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2024年07月29日23:28

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ストロング小林さん追悼最終章(762)

新日本プロレスと全日本プロレスの興行戦争、新日本プロレスの「サマー・ファイト・シリーズ」7月3日後楽園ホールで開幕し8月6日蔵前国技館が最終戦の5週間シリーズ、全日本プロレスの「サマー・アクション・シリーズ」は7月3日熊谷市民体育館で開幕し7月30日後楽園ホールが最終戦の4週間シリーズでした。 

後楽園ホールは新日本プロレスが開幕戦の7月3日、猪木&坂口征二組vsアブドーラ・ザ・ブッチャー&バッドニュース・アレン組、藤波辰巳vsレス・ソントンのWWFジュニア・ヘビー級選手権試合で2,200人発表。

全日本プロレスは翌7月4日、馬場vsキラー・トーア・カマタのPWFヘビー級選手権試合、タイガー・ジェット・シン全日本第1戦vsディック・スレーターで2,400人発表でどちらも満員には成らず。

全日本プロレスはシンの熊谷大会乱入のテレビ放送が後楽園ホール大会当日の4日土曜日午後5時30分(関東地区)からであり、「東京スポーツ」をレギュラー購読しているようなマニア以外には乱入の事実が周知徹底されておらず、テレビを観て初めて知った人が大多数であり、せっかくの歴史的事件だったにも関わらず、当日券の伸びにあまり影響がなかったのが主因です。

200人差というのは水増しの範囲内であり互角と見るのが妥当かと思われますが3日の新日本プロレスを生観戦し、4日の全日本プロレスを11日放送の「全日本プロレス中継」で見た私の感覚では北側の通路から確認出来た立見客の数では全日本プロレスが若干上回っていたと思います。

札幌中島体育センターは全日本プロレスが先の「スーパー・パワー・シリーズ」で6月3日に開催、馬場&大木金太郎が7年半の恩讐を超えてタッグを結成、メインイベントでザ・シーク&バグジー・マグロー組と対戦、NWAミッドアトランティック地区の黄金カード、リッキー・スティムボートvsジミー・スヌーカがセミファイナルで5,800人発表。

新日本プロレスは5週間後の7月10日に開催、猪木vsマスクド・スーパースター、藤波vsスタンリー・レーンのWWFジュニア・ヘビー級選手権試合で5,700人発表、こちらも満員とは成らず100人差で互角とみます。

シリーズ終盤にも後楽園ホールのニアミスがあり、全日本プロレスがシリーズ最終戦の7月30日、馬場&鶴田組vsビル・ロビンソン&天龍組のインターナショナル・タッグ選手権試合で1,500人と不入り。

新日本プロレスは3日後の8月2日、日曜日の昼興行という好条件、猪木vsアレン、藤波vsブッチャー、長州力vs東都初登場のローラン・ボック、タイガーマスクvsスコルピオンの豪華4大シングルマッチで翌年の82年〜83年位のブームの時期だったら蔵前国技館で開催しても8,500〜9,500人発表位集められる組み合わせで2,600人満員発表で、終盤の後楽園ホールは新日本プロレスが圧勝、というより全日本プロレスの入りが悪すぎました。

全日本プロレスの観衆1,000人台発表というのは81年近年ではテレビ放送が毎週土曜日午後8時のゴールデン枠から撤退し、午後5時30分からになった最初の「NWAチャンピオン・シリーズ」開幕戦の4月20日が馬場&ザ・デストロイヤー組vsジン・キニスキー&マイク・シャープ・ジュニア組、鶴田vsディック・マードックで1,000人発表。これがおそらく全日本プロレス後楽園のワーストでしょう。

しかし、今回深刻だったのは金看板の一つ、インターナショナル・タッグ選手権試合を開催して1,500人しかお客を呼べなかったということです。

「世界最強タッグ決定リーグ戦」開幕戦など豪華外国人メンバーを集めれば超満員にはなりますが、それ以外の時は後楽園ホールが満員にならない、というのは危機的状況でした。

そんな中での天龍プロレス開眼は明るい材料で、やはり外国人レスラー人気に頼ってばかりいたら団体の未来は明るくはない、ということを改めて感じさせられた次第です。
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