風雲急を告げる猪木vsウィリー・ウイリアムス戦を前に猪木は「前門の虎」今シリーズ絶好調のスタン・ハンセンと連夜の激闘を展開。
80年新日本プロレス「新春黄金シリーズ」は1日の移動日を挟んで九州地方へ。第11戦は1月15日、鹿児島県国分市総合体育館(観衆2,100人発表)大会。
メインイベントは猪木&坂口征二&藤波辰巳組の「リアルビッグ3」がハンセン&ロッキー・ジョンソン&ダイナマイト・キッド組と対戦した豪華6人タッグマッチ。1本目は8分19秒、藤波がキッドを体固め、2本目は4分35秒、キッドが藤波を体固め、決勝の3本目は5分46秒、猪木がアバラ折り(コブラツイスト)でRジョンソンをギブアップさせ、2−1で猪木&坂口&藤波組が快勝しています。
セミファイナルは長州力とマサ齋藤のシングルマッチ45分1本勝負で9分18秒、両者リングアウトの引き分け。
セミ前ではスティーブ・カーンが永源遙を7分54秒、体固めで破り、スキップ・ヤングは星野勘太郎に9分42秒、体固めでフォール勝ち。バッドニュース・アレンは小林邦昭を6分38秒、体固めで降しています。
ストロング小林は木村健吾とのタッグでウィリエム・ルスカ&荒川真組と対戦、11分17秒、S小林が荒川を体固めで破り、S小林&木村健組が快勝しています。木戸修は平田淳二を7分59秒、体固めで破りました。
第12戦、1月16日、鹿児島県指宿市総合体育館(観衆2,500人満員発表)大会。メインイベントは猪木&藤波&星野組がSカーン&キッド&ヤング組のジュニア・ヘビー級トリオと対戦しました。
1本目は7分39秒、藤波がヤングを回転エビ固め、2本目は4分49秒、キッドが星野を体固め、決勝の3本目は5分24秒、猪木がキッドを体固めで破り、2−1で猪木&藤波&星野組の勝利。
この頃より肩、首の蓄積されたダメージを口にするようになってきた猪木の身体への負担軽減というのはありますが、この日の対戦相手のSカーン、キッド、ヤングのジュニアの3外国人は猪木には軽い相手。
ここは猪木はメインでRジョンソンかアレンとシングルで対戦してもらい、猪木の代わりに木村健を入れての45分3本勝負でも良かったのではないでしょうか?。
セミファイナルは今シリーズ初となる坂口とハンセンのシングルマッチ45分1本勝負で6分19秒、ハンセンが「首折り弾」ウェスタン・ラリアート(今回より表記をラリアートに変更致します)から体固めでフォール勝ち。
S小林はセミ前に登場、Rジョンソンとシングルマッチ30分1本勝負で対戦し8分9秒、片エビ固めでフォール勝ちしています。アレンは永源を7分31秒、体固めで降しました。
前79年はタッグを組んでいたルスカとM齋藤がシングルで対戦し、11分6秒、ルスカの反則勝ち。長州&小林邦組vs木村健&木戸組のタッグマッチは11分45秒、木村健が体固めで小林邦からフォール勝ちしています。
第13戦、1月17日、鹿児島県鹿屋市体育館(観衆2,400人満員発表 )大会。メインイベントは猪木&藤波組の師弟タッグがハンセン&キッド組と対戦するテレビマッチ級の好カード。
この試合でハンセンが暴走、1本目、猪木場外に落として、マット上でのドリルアホール・パイルドライバーからフラフラと立ち上がったところをウェスタン・ラリアート一発、これで猪木は失神、場外KOされ戦闘不能状態に。
レフェリーのミスター高橋がゴングを要請し12分47秒、猪木がハンセンに反則勝ち。2本目は藤波が孤軍奮闘、2分25秒に両チームリングアウトの1−1に持ち込んで2−1で猪木&藤波組がスコアの上では勝ちとなりました。
試合後、猪木は強い頭痛を訴えて鹿屋市内の病院に直行、応急処置を受けてホテルに帰りました。ハンセンの「ブレーキの壊れたダンプカー」が猪木を破壊、翌1月18日、長崎県諫早市体育館でのテレビ生中継の試合出場が危ぶまれる状況になって来ました。
セミファイナルは坂口とアレンのWWF北米ヘビー級選手権試合前哨戦、シングルマッチ45分1本勝負で9分41秒、坂口の反則勝ち。
セミ前は長州とRジョンソンのシングルマッチ30分1本勝負で僅か3分21秒、長州が回転エビ固めでフォール勝ち。M齋藤は永源を5分37秒、体固めで降しました。
S小林は小林邦との「ダブル小林」でルスカ&木戸組と対戦、11分56秒、木戸が小林邦をエビ固めでフォールしルスカ&木戸組に軍配が上がりました。木村健はヤングを6分15秒、首固めに丸め込んでフォール勝ちしています。
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