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2022年08月07日07:26

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ストロング小林さん追悼(213)

76年新日本プロレス「ゴールデン・ファイト・シリーズ」開幕戦、5月28日、後楽園ホール(テレビ生中継、観衆2,300人満員発表)大会。

メインイベントは北米タッグ選手権試合前哨戦、坂口征二&ストロング小林組とジェリー・ブラウン&バディ・ロバーツ組のハリウッド・ブロンドスのノンタイトル60分3本勝負。1本目は14分47秒、坂口とBロバーツが両者リングアウトで1−1。決勝の2本目は4分21秒、S小林がブラウンから反則勝ちを拾い、2−1とスコアの上では坂口&S小林組が勝ちましたが内容はHブロンドスの連係プレーに押され気味でスッキリしない試合となりました。

猪木はセミファイナルに出場、ピート・ロバーツとの45分1本勝負を行い、8分22秒にバックドロップからの体固めでフォール勝ち。この試合は2010年に発売された猪木の50周年記念DVD−BOXに収録されており現在も視聴可能です。

セミ前は先の「第3回ワールド・リーグ戦」で負傷欠場した山本小鉄の復帰戦。ジェフ・ポーツとのシングルマッチで9分4秒、逆さ押さえ込みでポーツが勝ちましたが、どこを負傷したのかと思わせるようにコンディションは上々に見えました。この日の実況席でポーツは「レスリングの教科書」とアナウンスされ、翌週6月4日、札幌中島スポーツセンターでは猪木とシングルで対戦すると発表されましたが…。テレビ中継はこの3試合。

チャーリー・フルトンは小沢正志(キラー・カーン)を8分36秒、体固めで勝利。またこの日、日本のプロレス界に一大センセーションを巻き起こすことになる新人、佐山聡(サトル、当時18歳)がデビュー。佐山は57年11月27日、山口県下関市出身。中学生時代は柔道部で活躍、その頃からプロレスラー志望であり中学生を卒業したらプロレスラーになりたいと進路を決めるも父親と担任に反対されて高校へ進学。

高校ではレスリング部で活躍しましたが、プロレスラーになる夢を捨てきれず高校中退して上京、就業しながら身体を作り75年7月に新日本プロレスに入門を果たしました。当時留学生だったイワン・ゴメスとは仲がよく、早くからプロレスの練習に打撃技を取り入れていました。

デビュー戦の相手は魁勝司で9分44秒、片エビ固めでフォール負けしています。

第2戦、5月29日、海老名市神奈川青果市場(観衆3,500人超満員)大会。禊は済んだか?メインイベントでは猪木と小鉄がタッグを結成し、Jブラウン&Bロバーツ組のHブロンドスと対戦。猪木&小鉄組は1月23日、群馬県藤岡市民体育館でのブルドッグ・オットー&スティーブ・ライト組戦以来4か月ぶり。

1本目は17分31秒、小鉄がJブラウンを体固め、2本目は1分24秒、Jブラウンが小鉄を体固め、決勝の3本目は2分40秒、日本組の反則勝ちで2−1で猪木&小鉄組が勝っています。反則絡みではありましたがリーダーのJブラウンから1本を奪うあたりは先シリーズの不調から脱出したと見るべきでしょう。

S小林はポーツと約8年ぶりにシングルマッチ対戦し、10分45秒、カナディアン・バックブリーカーでギブアップ勝ち。

新日本プロレスの巡業は東北、北海道へ。第3戦は5月30日、福島県白河市城山公園特設リング(観衆4,000人超満員発表)大会。メインイベントは北米タッグ王者コンビ、坂口&S小林組のパワー・ファイターズが英国コンビのPロバーツ&ポーツ組と対戦しました。

1本目は18分49秒、坂口がPロバーツを片エビ固め、2本目は57秒の速攻でPロバーツが坂口を回転エビ固めでフォールする殊勲の星を挙げました。決勝の3本目は2分15秒、S小林がポーツをカナディアン・バックブリーカーでギブアップさせて2−1で坂口&S小林組が勝ちましたが、欧州勢侮れず。

猪木はセミファイナルでJブラウンとシングルマッチ45分1本勝負で対戦し9分10秒、反則勝ち。Bロバーツは小鉄を9分59秒、片エビ固めで破りました。

第4戦、6月1日、秋田県五城目町広域体育館(観衆3,000人超満員発表)大会。S小林はメインイベントに出場、小鉄とのタッグでJブラウン&Bロバーツ組のHブロンドスと対戦。1本目は13分34秒、小鉄がBロバーツを体固め、2本目は3分40秒、Bロバーツが小鉄を体固め、決勝の3本目は2分25秒、S小林がJブラウンに反則勝ちで2−1でS小林&小鉄組が辛勝しています。

猪木はセミファイナルでポーツと約3年半ぶりに対戦、8分16秒、アバラ折り(コブラツイスト)でギブアップ勝ちを奪いました。

この日の五城目町大会を最後に、猪木が対モハメド・アリ戦への特訓の為シリーズを欠場することになりました。

第5戦、6月3日、北海道・江刺市民体育館(観衆2,000人発表)大会、メインイベントは坂口&木戸修組がJブラウン&Bロバーツ組のHブロンドスと対戦。1本目は13分19秒、坂口がBロバーツを片エビ固め、2本目は13分36秒、Bロバーツが木戸を体固め。決勝の3本目は4分17秒、日本組の反則勝ち。2−1で坂口&木戸組が反則含みながら勝利を挙げています。Hブロンドスは手の内を覚えられて来たか、前回75年の「闘魂シリーズ」の時ほどの怖さはありません。

S小林はセミファイナルでPロバーツとシングルマッチで対戦し12分43秒、カナディアン・バックブリーカーでギブアップさせています。星野勘太郎とポーツの玄人好みのシングルマッチは10分12秒、首固めでポーツがフォール勝ちです。

第6戦の6月4日、札幌中島スポーツセンター(テレビ生中継、観衆6,600人超満員発表)大会。メインイベントは今シリーズ唯一のタイトルマッチ、坂口&S小林組のパワー・ファイターズに元王者チーム、Jブラウン&Bロバーツ組のHブロンドスが挑戦した北米タッグ選手権試合。

1本目は13分37秒、坂口がBロバーツを片エビ固め、2本目は8分14秒、Jブラウンが坂口を体固め、決勝の3本目は6分7秒、両チームリングアウトの引き分け。Hブロンドスはタイトル戦本番になるとやはりしぶとく、坂口&S小林は辛くも1−1のドローで3度目の防衛を果たしています。

セミファイナルは星野とPロバーツのシングルマッチ45分1本勝負で9分25秒、Pロバーツが横入り式エビ固め(スクールボーイ)で星野を破りました。
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