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2023年04月18日05:16

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週プロ流智美あの日あの時予想2022年総括(48)

第265戦、11月30日発売号○【予想、正解】幻に終わった猪木のWWF王座奪取、WWFヘビー級選手権試合、ボブ・バックランドvs猪木(79年新日本プロレス徳島市立体育館)【参考】2016年11月30日発売号は予想、正解に同じ。

2010年に日本人初のWWE殿堂入りを果たした猪木ですが、現在のビンス・マクマホンが代表に就いてからWWFと新日本プロレスの関係が悪化、79年11月30日、徳島での猪木のWWFヘビー級王座獲得は公式記録から抹消されています。

79年最後のシリーズ「闘魂シリーズ」終盤戦にWWFヘビー級王者バックランドが来日。それまでの両者のタイトル戦は初対決が78年6月1日、「MSGシリーズ」最終戦、日本武道館でのバックランドのWWWFヘビー級、猪木のNWFヘビー級ダブル・タイトルマッチ、61分3本勝負で、1本目は40分8秒、場外で猪木がバックドロップを決めてリングに上がりリングアウト勝ち。2本目は61分時間切れとなり、1−0で猪木が勝ちましたが、「2本フォール、もしくはギブアップによる勝ちがなければ王座移動なし」とルールでベルト移動せず、共にタイトル防衛に成功しています。(猪木は14度目の防衛)

2度目のタイトル戦は同年「サマー・ファイト・シリーズ」最終戦7月27日、日本武道館。バックランドはこの1試合のみの参戦。

猪木は、北海道巡業で背骨を痛め、3日前の7月24日、広島県立体育館でのペドロ・モラレスとのNWFヘビー級王座戦でモラレスのエゲツない背骨攻撃により負傷箇所をさらに損傷、試合は22分34秒、逆さ押さえ込みで逆転勝利を挙げていますがまさに「九死に『一勝』」の薄氷勝利、背骨にさらなるダメージを負い、試合後猪木は試合コスチュームのままタクシーで広島市内の病院に運ばれています。

試合は61分3本勝負。猪木は痛み止めの注射を打ってリングに上がり、1本目は20分22秒、猪木は馬場の得意技である河津落としからの卍固めでギブアップ勝ちで先制、1本目に切り札卍固めを使って力尽きたか、2本目以降は防戦一方に。16分15秒、バックランドの必殺技ハイアングル・アトミックドロップからの体固め、尾骶骨から背骨に激痛が走った猪木は返せずカウント3で1−1。

決勝の3本目は61分時間切れ引き分けとなりバックランドが王座防衛、猪木が精神力でどうにかフルタイム闘い抜いた試合でした。

3度目の対戦は同年12月14日、「プレ日本選手権」大阪府立体育会館。バックランドはこの日1日だけの特別参加、この時は61分1本勝負。両者もつれて場外に転落、するとそこへヒロ・マツダ、上田馬之助、マサ齋藤らの「狼軍団」が乱入、猪木、バックランド双方に無差別攻撃、21分12秒、一足早くリングに上がった猪木のリングアウト勝ちが告げられましたがルールによりタイトル移動なし。

79年3月1日付でWWWF(ワールド・ワイド・レスリング・フェデレーション、世界広域レスリング連盟)はWの1字を取りWWF(ワールド・レスリング・フェデレーション、世界レスリング連盟)に改称しています。

約1年ぶりにチャンピオンのバックランドが来日、今回は11月30日徳島、12月6日蔵前国技館の2番勝負。1か月前の10月31日には愛知県体育館で全日本プロレスの馬場がハーリー・レイスを破り、第54代NWA世界ヘビー級王座に5年ぶりに返り咲きしており(前回同様、11月5日宮崎県串間市民体育館でレイスを破り初防衛後、11月7日、尼崎市体育館でレイスに敗れ1週間天下に終わる)猪木の王座奪取の機運は否応なしに高まりました。

徳島大会はテレビ生中継、試合は90分1本勝負。猪木はバックランドを卍固めに捕らえましたが腰高の状態で歩きながらエスケープ。試合中にタイガー・ジェット・シンがリング下に姿を現しました。シンに気を取られた猪木はエプロンヘ、そこをバックランドが背後から担ぎ上げてのハイアングル・アトミックドロップ、フォールにいくも猪木はカウント2で返す。

もう一度ハイアングル・アトミックドロップにいこうとしたバックランドでしたが猪木は空中で一回転してバックに廻りこんでのバックドロップ。28分16秒、体固めでカウント3が入り、猪木が念願の日本人初のWWFヘビー級王者に輝いています。

※対戦戦績は265戦48勝217敗、勝率181。
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