78年新日本プロレス「サマー・ファイト・シリーズ」後半戦北海道サーキット。第18戦は7月15日、根室市青少年センター(観衆2,000人発表)大会。
メインイベントは猪木とヘイスタック・カルホーンのシングルマッチ60分1本勝負で6分34秒にエビ固めで猪木のフォール勝ち。おそらく、75年4月の「第2回ワールド・リーグ戦」での4月24日、松山・愛媛県民館でのマンマウンテン・マイク戦、77年11月9日、室蘭市体育館でのアンドレ・ザ・ジャイアント戦で見せたコーナーマットに詰まりながら、突進してきた相手の両脇に足を入れての前方回転エビ固めだと思われます。
セミファイナルは今シリーズ、7月11日、岩内町大会に次いで2度目の結成となる坂口征二&ストロング小林組の北米タッグ王者チームがペドロ・モラレス&ラリー・ズビスコ組とタッグマッチ45分3本勝負で対戦。1本目は16分40秒、日本組の反則勝ち、2本目は2分40秒、坂口がズビスコを体固めで破り2−0で坂口&S小林組がストレート勝ちしました。
セミ前の藤波辰巳とピーター・メイビアのシングルマッチは9分32秒、両者リングアウトの引き分け、長州力vsチャボ・ゲレロは13分4秒、チャボが片エビ固めでフォール勝ち。
星野勘太郎はハン・リーを7分13秒、エビ固めで破り、バッファロー・アレンは荒川真(ドン)を6分15秒、体固めで撃破しました。
第19戦、7月17日、岩見沢市スポーツセンター(観衆2,300人発表)大会。メインイベントは猪木&木戸修組がモラレス&メイビア組と対戦。1本目は16分8秒、モラレスが木戸を体固め、2本目は3分31秒、猪木がモラレスに反則勝ち、決勝の3本目は4分21秒、猪木がメイビアを体固めでフォールし、猪木&木戸組に凱歌が上がりました。
セミファイナルはS小林とカルホーンのシングルマッチ45分1本勝負で、9分40秒に両者リングアウトのドロー。
坂口はズビスコを8分16秒、片エビ固めで降し、藤波はチャボと今シリーズ4度目のシングルマッチで12分16秒、回転足折り固め(ジャパニーズ・レッグロールクラッチ・ホールド)で藤波のフォール勝ち。
Hリーは永源遙を8分26秒、首固めで破って今シリーズ初白星を挙げています。アレンは星野に8分50秒、体固めでフォール勝ちしました。
第20戦、7月18日、釧路市厚生年金体育館(観衆3,300人満員発表)大会。メインイベントは猪木&坂口組の黄金コンビが、モラレス&カルホーン組と対戦。
1本目、13日の室蘭大会で痛めた猪木の背骨を外国人組が集中攻撃、レフェリーの静止を無視して2人がかりで背骨を狙い撃ち、17分50秒、日本組の反則勝ち、これでダメージを被った猪木は、2本目、8分19秒、カルホーンのフライング・ソーセージ(フライング・ボディプレス)の前に体固めでフォール負け、決勝の3本目は僅か42秒で猪木がカルホーンから体固めで取り、2−1で猪木&坂口組が辛勝しました。
猪木のフォール、ギブアップによるいわゆる「一本負け」は前77年11月18日、三重県松阪市総合体育館での木戸と組んでパット・パターソン&スティーブ・ライト組と対戦し、1本目にパターソンの足4の字固めでギブアップ負けして以来、さらにその前になると同77年3月11日、愛知県体育館で吉田光雄(長州)と組んで、マスクド・スーパースター&トニー・チャールス組と対戦。1本目にMスーパースターのフライング・ネックブリーカー・ドロップからの体固めで3カウント奪われて以来になります。
どちらもテレビ中継があり、当時の猪木が地方のノーテレビの試合でしかもカルホーンのようなシリーズ三番手、四番手の外国人レスラーにフォール負けすることはほとんどない、と言っても過言でなかっただけに猪木の背骨へのダメージは深刻な状況だったことがわかります。
S小林はセミファイナルに出場、ズビスコとシングルマッチ45分1本勝負で対戦し、9分54秒、片エビ固めでフォール勝ち。
藤波はメイビアに11分41秒、リングアウト勝ち、チャボは星野を12分40秒、回転エビ固めでフォールし、木戸はHリーを9分50秒、片エビ固めで破りました。長州vsアレンのシングルマッチは9分16秒、アレンが体固めで長州を撃破して、長州は外国人留学生アレンに屈辱の2敗目を喫しています。
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