第187戦、5月26日発売号●【予想】タイガーマスク、ブラック・タイガーを破りWWFジュニア・ヘビー級王座を獲得、二冠王となる(82年新日本プロレス大阪府立体育会館)【正解】猪木、日本プロレス復帰後初タイトル獲得、アジア・タッグ王座決定戦、猪木&吉村道明組vsワルドー・フォン・エリック&アイク・アーキンス(67年日本プロレス札幌中島スポーツセンター)
【予想解説】タイガーマスクは前81年4月23日、新日本プロレス蔵前国技館でのダイナマイト・キッド戦でデビュー、9分29秒、ジャーマン・スープレックスホールドで快勝。「四次元殺法」と言われた派手な空中殺法であっという間に人気が爆発。
4月から放送がスタートしたテレビ朝日系アニメ「タイガーマスク二世」のタイアップとしてリングに登場しましたがアニメの人気を遥かに凌駕、タイガーマスクブームが起き、新日本プロレスの黄金時代突入への起爆剤になったことは間違いないところです。
デビュー当初は出場試合限定でしたが、同年8月21日、大宮スケートセンターで開幕の「ブラディ・ファイト・シリーズ」からシリーズを通して参戦、翌82年1月1日、元日の後楽園ホールでは藤波辰巳のヘビー級転向により空位になったWWFジュニア・ヘビー級王座決定戦でDキッドを破り王座獲得。
以後、Dキッド、ブレット・ハート、ベビー・フェイス、スティーブ・ライト(2回)、Bタイガー(ローラーボール・マーク・ロコ)と6度の防衛に成功。
しかし、空中殺法はタイガーマスクの膝を蝕んでいき、4月23日、大宮スケートセンターで開幕の「ビッグ・ファイト・シリーズ」では開幕戦から動きに精彩を欠きました。
4月30日、大和市車体工業体育館大会でのテレビ生中継で星野勘太郎と組んでレス・ソントン&ペーロ・アグアヨ組と両チームリングアウトで引き分けた試合でさらに膝を痛め、翌5月1日の浦安市堀江中学校横広場特設リングから欠場。
このシリーズは猪木も右膝半月板損傷の為、序盤の4月27日、秩父市民体育館から欠場、猪木とタイガーマスクの2大人気者を欠いたシリーズとなってしまいました。
5月6日、福岡スポーツセンターで行われる予定だったBタイガーとのWWFジュニア・ヘビー級王座防衛戦はキャンセルされ、タイガーマスクは王座を返上、Bタイガーとグラン浜田の王座決定戦に変更され、11分3秒に両者リングアウトの後、再試合、6分25秒、Bタイガーが浜田をリングアウトで破り新王者となりました。
翌週の5月12日、沖縄県那覇市奥武山(おうのやま)体育館ではソントンのNWA世界ジュニア・ヘビー級王座に挑戦する一戦が組まれていましたが、こちらは代打でベテラン星野が挑戦。13分31秒、ソントンがカナディアン・バックブリーカーでギブアップ勝ちを収めて王座防衛。
タイガーマスクは5月21日、高松市民文化センターで21日ぶりに復帰、木戸修と組んでカルロス・ホセ・エストラーダ&後の「ブルーザー・ブロディ刺殺犯」ホセ・ゴンザレス組を破りました。
ここからタイガーマスクの怒濤の反撃が始まり、5月25日、静岡産業館(ツインメッセ静岡)ではソントンのNWA世界ジュニア・ヘビー級王座に挑戦、13分59秒、ツームストン・パイルドライバーから体固めでフォール勝ちし王座獲得。かつてダニー・ホッジ、ケン・マンテル、ヒロ・マツダ、ネルソン・ロイヤルが巻いていた歴史と伝統のベルトを獲得。
さらにシリーズ最終戦、5月26日、大阪府立体育会館ではBタイガーのWWFジュニア・ヘビー級王座に挑戦、14分15秒、初公開となるラウンディング・ボディプレス(斜め旋回式ムーンサルト・プレス)という難易度の高い技でBタイガーを体固めで破り王座獲得。僅か48時間で無冠からジュニア二冠王となりここから「黄金の虎伝説」が本格的にスタートすることになります。
【正解解説】本連載(14)でも解説していますが、67年4月6日に猪木は日本プロレスに復帰、翌7日、後楽園ホールでの「第9回ワールド・リーグ戦」観客に挨拶をしています。
試合復帰は5月5日、鳥取市民体育館からで、吉村道明と組んでダン・ミラー&マイク・デビアス(テッド・デビアスの父親)組と対戦し2−0のストレート勝ち。
馬場との初のBI砲結成はその1週間後の5月12日、岐阜市民文化センターでWVエリック&Mデビアス組に2−0のストレート勝ちを収めています。
猪木の日本プロレス復帰後、初のベルト戴冠は次の「アイアン・クロー・シリーズ」5月26日、札幌中島スポーツセンター大会2連戦初日でした。
大木金太郎の負傷により返上されたアジア・タッグ王座決定戦に出場、吉村とのタッグで「第9回ワールド・リーグ戦」より残留のWVエリック&アイク・アーキンス組と対戦。
1本目は5分50秒、日本組の反則勝ち、2本目は8分28秒、吉村が得意技だったリバース・ネックブリーカードロップからの体固めでアーキンスをフォール。2−0のストレートで猪木&吉村組が王座獲得をしています。まずは順を追ってアジア・タッグからというところでしょう。
※対戦成績は187戦36勝151敗、勝率193。
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