で「84IWGP」優勝決定戦を開催、前年度優勝者ハルク・ホーガンにリーグ戦最多得点の猪木が挑み、2度の再試合の後、長州力の乱入により猪木がリングアウト勝ちで優勝となりましたが、結果に納得がいかない観客が暴徒と化し、館内を毀損する行為に出る暴動騒ぎとなりました。

全日本プロレスは至って平和。井上はジョーの挑戦を受けてNWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級王座防衛戦を行い、井上はジョーのブレーンバスターを空中でかわし、バックに廻って逆ネルソンから後方に回転してブリッジして固め、13分26秒オースイ・スープレックスホールド(豪州式原爆固め)でフォール勝ち。2度目のタイトル防衛に成功しています。

シリーズ終了後の6月22日、東京・永田町のキャピトル東急ホテルで記者会見が行われ、馬場の全日本プロレスと前83年12月に社内クーデター事件の影響から新日本プロレスを退職した大塚直樹が代表を務める「新日本プロレス興行株式会社」が業務提携をすると発表、新日本プロレス興行主催興行の第1弾として8月26日田園コロシアム大会を開催することが明らかにされました。

「グランド・チャンピオン・カーニバルPART�掘廚錬祁遑尭�埼玉県戸田市スポーツセンターで開幕。

開幕戦では井上はカール・フォン・スタイガーとシングルマッチで初対戦し8分15秒、サマーソルト・ドロップからの体固めで勝利を収めています。

このシリーズには井上が国際プロレスでデビューした67年7〜8月の「パイオニア・サマー・シリーズ」で初来日を果たした「野生児二世」ロジャー・カービーが来ています。新人と外国人レスラーであり対戦の機会はありませんでしたが実に17年ぶりに同じ巡業で回っていました。

第14戦の7月21日福岡県宇美町寿屋宇美店駐車場特設リングで井上とカービーのシングルマッチが組まれ9分、首固めで井上がフォール勝ちしました。

シリーズ最終戦の7月31日蔵前国技館で井上は新日本プロレスの常連外国人レスラーで全日本プロレスには初参戦となるジョニー・マンテルとNWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級王座防衛戦を行いました。

井上はマンテルのラリアットをかわし、ロープの反動を利用したフライング・ボディシザースドロップを決め14分42秒、井上が体固めでフォール勝ちし3度目の王座防衛に成功しています。

他はAWA世界ヘビー級王者Rマーテルに鶴田が挑戦、Rマーテルのエアプレーンスピンで自分も目を回したか両者もつれて場外ヘ転落。場外でのアトミックドロップ合戦から鶴田がリングに戻ろうとしたが、Rマーテルが鶴田の足を引っ張ってリングインさせず19分27秒に両者リングアウトの引き分けで鶴田は王座奪取成らず。

メインイベントはスタン・ハンセンのPWFヘビー級王座に馬場が2度目のリターンマッチ 。10分7秒、ハンセンがボディスラムにいこうとした瞬間、馬場が首固めで丸め込み、馬場が75年9月ハンセンの初来日時を除き、82年に新日本プロレスから移籍以来初めてハンセンから3カウントを奪うことに成功しました。

なお、この日、8月26日田園コロシアム大会でデビューする2代目タイガーマスクがリングに登場、観客にお披露目されていますが特徴ある眉毛で正体はバレバレでした。

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