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2023年10月25日05:08

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ストロング小林さん追悼(544)

79年新日本プロレス「闘魂シリーズ」は沖縄をサーキット中。第16戦は11月15日、糸満市水産試験場広場特設リング(観衆4,300人満員発表)大会。

メインイベントはNWFヘビー級王者と北米タッグ王者チームがトリオを結成、猪木&坂口征二&長州力組とパット・パターソン&グレッグ・バレンタイン&ニコリ・ボルコフ組が対戦した6人タッグマッチ。

1本目は12分19秒、日本組の反則勝ち、2本目は2分10秒、猪木がアバラ折り(コブラツイスト)でパターソンをギブアップさせ、反則含みながら猪木&坂口&長州組が2−0のストレート勝ちを飾っています。

セミファイナルは藤波辰巳とダスティ・ローデスのシングルマッチ45分1本勝負で8分5秒、ローデスが体固めでフォール勝ち。

セミ前ではペドロ・モラレスが木戸修を10分23秒、逆さ押さえ込みで破り、マサ齋藤は木村健吾を9分28秒、体固めで降しました。

ストロング小林は11月8日の小樽市総合体育館に次いで第3試合に出場、若手の平田淳二とタッグを組み星野勘太郎&山本小鉄組のヤマハ・ブラザーズと対戦。13分54秒、S小林が小鉄を体固めで破り、S小林&平田組に軍配が上がりました。

第17戦、11月16日、那覇市奥武山(おうのやま)体育館(テレビ生中継、観衆3,700人満員発表)大会。本来ならこの日からローデス、パターソンに代わり、タイガー・ジェット・シン、ジョニー・パワーズが特別参加する予定でしたが、15日にシンより東京・港区南青山の新日本プロレス事務所に連絡が入り、カナダのトロント空港近辺で建物の爆発事件があり、空港が封鎖されてしまった為、予定していた便に乗れなかった。来日が1日遅れる、ということでシンは那覇大会に間に合わず。

大切なテレビ生中継とあって新日本プロレス側はアメリカでも超売れっ子、高額ギャラで知られるローデスに交渉、1日だけ残留してもらい、那覇大会に出場してもらうことになりました。

パターソンは予定通り15日の糸満大会を終えて帰国、パワーズも予定通り来日しています。

那覇大会メインイベントは北米タッグ選手権試合、坂口&長州組にGバレンタイン&M齋藤組が挑戦した61分3本勝負。

1本目は長州が外国人側コーナーに捕まり額から流血、長州の割れた額に交互に噛み付くGバレンタインとM齋藤、8分1秒、日本組の反則勝ち。2本目は僅か55秒、1本目のダメージが残る長州にM齋藤がバックドロップから体固め、決勝の3本目はトドメとばかりM齋藤がバックドロップ狙いに来たところを体勢を入れ換えてバックドロップのお返し。3本目も僅か37秒、長州がM齋藤を体固めに決めて2−1で坂口&長州組が勝利。4度目のタイトル防衛を果たしています。

決勝フォールを長州が奪ったのは大きく、流血にもめげずバックドロップをM齋藤に決めて勝利を得たのは当時のS小林にはない力強さを感じさせました。

S小林はセミファイナルに出場、猪木&藤波とトリオを結成し残留したローデス&モラレス&この日より特別参加のパワーズ組という異色トリオと6人タッグマッチ60分1本勝負。

この日の「ワールドプロレスリング」生中継はセミとメインの2試合を放送していますが、番組の冒頭がローデス組の入場で、「カクトウギのテーマ」に乗って派手なコスチュームでローデスが入場してくるだけで気分が高揚させられました。

NET(テレビ朝日)放送開始直後から、モハメド・アリ戦で多額の負債を背負っていた時の新日本プロレスであれば、予算の関係でこの日テレビに登場しないボルコフを繰入れしていたと思いますが、ローデスを残留させたということは追加のギャランティーが発生する訳で、経営に余裕が出てきた証拠かと思います。

試合発はシンの来日遅延でいいところを見せようと張り切るパワーズが猪木に足8の字固めを決め、猪木がロープエスケープしても離さず、17分32秒、パワーズが反則負けを取られ、猪木&藤波&S小林組の勝利。

S小林とローデスはノーテレビ会場では対戦していますが、テレビマッチでは今シリーズ初。ローデスが国際プロレスに2度目の来日を果たした73年6月のTBS「TWWAプロレス中継」以来約6年半ぶりのテレビマッチでの対戦でした。

S小林の「ワールドプロレスリング」登場自体が、7月13日に放送された前週の7月6日、四日市市体育館での木村健と組んで坂口&長州組の北米タッグ王座に挑戦し、生中継で最後まで入らなかった分の残りに登場して以来4か月ぶりで、テレビからも需要がなくなってしまったようでした。

テレビ生中継の前に行われた試合はセミ前が木村健と木戸のシングルマッチで、8分28秒、回転エビ固めで木戸の勝利。星野は藤原を13分53秒、同じく回転エビ固めで降し、ボルコフは平田を3分2秒、カナディアン・バックブリーカーでギブアップさせています。

1日遅れて16日に来日したシンは宿舎の新宿・京王プラザホテルでマスコミを集めて会見を行いました。チェーンを持って記者団の前に現れ、猪木に「俺とチェーンデスマッチで闘え!」とアピールしています。

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