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2024年03月15日13:31

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ストロング小林さん追悼(626)

80年新日本プロレス「第3回MSGシリーズ」第26戦は5月24日、青森県営体育館(観衆3,500人満員発表)大会。この日は2大公式戦が組まれ、メインイベントは決勝リーグ戦45分1本勝負、年に一度の黄金対決、猪木が坂口征二と対戦。

78年の第1回大会では、4月21日蔵前国技館で予選トーナメント1回戦で対戦30分時間切れとなり、10分間の延長戦も時間切れ。異例の時間無制限1本勝負による再延長戦が行われ、猪木が場外でダウンの坂口めがけ、コーナーポスト最上段から3�探濤濂爾離瀬ぅ咼鵐亜Ε法璽疋蹈奪廚魴茲瓩藤永�12秒、猪木のリングアウト勝ち。

坂口は敗者復活戦を勝ち抜いて決勝リーグ戦に進出、5月25日、松山・愛媛県民館での決勝リーグ戦は上田馬之助が乱入し、20分54秒、ノーコンテストとなりました。

79年の第2回大会はシリーズ大詰めの公式戦再終戦、6月6日、愛知県体育館で決勝リーグ戦で対戦、26分4秒、猪木の卍固めの前に坂口屈辱のギブアップ負け、猪木は、決勝リーグ戦1位通過で優勝決定戦に駒を進めています。

今年こそは猪木に一矢報いたい坂口ですが、猪木は、坂口戦になると出す頻度が高い足4の字固めを決め、そのままもつれて両者場外に転落、13分56秒、両者リングアウトの引き分けとなり猪木は16点、坂口は9点。

セミファイナルは夢の対決、アメリカではベビーフェイス同士なのでまず見られないアンドレ・ザ・ジャイアントとダスティ・ローデスが対戦した決勝リーグ戦45分1本勝負。

アンドレのカウンターのビッグブート(18文キック)をキャッチしたローデスは、得意のバイオニック・エルボーを見せて観客を沸かせます。アンドレは強烈なヘッドバット、これにはたまらず場外へ避難、追うアンドレ。場外乱闘となったところで前23日の宮城県迫町大会で遺恨が生じたスタン・ハンセンとハルク・ホーガンが乱入してアンドレとローデス、両方に襲いかかりました。

レフェリーのカウントが進み、8分23秒、両者リングアウトの引き分け。アンドレは18点、ローデスは9点と星が伸びず。

ストロング小林はセミ前で藤波辰巳とタッグを組み、ホーガン&バッドニュース・アレン組とタッグマッチ45分3本勝負で対戦、1本目は11分12秒、日本組の反則勝ち、2本目は4分27秒、藤波がアレンを回転エビ固めで破り反則含みながら2−0のストレートで藤波&S小林組が勝利を飾りました。

特別参加、WWFヘビー級王者のボブ・バックランドは長州力とシングルマッチ30分1本勝負で対戦、7分32秒、ジャパニーズ・レッグロール・クラッチホールド(回転足折り固め)でフォール勝ち。

決勝リーグ戦45分1本勝負、ハンセンと剛竜馬の一戦は、2分7秒、ウェスタン・ラリアートからの体固めでハンセンがフォール勝ちし19点、剛は0点。

ウィリエム・ルスカ&木戸修組とチャボ・ゲレロ&ティト・サンタナ組のタッグマッチ30分1本勝負は9分53秒、チャボが木戸を体固めで降してチャボ&サンタナ組に凱歌が上がっています。星野勘太郎は木村健吾とシングルマッチ30分1本勝負で対戦、13分15秒、逆さ押さえ込みで星野がフォール勝ちししました。

第27戦、5月25日、秋田県大館市民体育館(観衆2,000人発表)大会。この日行われる予定だった決勝リーグ戦45分1本勝負、初対決の猪木と剛のシングルマッチは剛が腰を痛めて欠場となり、猪木の不戦勝となりました。猪木は21点、剛は0点。

この為カードが変更され、猪木はメインイベントに出場、藤波&S小林とのトリオでアンドレ&チャボ&サンタナ組と6人タッグマッチで対戦。1本目は5分4秒、アンドレがS小林を体固め、2本目は5分29秒、S小林がサンタナをカナディアン・バックブリーカー、決勝の3本目は7分3秒、藤波がチャボを回転エビ固めで破り2−1で猪木&藤波&S小林組が勝利を飾っています。

セミファイナルは決勝リーグ戦45分1本勝負、坂口とハンセンの対戦。坂口の圧倒的不利かと思われましたが、勝負を焦ったハンセンが暴走し4分53秒、坂口が反則勝ちを拾い13点。ハンセンは冷静に闘えば確実に5点取れる坂口に取りこぼして19点のまま。

セミ前も決勝リーグ戦45分1本勝負。長州とローデスはの一戦で5分15秒、ローデスが片エビ固めでフォール勝ちし14点、長州は7点。

公式戦外の試合ではバックランドが木村健を5分38秒、ジャーマン・スープレックスホールドでフォール勝ち、ホーガン&アレン組はルスカ&木戸組と対戦、9分43秒、ホーガンが木戸をカナディアン・バックブリーカーでギブアップさせています。

