第255戦、9月21日発売号●【予想】馬場、深夜のソウルで大木金太郎に挑戦される(75年9月22日ソウル市内)【正解】国際が全日本と訣別?新日本との提携路線に変更、猪木、吉原功社長会談(78年新日本プロレス品川プリンスホテルゴールドホール)【参考】2016年9月21日発売号は猪木vsラッシャー木村、敗者髪切りマッチ(82年新日本プロレス大阪府立体育会館)
【予想解説】馬場は権五台大韓プロレス協会会長の招きで韓国マットを視察、9月22日深夜、ソウル市内のホテルのレストランでグレート小鹿、大熊元司と馬場が晩い夕食を摂っていたところ、5月まで新日本プロレスのリングに上がっていた大木金太郎が姿を現し馬場に挑戦表明。
大木「馬場さん、ここ(ソウル)まで来ていて何だ、俺の事を無視するのか?失礼じゃないか!あんたはいつもそうやって逃げるんだ、俺の挑戦を受けろ!」とアピール。
馬場は「あんたこそ人のホテルまで来て非常識だな。猪木のところとは何も(契約は)ないのか?」
大木「ああ、何もない」
小鹿が立ち上がり大木を押さえ、「大木さん、食事をしてるところに入ってきて、失礼じゃないですか、今日のところは帰って下さい」となだめました。
馬場「わかった、今日はこの時間だ。明日話そう」 と返答。
翌23日ソウル市内で馬場と大木の話し合いが行われ、馬場が大木の挑戦を受諾、馬場が日本に帰国してから正式に日時、場所が発表される事になりました。
新日本プロレスの「第2回ワールド・リーグ戦」に出場し、開幕戦の4月4日、蔵前国技館では頭突きの先制攻撃で猪木から1分16秒でリングアウト勝ちを収め、坂口征二との日本プロレス崩壊にまつわる遺恨試合でリーグ戦を大いに盛り上げた大木。
外敵に廻れば、非常に面白い存在であり、またこのまま大木が新日本プロレスに継続参戦すれば馬場がいつかは自分の手に取り戻そうと考えているインターナショナル王座が新日本勢に取られてしまい、一旦、向こうに行ったが最後、二度とインターナショナルのベルトは戻ってこないと危惧した馬場が大木引き抜きを画策、猪木、坂口による「新・日本プロレス」計画に大木と共に反対派だった小鹿を使って大木獲得に動いたものでした.
【正解解説】国際プロレスの吉原功社長のプロレス生活25周年記念「日本リーグ争覇戦」は全日本プロレスから鶴田(決勝トーナメントより出場)、小鹿、大熊、ロッキー羽田にアメリカ遠征中のミスター桜田、対外的にはフリーながら実質的には全日本所属だったキム・ドク(決勝トーナメントより出場)。天龍、プリンス・トンガと相次いで全日本に入団し、馬場が日本相撲協会との軋轢を避ける為にフリーとして海外に行かせていた元大ノ海の石川孝志(隆士)らが参加。
他にフリーのミスター・ヒト(安達勝治)、日系人レスラーであるプロフェッサー・タナカ(実際はフィリピン人)、ディーン・ホーが参加、ミスター・セキ(ポーゴ)はエントリーされましたが不参加、決勝トーナメントにエントリーされた大木はスケジュールの都合でトーナメントには出場せず、終盤2大会に特別参加。
吉原社長は「折角の自身のプロレス生活25周年記念だから」とこれまでストロング小林、それに直近では剛竜馬の引き抜き問題で感情的なしこりを残したままであった新日本プロレスにも選手派遣を打診。
にべもなく断るかと思われた新日本プロレスですが、新間寿営業本部長からは「業界の大先輩である吉原さんの25周年、ウチとしても出来るだけ協力させて頂く、星野勘太郎、山本小鉄の両選手を派遣させる」と友好的な回答を得ました.
仮にに新日本プロレスから星野、小鉄のヤマハ・ブラザーズが参加していたとしたら、予選はブロック別リーグ戦であり全日本プロレス勢との直接対決は避けらなかったと思われますが、
吉原社長であれば上手く双方に傷を付けないマッチメークを組んだことでしょう。自分の25周年に3団体の選手が顔を揃える、これは吉原社長の悲願でもありました。
しかし、馬場が当然黙っているとは思えず、「新日本の選手を出場させたら、ウチの選手は全員引き上げさせる」と吉原社長のプランを拒絶。
吉原社長は苦渋の決断で新日本の提案を謝絶、その為に新日本プロレスの会場に足を運んだのでありました。9月21日、新日本プロレスの品川プリンスホテル・ゴールドホール大会の控室に吉原社長が姿を現し、ヤマハ不参加の件を詫びました。
新間は「またウチに協力出来ることがありましたら、協力させて頂きます」と吉原社長の詫びを受け入れ、猪木も笑顔で吉原社長と握手し東京スポーツの写真に収まっています。
この時はこれだけで終わっていますが11月に入り、S小林が「恩人である吉原社長の25周年に花を添えたい」と11月25日、「日本リーグ争覇戦」蔵前国技館大会に参加を申出、吉原社長がこれを歓迎したところから、馬場の全日本プロレスとの関係は急速に悪化していくことになります。
※対戦戦績は255戦45勝210敗、勝率176。
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