年越しジョイントライブは大盛況だった。大盛況すぎて回線がパンクしてラグる事態もあったそうで、一時休憩と称してメンテナンスが入ったほどに。
現実世界に戻ってきた律音は愛架に労われ、年をもう越してしまったが年越しそばを食べながら。
そして母親に言う。「あの子なんでしょ?観月祷姫奈ちゃん」
愛架は洗い物の手がとまりピクっと体を震わせた---------------
律音「バックライトで騙せたのはみんなだけ。アリア様の末裔である私まで欺けるほど私、血筋は衰えちゃいないよ」
律音にも感じとれてしまったらしい祷姫奈のオーラが。
律音「お母さんは祷姫奈ちゃんのオーラで私が壊れていくサマでも想像してたのかな?私、そんなに甘くないよ」
愛架「律音・・・・」
逆に思う。次のジョイントライブが楽しみ、という娘の言葉を。それを聞いてだいぶホッとしたのか、洗い物のおたまを落としてしまった。拾いながら「うちの娘はこんなに強いのに私は避けさせる事ばかり・・・・なにを考えていたのだろう」と思う。
律音「ね、次のジョイントはいつ?ああいう壁を乗り越えてこそVRANO=METRIAだからね。ね、いつ?」
予定はわからないと伝えると「そっか。じゃあ疲れたからおやすみ〜〜」と律音は自室へと去って行ってベッドに潜り込んだ。そしてぽつり・・・・一言こぼして目を閉じる。
律音「ほんと・・・・壁だね・・・・高い高い壁だなぁ〜〜・・・・」
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