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2023年02月25日22:31

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週プロ流智美あの日あの時予想2021年総括(48)

第214戦、12月1日発売号●【予想】大木金太郎耳そぎ事件、猪木&大木組vsブルート・バーナード&ロニー・メイン組(68年日本プロレス仙台・宮城県スポーツセンター)【正解】BI砲が荒法師&妖鬼を相手に見せたベストバウト、インターナショナル・タッグ選手権試合、馬場&猪木組vsジン・キニスキー&ジョニー・バレンタイン(70年日本プロレス東京体育館)

この日は他に選択肢が多く、予想と正解以外にもアジア・タッグ選手権試合、猪木&吉村道明組vsドリー・ファンク・ジュニア&ハーリー・レイス組(69年日本プロレス愛知県体育館)、NWFヘビー級選手権試合猪木vsパット・パターソン(77年新日本プロレス大阪府立体育会館)、全日本プロレス対国際プロレス全軍対抗戦最終日(77年和歌山県立体育館)、第1回世界最強タッグ決定リーグ戦開幕戦(78年全日本プロレス後楽園ホール)などをリストアップしていましたが、正解も頭になかったわけではありませんが、インパクトの強さで耳そぎ事件を予想しました。

【予想解説】事件は「NWAチャンピオンシリーズ」仙台大会のセミファイナルタッグマッチ45分3本勝負で起きました。この日のメインイベントはNWA世界ヘビー級王者として2度目の日本プロレス登場となる(来日は3度目)ジン・キニスキーが馬場のインターナショナル王座に挑戦する一戦。(結果は60分両者ノーフォールの時間切れ引き分け)

現役のNWA世界ヘビー級王者仙台初登場とあって会場8,5000人超満員発表の大観衆が詰めかけました。

バーナードは11月8日、後楽園ホールでの開幕戦でメインイベントに登場、ジョー・スカルパ(チーフ・ジェイ・ストロンボー)と組んで馬場&猪木組のBI砲と対戦、1本目、8分20秒、体固めで馬場をピンフォールし、観客とテレビ視聴者を驚かせました。2本目は5分15秒、猪木がスカルパをアバラ折り(コブラツイスト)でギブアップさせイーブンとなりましたが、決勝の3本目は3分、外国人組がリングアウト勝ちし2−1でBI砲を破っています。

翌週の11月15日には後楽園ホールで猪木とシングル初対決が実現、1本目は4分58秒に両者リングアウト、2本目は2分45秒に猪木が反則勝ちを拾いましたが、バーナードの喧嘩ファイトの前に猪木は防戦一方でした。

「人間サイレン」と言われる「ウヮーウヮーウヮーウヮー!」と独特の奇声を発しながらの、ギクシャクと歩いて入場するパフォーマンスも怪奇派ムードたっぷりで、日本でもヒール人気を確立しつつありました。

試合は1本目、場外乱闘の際に長さバーナードは長さ1.5メートルほどの角材を手に取り、リングで待ち構える大木に襲いかかりました。石頭が売りの大木は自分の頭部を指差して「叩いてみろ!」と挑発。スイッチが入ったバーナードは角材を大木の脳天にめがけて振り下ろしました。しかしその瞬間に大木は首を右にそらしました。これは頭を左右に動かす大木の癖でした。

すると角材が大木の左耳に当たり、左耳がスパッと切れてしまいました。耳からおびただしい鮮血が…。大木の耳は半分までちぎれ、1本目は場外乱闘になだれ込み、12分52秒、両チームリングアウトに終わりました。

2本目は2分7秒に猪木がアバラ折りでメインをギブアップさせて2−1で猪木&大木組の勝利。猪木とメインが大木のアクシデントによる危険を察知して試合を早く終わらせたとみるのが妥当でしょう。

大木の上半身は血で染まり。リングサイドにいたファンの数人が失神するという事態に発展しています。

この「大木金太郎耳そぎ事件」は06年11月にベースボール・マガジン社から発売された流れさんがメインライターを務めた「ザ・レトロマニア」で大きく採り上げられています。
 
【正解解説】日本プロレス70年最終戦シリーズ「インター・チャンピオン・シリーズ」に馬場の最大のライバルであるキニスキー(69年2月10日、フロリダ州タンパでドリーに敗れNWA世界ヘビー級王座から転落)と、猪木の最大のライバル、バレンタインが同時に来日。

2人がタッグを組んで馬場&猪木組のBI砲に挑戦するというインターナショナル・タッグ選手権試合が行われています。

バレンタインは67年1月の東京プロレス&国際プロレス合同興行以来の来日で日本プロレスには初参戦。

1本目は27分50秒、猪木がバレンタインをブレーンバスターで投げてから馬場にタッチ、馬場はロープに飛ばしての32分ロケット砲を決めて馬場がバレンタインを体固め、2本目は8分55秒、バレンタインが馬場を毒針殺法ジャンピング・エルボードロップ3連発から体固めで返してタイスコア。

決勝の3本目は両チーム入り乱れての場外乱闘毒針なりましたが乱闘になる前に馬場とのタッチが成立していた猪木がカウント20直前でリングに上がり9分20秒、猪木がキニスキーにリングアウト勝ち、2−1でBI砲が11度目の防衛に成功しました。

この試合はBI分裂後の78年8月5日、日本テレビ開局25周年記念番組「激動!テレビプロレス25年史」でダイジェスト放送され、ラロ・シフリンの「お尋ね者のテーマ」に乗って躍動感溢れる若き日のBI放送が画面一杯に活躍しているシーンは今でも忘れられないです。

※対戦成績は214戦39勝175敗、勝率182。 
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