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2023年11月21日23:07

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ストロング小林さん追悼(572)

80年2月27日、蔵前国技館で行われる猪木vsウィリー・ウイリアムスの「格闘技世界一決定戦」を前に立会人を務める予定の劇画作家、梶原一騎による雑誌での「ウィリーのパンチ一発で猪木なんか死んじゃうよ。」発言を受けて関係が悪化した新日本プロレスと極真会館。

新間寿営業本部長は1月14日、同大会のプロモーターに名を連ねている元極真会館最高師範で新格闘術代表の黒崎健時に善後策を相談、梶原も交えて話し合いが行われ、問題は急転直下、解決の運びとなりました。

この日、猪木の代理人である新間とウィリー側の代理人黒崎が揃って会見を行い、かねてから雑誌『GORO』の掲載記事をめぐって新間寿氏と猪木vsウィリー戦の立会人である梶原一騎氏の間で、(1月)12、14日と話し合いが持たれ、「闘う当人である猪木、ウィリー共に"後世に残る名勝負にしたい"を強調している。また、ファンもこの闘いを望んでいる。我々の感情問題でこの試合をご破算には出来ない。もっと大局的な見地に立って考え、2.27決戦は実現しなければならない。」との統一見解に達し、この日、改めて猪木vsウィリー戦を予定通り行うと、正式発表がありました。

また、新日本プロレスと極真会館の対立問題について、「実現不可能な突っ張り合いは好ましくない。双方共に白紙に戻すべき」との黒崎の進言で今後の収拾については、新日本プロレス、極真会館いずれも黒崎に委任することになり、事実上、梶原、新日本プロレス共に撤回したことになりました。

本件に対する各氏のコメントは以下の通り。

新間「梶原氏と2日間に亘り話し合い、猪木vsウィリー戦については実現させることで一致をみた。同氏は席上、雑誌の報道が極真側が喋った事実と大幅に違っていたことを主張されていたが、私も立会人としての同氏の発言を信じたい。猪木はウィリー戦を後世に残る名勝負にしたいとハッスルしている。我々もスッキリした場で両者に闘ってもらう義務があると思う。」

黒崎「梶原、新間両氏と話し合い、最良の結果が出たことに満足している。猪木vsウィリー戦はファンの為にも必ず実現しなければならない対決。個人的な感情でモメることは許されないでしょう。これから細部事項を大至急決定、発表します。」

猪木「梶原さんの話を聞いてだいたいのところは了解した。とにかく私はウィリー・ウイリアムスという格闘家と闘うのが第一の目的であり、極真がどうのこうの、ということは第二の問題だと思っている。極真の問題は黒崎さんが任せてくれと言うなら任せる。

まぁ、今ウィリーの映画『地上最強・最後のカラテ』をやっているらしい…。ウィリーとやると決まった以上はウィリーを叩き潰すことに全力をあげる。映画でも観てウィリーを研究するか…。当面、スタン・ハンセンとの闘いもあるし、身体が2つ欲しいよ。」

梶原のコメントはなし。

なお、同日に猪木vsウィリー戦の試合時間は1ラウンド3分の15ラウンド、ウィリーは6オンスのグローブを着用する。また、2月10日日曜日、午後1時より後楽園ホールにて両者による有料の公開スパーリングが開催されることが発表されました。

他、ウィリーは1月の終わりからタイのバンコクで、猪木は「新春黄金シリーズ」が終わってからパラオの大統領から寄贈された島「イノキアイランド」でそれぞれ特訓を開始、大会チケットは1月14日から首都圏各プレイガイドにて一斉発売されたと発表がありました。

会見のすぐ後に大会情報が間髪を入れず発表されていると言うことはやはり興行を盛り上げる為の対立アングルではなかったかと思われます。
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