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2023年04月26日20:21

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ストロング小林さん追悼(364)

78年「MSGシリーズ」第24戦、5月19日、仙台・宮城県スポーツセンター(テレビ生中継、観衆5,500人超満員発表)大会。

メインイベントは決勝リーグ戦公式戦、猪木vs上田馬之助の一戦。両者は2月8日、日本武道館でリング下四方に五寸釘ボードを敷き詰めて逃げ場のない状態で行うネイルデスマッチ(釘板デスマッチ)で対戦、猪木がサードロープに左足一本で宙吊りにされ、あわやというシーンがありましたが、猪木はリング下に転落することなく生還。

猪木は上田の左腕をアームブリーカーで集中攻撃しついに上田の左腕を破壊、セコンドについていたタイガー・ジェット・シンが自身も74年6月26日、大阪府立体育会館で猪木に右腕をへし折られた(実際には亜脱臼)経験からタオルを投入。11分2秒、猪木のKO勝ちの裁定が下されました。

以来のシングルマッチで上田としては反則を使って猪木を倒したいところ、また公式戦でもありどんな勝ち方でも最低4点は獲得出来、優勝戦線を引っ掻き回したいところです。

上田は隠し持っていた凶器で猪木の額を攻撃、猪木は少量ながら流血。猪木も上田の頭部にナックルパートを叩き込み、大きな白い絆創膏を貼っていた上田も流血、両者流血の壮絶な試合となりましたが、レフェリーの静止を振り切ってチョーク攻撃を続けた上田が11分55秒、反則負け。猪木は14点、上田は5点。

セミファイナルは藤波辰巳とニコリ・ボルコフの公式戦、11分22秒、回転エビ固めで藤波がフォール勝ちし20点、ボルコフは5点。長州力はチーフ・ジェイ・ストロンボーを僅か2分9秒、逆エビ固めでギブアップさせ9点、ストロンボーは0点のままです。

第25戦は5月20日、秋田県立体育館(観衆3,000人発表)大会、この時は4,500人収容の市立体育館ではなく、キャパの大きい6,000人収容の県立体育館で開催していますが、観客の入りは芳しくなかったです。

メインイベントは藤波が凱旋帰国して2か月半ちょっとで実現した猪木との師弟初対決。ノーテレビなのが悔やまれる一戦、11分43秒、猪木が75年4月11日、会津若松市体育館(会津鶴ヶ城体育館)での「第2回ワールド・リーグ戦」での星野勘太郎戦以来3年ぶりのジャーマン・スープレックスホールドで藤波を撃破しました。「首を痛めてジャーマンが出来なくなった」と言われた猪木のジャーマン復活はファンを喜ばせています。猪木は19点、藤波はリーグ戦初黒星で20点。

アンドレ・ザ・ジャイアントとバグジー・マグローの外国人頂上対決、5月18日の酒田大会でボルコフにフォール勝ちし、シリーズ参戦No2の座を得たBマグローでしたが、アンドレには歯が立たず3分25秒、ジャイアント・プレスからの体固めでフォール負け。

翌79年の第2回大会のスタン・ハンセン参戦まで、アンドレと互角に闘える外国人レスラー登場は待たなければなりません。アンドレは14点、Bマグローは10点。

坂口征二とストロンボーの公式戦は3分41秒、逆エビ固めの前にストロンボーがギブアップ負けし坂口は15点、ストロンボーは0点。

第26戦は5月21日、青森県八戸市体育館(観衆4,300人超満員発表)大会、メインイベントは猪木とBマグローの公式戦で10分44秒、アバラ折り(コブラツイスト)で猪木が鮮やかなギブアップ勝ちを収めて24点。Bマグローは10点で足踏み状態。

アンドレvsボルコフの大型外国人対決は5分26秒、アンドレがジャイアント・プレスからの体固めで快勝。アンドレは19点、ボルコフは10点。Bマグローもボルコフもアンドレには短時間で倒されています。

第27戦、5月22日、福島市体育館(観衆3,700人発表)大会、猪木はストロンボーと公式戦で対戦、2分57秒、アバラ折り(コブラツイスト)でギブアップを奪って29点、猪木は25日、松山・愛媛県民館での坂口戦を残すのみ。

坂口と長州の公式戦は9分32秒、エビ固めで坂口がフォール勝ちし20点。上田vsボルコフの異色対決は8分17秒、ボルコフの反則勝ちとなりボルコフは14点、上田は5点のまま。

第28戦、5月23日、静岡県浜松市体育館(観衆4,000人超満員発表)大会、注目の初対決、坂口と藤波の公式戦は12分17秒、坂口のリングアウト勝ちとなり、坂口は24点、藤波は猪木、坂口の壁は厚く連敗で20点となりました。

こちらも注目対決、アンドレvs上田の公式戦は4分51秒、アンドレの反則勝ちで23点、上田は10点から伸びず。

第29戦は5月25日、松山・愛媛県民会館(観衆3,500人発表)大会。メインイベントは大一番、猪木vs坂口の黄金コンビ対決の再戦、開幕戦の4月21日、蔵前国技館での予選トーナメント1回戦では30分時間切れ、10分間の再試合も時間切れ、時間無制限1本勝負での再々試合となりました。1分12秒に猪木が場外の坂口めがけコーナーポスト最上段から飛んだ3メートルの落差をつけてのフライング・ニードロップを決めてリングアウト勝ち。合計41分12秒という激闘を展開しました。

試合は猪木が坂口戦で多用する足4の字固めで追い込んでいきましたが、セミファイナルに出場した上田が乱入、猪木、坂口双方に暴行を加えて試合をぶち壊し、20分54秒、没収試合の裁定が下り、両者手痛い無得点試合となり、猪木は29点でリーグ戦前日程を終了。坂口は24点で、5月26日、高松市民文化センターでのアンドレ戦、5月29日、岡山武道館での上田戦を残り2試合、2試合で6点取れれば単独2位の可能性が出てきます。

猪木の優勝決定戦進出は他力本願になりました。セミの上田vsストロンボーは3分12秒、片エビ固めで上田がフォール勝ち、上田は10点、ストロンボーは0点で黒星街道一直線、これだけのメンバーですから勝てないのは仕方ない一面もありますが、5分以内での完敗ばかりで覇気のなさが目立ちました。
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