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2022年08月31日06:35

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ストロング小林さん追悼(236)

76年新日本プロレス「ブラジル遠征シリーズ」第2戦、8月11日(日本時間12日)ブラジリア・メシジ大統領体育館大会、その他の試合の模様です。

ダブル・メインイベント第1試合は猪木とピート・ロバーツのシングルマッチ60分1本勝負。モハメド・アリ戦特訓で欠場に入る前の5月28日、後楽園ホールでの「ゴールデン・ファイト・シリーズ」開幕戦でシングルマッチで対戦して以来の対戦。この時は8分22秒、猪木がバックドロップからの体固めで勝っています。

今回の対戦では「東京スポーツ」の記事では猪木はPロバーツの頭部に「廻し蹴り」を見舞ってダウンさせたという記述があるところから、6月20日、後楽園ホールでのモハメド・アリと猪木の有料公開スパーリングで木村たかし(聖裔)を相手に見せた「延髄斬り」の原型とも言うべきジャンピング・ハイキックを試し斬りしているようです。

廻し蹴りでダウンしたPロバーツをアバラ折り(コブラツイスト)でギブアップさせています。

セミファイナルは星野勘太郎とリッキー・ハンターのシングルマッチで5分44秒、体固めでハンターのフォール勝ち。アベ・ヤコブ(エイブ・ジェイコブス)は木村たかしとシングルマッチで対戦、4分48秒、オリジナルのキウイ・ロール(足固め)でギブアップ勝ち。

第1試合の永源遙と荒川真(誠、ドン)のシングルマッチは6分55秒、永源が逆十字固めで荒川をギブアップさせました。永源の逆十字は非常に珍しいですが、敵地ではシリアスな一面を見せることもあるのでしょう。なのでこの年の12月のパキスタン遠征のメンバーにも入っていたかと思われます。

最終戦は8月14日(日本時間15日)、サンパウロ・イビラプエーラ体育館(テレビ収録、観衆14,000人超満員発表)大会。この日のみNETの収録がありました。

メインイベントには猪木が登場、Rハンターとの前75年10月の「闘魂シリーズ第2弾」以来の対戦(60分1本勝負)、11分22秒、ブレーンバスターからの体固めで猪木のフォール勝ち。この試合は04年にビデオパック・ニッポン&東北新社から発売されたDVD−BOX「アントニオ猪木全集」に収録されており、現在も視聴可能です。

セミファイナルでは木戸修とイワン・ゴメスがバーリトゥードルール30分1本勝負で対戦、グラウンドでのマット捌きではゴメスを相手に優位に立ち、「さすが木戸」と思わせるシーンもありましたが、11分4秒、フロント・ネックロックでゴメスがギブアップ勝ちを収めました。

この試合も10年3月にビデオパック・ニッポン&ポニー・キャニオンから発売されたDVD−BOX「壮絶!喧嘩マッチ列伝」に収録されており視聴可能です。今見るとやはりゴメスは通常のプロレスはしていないです。

ストロング小林はセミ前でヤコブと対戦、9分11秒、体固めで快勝、星野はPロバーツを6分18秒、体固めで破り、木村たかしと荒川のシングルマッチは5分47秒、腕固めで荒川が勝ちました。年齢では46年3生まれの荒川が53年9月生まれの木村より7歳上ですが、デビューはほぼ同じ時期。プロレスへの入門は72年1月に大相撲から日本プロレスに入門している木村の方が先輩ですが、この時は荒川にあっさり敗れてしまいました。
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