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2023年03月08日05:37

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週プロ流智美あの日あの時予想2022年総括(7)

第224戦、2月16日発売号●【予想】外国人レスラーが大雪で到着出来ず、馬場が吉村道明と日本人対決、猪木が特別レフェリーを務める(68年日本プロレス後楽園ホール)【正解】馬場が一念発起のアメリカ、豪州遠征強行(77年羽田空港)

今回は新日本プロレス南青山事務所での猪木の「アジア・リーグ戦」概要発表記者会見(76年)が真っ先に頭に思い浮かびましたが、日本プロレス時代の珍しいカードの話題の方が週プロ読者には向くかな、と思い直前で変更しました。

【予想解説】TBS体制となった国際プロレスとの「隅田川決戦」、猪木が雪害で広島入り出来ず、タイトルマッチキャンセルとなり一旦は空位となったインターナショナル・タッグ王座も2月3日、大田区体育館での王座決定戦で馬場&猪木組のBI砲がクラッシャー・リソワスキー&ビル・ミラー組を破り王座獲得、元の鞘に収まった68年の日本プロレス「新春チャンピオン・シリーズ」。

次期「ダイナミック・シリーズ」はバディ・オースチン、バロン・シクルナ、ハーリー・レイス、テネシー・レベル(マイク・パドーシス)、ディック・マードックの外国人レスラーが参加、レイスとマードックはこの時が発売日、終盤戦には「生傷男」ディック・ザ・ブルーザーが特別参加という布陣でした。

2月23日前橋・群馬県スポーツセンターから本戦が開幕しますが、16日の金曜日、後楽園ホールは日本テレビの中継があり、前夜祭的試合が開催されました。

そこに来日する予定だった外国人レスラーが大雪による飛行機トラブルで羽田空港に到着出来ず、テレビ中継に穴を空ける訳にもいかず、急遽日本人選手だけで試合が組まれました。

メインイベントは馬場と吉村道明のシングルマッチ30分1本勝負。特別レフェリーは猪木という珍しい顔合わせ、15分36秒、馬場が逆さ押さえ込みで吉村をフォール。丸め込みは先輩に対する敬意の現れでしょう。

猪木がレフェリーを務めた試合というのは新日本プロレスになってからは第1〜3回のカール・ゴッチ杯争奪リーグ戦の優勝決定戦、78年9月19日、大阪府立体育会館でのタイガー・ジェット・シンvs上田馬之助の一戦はよく知られていますが、日本プロレス時代にレフェリーを務めた、というのも有名なエピソードになります。

2月16日は吉村の命日(03年2月16日、76歳で死去)であり、この年は20回忌にあたることからこちらを予想しました。

【正解解説】77年「新春ジャイアント・シリーズ」が1月29日、真岡市体育館で閉幕すると馬場はテキサス州アマリロのドリー・ファンク・ジュニアの元で修業している天龍と合流、2月7日からニューメキシコ州アルバカーキ、テキサス州オデッサと試合をし、2月10日にはカンザス州カンザスシティ・メモリアルホールで天龍とタッグを組み、パット・オコーナー&佐藤昭夫(昭雄)組と対戦、30分時間切れ引き分けとなりました。

試合というより、佐藤が天龍の技の実験台のような役回りでそれを馬場とオコーナーがコーチする実戦特訓みたいなものでしょう。

翌2月11日、馬場と天龍は「NWAの総本山」ミズーリ州セントルイスのキール・オーデトリアムに出場、アメリカデビューしてから3か月の天龍はこれが初キール。

馬場&天龍組は元NWA世界ヘビー級王者コンビのドリー&オコーナー組と対戦、36分38秒、オコーナーが得意の後方回転エビ固め(オコーナーズロール)で天龍からフォールを奪いましたが、天龍はベテランの試合巧者3人に引っ張ってもらい、30分超のロングマッチを闘いました。

アメリカ遠征から2月16日に帰国し羽田空港に到着した馬場を「東京スポーツ」が直撃。

馬場は次期「エキサイト・シリーズ」(2月19日〜3月11日)が終わった後も、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドに遠征する計画を語っています。

馬場がアメリカをサーキットしている間の2月6日、カナダ・トロント・メープルリーフガーデンでNWA世界ヘビー級王者テリー・ファンクがレイスに敗れ王座転落。

馬場と天龍が出場したセントルイス大会に早速王者レイスが登場、メインイベントでこの2か月後の4月30日、メリーランド州ボルチモアでブルーノ・サンマルチノを破りWWWFヘビー級王者となるスーパースター・ビリー・グラハムに1−1から反則勝ちで王座防衛を果たしていますが、馬場は早速レイスに挑戦表明。

またNWAでも優良マーケットであるノースカロライナ州を中心としたジム・クロケット・プロのリングに上がることを明らかにし、75年の「オープン選手権」で対戦したバロン・フォン・ラシクの挑戦を受けてPWFヘビー級王座防衛戦を行うプランも発表しています。

アメリカ遠征には鶴田、天龍も同行、その後は単身オーストラリア、ニュージーランドをサーキットし「第5回チャンピオン・カーニバル」が開幕する直前に帰国というプランでした。

結果的に「エキサイト・シリーズ」中の3月5日、秋田市立体育館で鶴田がビル・ロビンソンに敗れ、UNヘビー級王座から転落、3月11日、日大講堂でのリターンマッチで王座奪回に失敗した為、フロリダが加わりました。

3月17日、テキサス州アマリロ・スポーツアリーナで馬場はレイスのNWA世界ヘビー級王座に挑戦して15分50秒、両者リングアウトの引き分け。

3月20日、ノースカロライナ州グリーンズボロ・コロシアムで馬場はラシクを2−1で降しPWFヘビー級王座34度目の防衛、鶴田&天龍組はザ・マフィア1&2号に勝ちました。

3月23日、フロリダ州マイアミビーチ・コンベンションセンターで鶴田はアブドーラ・ザ・ブッチャーの乱入ありましたがロビンソンを2−1で破りUNヘビー級王座を18日ぶり奪回。

馬場&天龍はフロリダ州タンパのテレビスタジオでアンジェロ・ポッフォ(ランディ・サベージの実父)&パット・マクギネス組を降しました。グリーンズボロとマイアミビーチは日本テレビが収録しています。

羽田空港は東スポの直撃取材であり、いわゆる記者会見とは違います。このあたりの違いはタイトルの下の帯を書いているのがおそらく若い編集者でインディー団体やCS放送、ネット配信でプロレスをチェックしている層だからわからないのかも知れません。

※対戦成績は224戦41勝183敗、勝率183。
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