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2022年09月22日06:03

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ストロング小林さん追悼(257)

76年新日本プロレス「闘魂シリーズ第2弾」終盤戦第一のヤマ場、12月2日、大阪府立体育会館(テレビ収録、観衆5,000人発表)大会。

メインイベントは猪木に元WWWFヘビー級王者、イワン・コロフが挑戦したNWFヘビー級選手権試合(時間無制限1本勝負)。

前半はグラウンドの攻防で猪木はリバース・インディアン・デスロックからコロフの巨体をボーアンドアロー・バックブリーカー(弓矢固め)に持ち上げるも決まらず。

ベアハッグ、シュミット式バックブリーカーなどパワー殺法で押しまくるコロフに対し、猪木は「弧の小さい」ダブルアーム・スープレックス、ブレーンバスターでコロフの140kgの巨体を投げ捨てて見せました。コロフのコーナーポスト最上段からのダイビング・ボディプレスは猪木にかわされて自爆。

しかし、場外でコロフが猪木を横抱きに抱えて背骨を何度も鉄柱に打ち付けると、猪木のスピードがガクッと落ちています。

コロフはリング中央で猪木をアルゼンチン・バックブリーカーに担ぎ上げて揺さぶりをかけました。その際、担がれた猪木の足がレフェリーのミスター高橋にぶつかってしまい、高橋はダウン。猪木はコロフの肩に担がれた状態で自力脱出は出来ず。

そこへコロフのセコンドだったパット・パターソンが入ってきて、コロフの肩を叩きました。パターソンは「お前の勝ちだ」とコロフの勝利を祝福、パターソンに肩を叩かれて猪木はギブアップしたと思ったコロフは、猪木の身体を投げ出してしまいました。

パターソンは「お前がチャンピオンだ」とコロフの手を上げましたが、レフェリーの高橋が蘇生し、「猪木はギブアップしていない」とパターソンが上げたコロフの手を下げて試合続行、猪木はギブアップしたと信じていたコロフは続行を告げられて攻めが荒くなったか今度は猪木をカナディアン・バックブリーカーに担ぎ上げました。これは猪木も読んでおり、肩の上から滑り降りてバックに回って電光石火の逆さ押さえ込み。22分36秒、カウント3が入り、猪木が九死に「一勝」の大逆転勝利で6度目の王座防衛を果たしています。

負け試合を除く猪木のNWFヘビー級王座防衛戦の中で3本の指に入る苦戦した防衛戦のうちの一つ、と私が思っている試合で、後2つはテレビ収録されながら放送されなかったことで都市伝説的試合となった78年7月24日、広島県立体育館でのペドロ・モラレス戦と風邪で40℃の高熱で試合に臨んだ81年2月4日、大阪府立体育会館でのケン・パテラ戦。(他の媒体で、「猪木が最も苦戦した防衛戦」と書かれている79年1月12日、川崎市体育館でのボブ・ループ戦は私はそれほど酷い試合だとは思っておりません)です。

コロフはこの日までの特別参加でこの試合の後帰国しています。

セミファイナルは坂口征二&木戸修組がパターソン&ラリー・ヘニング組と対戦したタッグマッチ45分1本勝負。11分22秒、パターソンが木戸を足4の字固めでギブアップさせパターソン&Lヘニング組の勝利。

連日、新日本プロレスの中堅、若手とシングルマッチで対戦し連戦連勝のウィリエム・ルスカは日本では初の外国人レスラーとの対戦、ブラジル遠征シリーズで一緒だったリッキー・ハンターとシングルマッチを行い、7分43秒、腕ひしぎ逆十字固めでギブアップ勝ちを奪いました。

ストロング小林はルスカの試合の前の試合に出場、シエン・カラスとシングルマッチで対戦、4分52秒、軽量のCカラスをカナディアン・バックブリーカーでギブアップさせました。

大阪大会テレビ中継は12月3日にメインイベントの猪木vsコロフのNWFヘビー級選手権試合とセミの坂口&木戸組vsパターソン&Lヘニング組の2試合が録画中継されています。

第29戦、12月3日、静岡県浜松市体育館(観衆3,300人満員発表)大会。メインイベントは猪木とパターソンのシングルマッチ60分1本勝負。前夜、コロフを相手に大苦戦の末、NWFヘビー級王座を防衛した猪木にとってはハードな対戦相手でしたが、14分1秒、猪木の反則勝ちに終わりました。

セミファイナルは北米タッグ王者チームの坂口&S小林組がLヘニング&ハンター組と45分3本勝負で対戦、1本目は14分45秒、日本組の反則勝ち、2本目は4分58秒、S小林がLヘニングを逆エビ固めでギブアップさせ2−0で坂口&S小林組のストレート勝ちとなりました。

ルスカは木戸とシングルマッチで対戦、7分16秒、連夜の腕ひしぎ逆十字固めによるギブアップ勝ちを飾り、猪木との再戦に向けて好調な仕上がりを見せています。

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