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2024年12月19日07:13

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【特別編】マイティ井上さん追悼(21)

マイティ井上の82年全日本プロレス「第10回チャンピオン・カーニバル」の闘いの模様の続きです。

第6戦は3月24日群馬県桐生市民体育館でロッキー羽田と対戦、内臓疾患で中堅グループの中では少しポジションがダウンした羽田。78年11月の「日本リーグ争覇戦」では30分時間切れになっていますが今回も羽田の粘りの前に攻め切れずまたもや30分時間切れ引き分けに持ち込まれてしまいました。

これで2勝3敗1時間切れ引き分けの5点となっています。

第7戦は3月25日千葉公園体育館はテレビ収録。石川隆士と共にアジア・タッグ王座を保持している佐藤昭雄と初のシングル対決での公式戦。11分31秒に回転エビ固めでフォール負けを喫してしまいました。2勝4敗1時間切れ引き分けの5点。

第8戦、3月26日埼玉県越谷市体育館、メインイベントは公式戦、馬場と天龍の初のシングルマッチで天龍のドロップキックを自爆させ、河津落としを決めて16分9秒、片エビ固めで撃破しています。

井上はベテランのグレート小鹿と公式戦で対戦、21分6秒、エビ固めでフォール負け、連敗で2勝5敗1時間切れ引き分けで5点。

第9戦の3月27日茨城県下館市(現在の筑西市)青果市場ではプリンス・トンガとの公式戦、10分52秒、両者リングアウトの無得点試合となり2勝5敗1時間切れ引き分け1両リンの5点と変わらず。

第10戦、3月28日茨城県古河市立体育館では全日本プロレス所属となってからは初となる鶴田との公式戦、11分、鶴田の回転エビ固めに押さえ込まれて4試合連続無得点となり、2勝6敗1時間切れ引き分け1両リンの5点。

井上と鶴田は国際プロレス時代は3度対戦し75年12月10日岐阜市民センター「オープン選手権」は30分時間切れ引き分け、77年11月29日大田区体育館「全軍対抗戦」は18分37秒、体固めで負け、78年11月25日蔵前国技館「日本リーグ争覇戦」は16分38秒、回転エビ固めで負けでしたが15分は引っ張ってはもらえず…。

開幕戦から10戦連続全部公式戦だった井上でしたが、リーグ戦は棄権したものの、阿修羅・原が第11戦の3月30日新潟市体育館から復帰、井上とのタッグで20分時間切れ引き分けとなりました。

この日のメインイベントの公式戦は71年2月2日日本プロレス広島県立体育館でインターナショナル王座を賭けて対戦し、1−1で引き分けた馬場とストンパーが11年ぶりにシングルで対戦し5分57秒、ブルーザー・ブロディ、バック・ロブレイが入ってきて乱闘となり、両者反則の無得点試合。

馬場はストンパーに勝てず、というデジャヴを見せています。この時に馬場と引き分けたということは次もまたストンパーを呼ぶつもりがあったのかとこの時は思いましたが…。

第15戦、4月3日宮城県中新田町民体育館では馬場とシングル初対決、8分50秒、片エビ固めでフォール負け、2勝7敗1時間切れ引き分け1両リンの5点。この日は土曜日で、日曜日休刊である「東京スポーツ」には結果のみ掲載されており、どんな内容だったかは不詳ですが、御大・馬場には10分持たせてもらえませんでした。

第17戦の4月5日東京・東久留米市中央図書館駐車場特設リングではアレックス・スミルノフ同様、国際プロレス時代からの因縁の相手であるストンパーと対戦、7分35秒、片エビ固めでフォール負け、2勝8敗1時間切れ引き分け1両リンの5点。

第20戦、4月9日鳥取市産業体育館はテレビ収録。井上は天龍源一郎とシングルでは初対決、この試合はYoutubeに動画が残されています。

井上の流れるようなマット捌きに天龍は翻弄され、ストマックブロック、サマーソルトドロップ、バックドロップ、さらにドリルアホール・パイルドライバーと畳み掛けていきました。

しかし、井上のフライング・ショルダーアタックを延髄斬りで天龍が迎撃、さらに立たせておいての延髄斬りからお返しのドリルアホール・パイルドライバー。10分8秒、片エビ固めで3カウントを奪い天龍のフォール勝ち。井上は2勝9敗1時間切れ引き分け1両リンの5点。

試合を作っていたのは井上であり当時は下手でぎこちなさが目立った天龍を上手く引き上げており、井上の職人らしさが際立った試合でした。

鳥取大会メインイベントは馬場と鶴田の師弟対決で30分時間切れ引き分け、公式戦の「本割」では6年連続時間切れ引き分けとなりましたが、この試合が最後の師弟シングルマッチとなっています。

第21戦、4月10日滋賀県八鹿町立体育館ではテッド・デビアスとの公式戦、6分55秒、体固めでフォール負け。2勝10敗1時間切れ引き分け1両リンの5点。

第23戦の4月12日愛媛県今治市公会堂では井上はブロディのマネージャー格、ロブレイとの公式戦が組まれましたが前日の4月11日岡山県津山市総合体育館で、ブロディとの公式戦が組まれいたロブレイは「ブロディのマネージャーとして来ているので彼とは闘えない」とリーグ戦を棄権、ブロディに不戦勝を献上しました。

終盤とあってブロディ戦だけでなく井上戦まで棄権。井上は3勝10敗1時間切れ引き分け1両リンの7点。

全日本プロレスは新日本プロレス、国際プロレスと違い、リーグ戦の星取りはきちんとやっていましたが、この年は参加人数が多すぎてリーグ戦の運営も杜撰になり、4月12日今治で組まれていたアジア・タッグ王者チーム同士の石川と佐藤が「闘いたくない」として両者不戦敗。

4月13日愛媛県宇和島市営闘牛場で組まれていたグレート小鹿vs大熊元司の極道コンビ対決も「俺達はコンビだから闘わない」としてこちらも両者不戦敗。

小鹿と大熊は「チャンピオン・カーニバル」が初めて総当たりリーグ制となった76年の第4回大会のみ、同じ理由で両者不戦敗となっていますが、第5回〜9回まではちゃんと対戦しておりリーグ戦大詰めに来ての2組カードドタキャンは不可解です。

宇和島で井上は最終公式戦でビル・ハワードと対戦、9分35秒、片エビ固めで降して4勝10敗1時間切れ引き分け1両リンの9点でリーグ戦を終えています。
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