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2023年01月12日23:08

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週プロ流智美あの日あの時予想2021年総括(4)

第170戦、1月27日発売号●【予想】ストロング小林、カーチス・イヤウケアを金網デスマッチで破りIWA世界ヘビー級王座を防衛(72年国際プロレス横浜文化体育館)【正解】猪木vsウィリエム・ルスカ戦ルール委員決まる。(76年南青山新日本プロレス事務所)【参考】2016年1月27日発売号はインターナショナル・タッグ選手権試合、馬場&猪木組vsボボ・ブラジル&デール・ルイス組(70年日本プロレス東京体育館)

【予想解説】この年の国際プロレス「新春パイオニア・シリーズ」はイヤウケアの他にダン・ミラー、ローム・マスク(ジルベール・ボワニー、マスクド・グラディエーター)、ケニー・ジャイ、ジェリー・オーティス(オーツ)、チャールズ・ベレッツ(ジョニー・ロンドス)、ジ・アベンジャー(ハン・リー)らの豪華外国人メンバーが来日。

エースであるS小林はシリーズ第2戦の1月6日、長崎県島原市体育館大会でDミラーを2−1で破りIWA世界ヘビー級王座8度目の防衛に成功。
 
続いて1月17日、三重県四日市市体育館大会でS小林はイヤウケアと同王座防衛戦を行いました。イヤウケアは日本プロレスで力道山(60年11月16日、東京体育館)、馬場(68年1月7日、大阪府立体育会館)と2度に亘りインターナショナル王座に挑戦している強豪でありS小林にとっては骨のある挑戦者でした。

試合は61分3本勝負。1本目は12分18秒、イヤウケアが体固め、2本目は4分12秒、小林が反則勝ち、決勝の3本目は3分50秒、両者リングアウトとなり、1−1の引き分けで小林が9度目の王座防衛を果たしましたが1フォール、ギブアップも奪えない屈辱的防衛でした。収まりがつかない両者は1月27日、横浜文化体育館で金網デスマッチにてベルトを賭けた再戦で決着をつけることになりました。

当日の横浜文体は金網デスマッチはテレビでは見られないとあって(メイン以外の試合はTBSが収録)6,500人という超満員札止め発表の大観衆が集まり、当日券は完売。71年3月2日、東京体育館での木村vsザ・?(クェスション、正体はアンジェロ・ポッフォ)以来の首都圏での金網デスマッチ、しかも金網によるタイトル戦は初でした。

後に小林本人が「あの時は入りきれない位、お客さんが入ってね」と述懐する位超満員の観客の前で、28分30秒の激闘の末、小林がイヤウケアの凶器攻撃に大流血しながらもブレーンバスター3連発でカウントアウト勝ちし、10度目の防衛に成功しました。

【正解解説】1月7日発売号からの猪木vsルスカ戦の続編。初の異種格闘技戦とあってルールは極めて大事なポイント。この日、2月6日、日本武道館で対戦する猪木vsルスカ戦の「ルール委員」が決定しました。

委員を選出したのは大会の主催者に名を連ねている東京スポーツ新聞社の井上博社長(この年の12月5日に胃癌の為、53歳の若さで急逝している)で選ばれたのは56年メルボルン五輪レスリング62kg級金メダリストで国際レスリング連盟副会長の笹原正三、65年レスリング世界選手権バンタム級優勝、日本オリンピック協会副会長の福田富昭、「柔道新聞」を主宰していた力道山時代の元日本プロレスリング・コミッション事務局工藤雷介、柔道五段で明柔会理事金丸国一(おそらく坂口征二人脈)、順天堂大学柔道部出身、全日本サンボ連盟理事、スポーツ科学修士卒の齋藤定雄に新日本プロレス専務取締役営業本部長の新間寿の6人。

この6名によりルール委員会が開かれ、1月28日には早くもルール大綱が決定、時間無制限1本勝負で、KO、ギブアップによる決着となる事実上のデスマッチとなりますが、この中で最も紛糾したのが打撃技、プロレスの反則でもある猪木のナックルパート、柔道では禁じ手となるルスカの当て身は禁止されたました。

※対戦成績は170戦34勝136敗、勝率200。
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