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2023年10月15日17:53

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ストロング小林さん追悼(535)

「妖鬼2世」グレッグ・バレンタインは75年11〜12月の「闘魂シリーズ第2弾」後半戦特別参加以来4年ぶり3度目の来日。

今回「闘魂シリーズ」に来日する外国人レスラーの中で、Gバレンタインだけピンでシリーズのエースを務めたことはありませんが、初来日の75年5〜6月の「ゴールデン・ファイト・シリーズ」は前半3週間がアンドレ・ザ・ジャイアント、終盤1週間がNWF世界ヘビー級王者だったタイガー・ジェット・シンが特別参加の2番手。

2度目の来日の同年11〜12月の「闘魂シリーズ」後半戦はイワン・コロフ、それにビル・ロビンソンがおり、その上での2番手扱いでした。シリーズを通して参戦したベアキャット・ライトは後半戦は負けが込み、前半戦を盛り上げたミスターX(ガイ・ミッチェル)は11月22日、沖縄市(旧コザ市)体育館でストロング小林の逆エビ固めで腰を痛めて途中帰国。

Xに代わり12月4日、Gバレンタインがコロフとのタッグで猪木&坂口征二組の北米タッグ王座に挑戦、2−1で敗れています。

12月7日、刈谷市体育館ではロビンソンとタッグを組み、坂口&S小林組と対戦。Gバレンタインが2本奪われて2−0のストレート負けを喫していますが、この試合はヒールファイトのGバレンタインのタッチをロビンソンが拒否したことから険悪な雰囲気になり、ロビンソンがGバレンタインに張り手を見舞って仲間割れした結果でした。

ロビンソンの単なるワガママであり、損な役回りをよく引き受けたというという感じです。

帰国後の76年よりジム・クロケット・ジュニア主宰のノースカロライナを中心としたNWAミッドアトランティック地区を主戦場とし、リック・フレアーとの金髪コンビで同地区認定の世界タッグ王座を何度も獲得し、次代を担うヒールとして期待されました。

78年、ニューヨークのWWWFに登場。翌79年2月19日、MSGでWWWFヘビー級王者ボブ・バックランドに挑戦、全米のメインイベンターの地位を確立しました。WWFとNWAクロケット・プロを行き来しながら試合をし、どちらでもトップで活躍、Gバレンタインは父親ジョニーと猪木との関係からか、日本では80年代までは新日本プロレス一筋を貫きました。

「インドの狂虎」シンは2シリーズ連続参戦。先の「ブラディ・ファイト・シリーズ」では9月21日、仙台・宮城県スポーツセンター坂口を破ってNWF北米ヘビー級王座を獲得。シリーズ最終戦の10月4日、蔵前国技館では猪木のNWFヘビー級王座に挑戦、インディアン(オイル)とランバージャックのダブル・デスマッチを行いましたが双方セコンド陣の乱入でノーコンテストになり決着はつかず。

今回は、日程的に猪木のNWFヘビー級王座挑戦は難しく、坂口もパット・パターソンの持つWWF北米ヘビー級王座に照準を定めているところからシンの持つNWF北米ヘビー級王座へのリターンマッチの機会もなさそう。となると、この豪華メンバーの中で存在感を発揮出来るのは試合をぶち壊すことが最も手っ取り早い手段となりますが、果たしてシンの参戦の目的は何か?動向から目が離せません。

「死神」ジョニー・パワーズは1〜2月の「新春黄金シリーズ」以来約10か月ぶりの来日。前回の来日では、1月26日、岡山武道館で坂口に敗れ、NWF北米ヘビー級王座を失いました。前王者としてリターンマッチの権利は有してはいるでしょうが、ベルトを持っているのはシン。

シンとパワーズというのも微妙な関係で、77年3月の「第4回ワールド・リーグ戦」で追加となった4月1日の蔵前国技館大会2日目でシンは上田馬之助と組んで2月2日、大阪府立体育会館で坂口&S小林組から奪った北米タッグ王座を猪木&坂口組の黄金コンビと防衛戦を行う為に来日、3月24日、札幌中島スポーツセンターでの猪木vsパワーズのノンタイトル戦にシンと上田が乱入、猪木のみならずパワーズまで襲撃しています。

この暴挙に対しパワーズは抵抗出来ずでしたが、利害関係一致で共闘するか、あるいは対決するか、こちらの動きも目が離せないところです。
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