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2023年11月11日21:46

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ストロング小林さん追悼(562)

猪木とボブ・バックランドのWWFヘビー級選手権試合問題は、新間寿WWF会長の「試合はノーコンテスト、バックランドの王座獲得は無効」の主張が通り、猪木のベルト返上も認められました。

しかし「MSGで猪木とバックランドの王座決定戦」の案は却下され、バックランドは11月19日(日本時間20日)の定期戦でレフェリーストップ裁定によりフォール結着のついていないボビー・ダンカンと王座決定戦を行い、バックランドが回転エビ固めでフォール勝ちし王座返り咲き、と丸く収まった訳です。

新日本プロレスではこの一戦を裁いたミスター高橋にミスジャッジがあったとして謹慎処分にしたのと、試合を壊した元凶である乱入したタイガー・ジェット・シンに対して「6か月の試合出場停止処分」を発表しました。

MSG決戦が終わると藤波辰巳、長州力はメキシコへと移動、12月19日(日本時間20日)、メキシコシティー・パラシオ・デ・ロス・デポルテスでのUWAの定期戦に出場しました。(下記の試合は全て時間無制限3本勝負)

藤波は未来日のアンヘル・ブランコとWWFジュニア・ヘビー級王座防衛戦。1本目は11分27秒、藤波がブレーンバスターからドロップキックを連発して体固め。2本目は6分26秒、ブランコがフライング・クロスアタックから回転エビ固め、決勝の3本目は3分12秒、藤波のジャーマン・スープレックスをブランコが押し潰し、両者の両肩がマットにつきました。

レフェリーはカウント3を入れ、両者ダブル・フォールによる引き分けが宣せられ、1−1の引き分けで藤波が5度目の防衛に成功しました。

メキシコ初登場の長州はカネックの保持するUWA世界ヘビー級王座に挑戦、1本目は7分7秒、長州が体固め、2本目は5分31秒、カネックが体固め、決勝の3本目は9分51秒、カネックが体固めで取り、2−1でカネックが王座防衛を果たしています。

グラン浜田と普段はオポジションとなるEMLL(現在のCMLL)に出場している佐山サトル(サトル・サヤマ)がタッグを組んで、レイ・メンドーサ&レネ・グアハルド組と対戦。1本目は6分4秒、佐山がグアハルドを体固め、2本目は4分14秒、メンドーサが佐山を体固め、決勝の3本目は7分2秒、日本組の反則勝ちとなり、2−1で浜田&佐山組が辛勝しています。

新日本プロレスから出場停止処分を食らったシンがメキシコマット界に突如として殴り込みをかけました。(実際は出場停止処分は表向きで新日本プロレスのブッキングでメキシコに遠征しにきたもの)

シンはエル・ソリタリオとメキシコマット登場第1戦を行い、1本目は2分7秒、シンの反則勝ち、2本目は4分16秒、ソリタリオの反則勝ち、決勝の3本目は1分42秒、ソリタリオの反則勝ちと、3本全て反則裁定といういかにもシンらしいメキシコマットデビュー戦となりました。

この大会は12月28日の「ワールドプロレスリング」で録画中継され、藤波vsブランコ、カネックvs長州、浜田&佐山組vsメンドーサ&グアハルド組の3試合が放送されていますが、テレ朝の解説者としてメキシコに来ていた山本小鉄が試合に出場、ドリー・ディクソンとタッグ組んで、ベビー・フェイス&フィッシュマン組と対戦しています。

1本目7分12秒、小鉄がフィッシュマンを体固め、2本目は4分18秒、Bフェイスがディクソンを体固め、決勝の3本目は小鉄組の反則勝ち(タイム不明)。となり、2−1で小鉄&ディクソン組に軍配が上がっています。

この年の新日本プロレスは興行数が年間203大会となり、久しぶりの200戦超え。これまでの最多だった75年の208大会に迫る勢いでした。

モハメド・アリ戦での7億円とも9億円とも言われた借金を返済、6月に猪木、坂口征二に代表権が戻り資金面にも余裕が出て豪華な外国人メンバーを集めることができ、人気では全日本プロレスを大きく引き離しています。
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