第28戦、5月27日、大阪府立体育会館(テレビ収録、観衆9,000人超満員発表)大会。注目の4大決戦に府立は札止め。メインイベントはアメリカでは実現しない夢の対決、バックランドにローデスが挑戦したWWFヘビー級選手権試合61分1本勝負。

ローデスはバックランドの右足狙い、バックランドは立ち上がるとモンキーフリップでローデスはを投げつける。序盤は技と技のクリーンな攻防。

5分過ぎからローデスがジ・アウトローズ時代を彷彿とさせるラフプレーを仕掛けてきました。バックランドの額にパンチ、後頭部にバイオニック・エルボー、さらに得意の腰振りダンスを見せると左のストレート、バックランドは大きく吹っ飛びました。

10分過ぎからバックランドが反撃、ローデスの135Kgの巨体を軽々と担ぎ上げるとハイアングル・アトミック・ドロップ、さらにエグい落差でのジャンプしてのドリルアホール・パイルドライバー、フォールにいきますが、ローデスは、カウント2でクリア。

ローデスはバックランドのショルダータックルをかわしてブレーンバスター狙い、しかしバックランドが滑り降りてのジャパニーズ・レッグロール・クラッチホールド(回転足折り固め)を見せるも体勢不十分でローデスがクリア。

ローデスは怪力を利しての逆エビ固め、バックランドがこれを跳ねのけるとローデスはバランスを崩してレフェリーのミスター高橋にぶつかりました。ここから場外戦へ。ローデスはバックランドの首を掴んで鉄柱ヘ。バックランドの額が切れて流血。傷口にストンピング、両者リング内。

バックランドのリストを掴んだローデスは、コーナーマットに飛ばしてから逆さ吊りにしてバックランドにストンピング、ニードロップの嵐、止めに入った高橋レフェリーを突き飛ばし、19分12秒、ローデスの反則負け。バックランドが辛くも王座防衛に成功しました。

防衛を果たしたバックランドは6月4日、愛知県体育館で勢いに乗るハンセンの挑戦を受けることが決定しています。

セミファイナルは決勝リーグ戦45分1本勝負、S小林がついに猪木との対戦に辿り着きました。言うまでもなく6年前の74年3月19日と12月12日の2回、蔵前国技館で壮絶な死闘を展開、日本中のプロレスファンを熱狂させたかつての黄金カード。

大阪大会はテレビ朝日で収録されたものの、猪木vsS小林戦は放送されなかった為、5月29日付(28日発行)の「東京スポーツ」から試合レポを引用してみたく思いまます。

『体調不十分ながら単独首位を走る猪木、身体の方は気合でカバー、ゴング前から小林を張り飛ばした。逆にスロースターターの小林は機先を制されてリズムが狂った。力比べも猪木にブリッジで返され、さらにはショルダースルー。

猪木が攻める。レッグロックからデスロック、そのままボディにパンチ。5分経過、猪木がアリキック、小林の波乗り固めをヒップアタックで切り返して場外へ投げ捨てた。

小林がようやく反撃に転じた。猪木のスリーパーホールドを抱え上げてコーナーポストへ。ボディへパンチ、ロープに飛ばしてカウンターのパンチ、これでカウント2を奪ったがここまで。

再びロープに飛ばしてのカウンターのパンチ、これをかわした猪木は小林の後頭部へドロップキック一発で小林はマットに沈んだ』

11分27秒、猪木が体固めでフォール勝ち、文中にある「後頭部へのドロップキック」というのは延髄斬りでしょう。延髄斬りの名称はこの時期すでに使われていましたが、記者によって浸透度に差があったということでしょう。猪木は26点、S小林は10点。試合レポを読む限り、S小林の攻めは単調だったのではないかと思われます。

この試合が猪木とS小林の最後のシングルマッチでした。 

セミ前がアンドレvsハンセンのスペシャルシングルマッチ45分1本勝負、3日後の5月30日、高松市民文化センターで公式戦で対戦する両者は真っ向からぶつかり合う大肉弾戦、4分12秒、両者リングアウトの引き分け。

決勝リーグ戦45分1本勝負、坂口と藤波の一戦は藤波がドラゴンロケット、これをかわした坂口がリング内へ、エプロンに上がってきた藤波めがけ、坂口は助走をつけてのジャンピング・ニーアタック。藤波はたまらず場外でダウン、11分21秒、坂口のリングアウト勝ちとなりました。坂口は17点、藤波はこれが初失点▲5点となり20点。

公式戦外の試合ではチャボ&サンタナ組が星野&木戸組と対戦、13分10秒、チャボが木戸を体固め。ホーガンは長州を3分4秒、カナディアン・バックブリーカーでギブアップさせています。

ルスカ&荒川真組vs剛&永源組のタッグマッチ20分1本勝負は10分41秒、剛が荒川を体固めで降し、剛&永源組が勝ち、アレンは木村健を9分5秒、片エビ固めで破りました。

大阪大会は6月13日の「ワールドプロレスリング」で録画中継され、メインのバックランドvsローデスのWWFヘビー級選手権試合と坂口vs藤波戦の2試合が放送されましたが、優勝決定戦の後から放送された為、坂口vs藤波戦は公式戦としてではなくスペシャルマッチとして実況されました。
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