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2022年06月14日04:37

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ストロング小林さん追悼(157)

75年新日本プロレス「サマー・ファイト・シリーズ」終盤戦のストロング小林の激闘です。

7月26日、静岡県沼津市民体育館(テレビ収録、観衆3,680人超満員発表)大会。S小林はセミファイナルに登場、坂口征二&山本小鉄とトリオを結成してギルス・ポイゾン&ブル・グレゴリー&アリババ組と6人タッグマッチ45分3本勝負で対戦。

新日本プロレスに正式入団してからは坂口とお揃いの赤いタイツを着用することが多かったS小林でしたが、この日は初回の猪木戦を初め、フリー参戦時に多く着用していた青のタイツを着用しています。

1本目は15分38秒、小鉄が胴絞め落とし(フライング・ボディシザース・ドロップ)でアリババからフォール勝ち。2本目は13分16秒、S小林がポイゾンを体固めでフォール。2−0で坂口&S小林&小鉄組がストレート勝ちを収めました。

この日のメインイベントは2月4日、大阪府立体育会館大会の再戦となる猪木とブルート・バーナードのシングルマッチ60分1本勝負。

前回は猪木がバーナードが持ち出したスパナを奪い、バーナードの左耳を一撃、初来日時にバーナードが大木金太郎に見せた角材による耳削ぎ事件の間接的リベンジを見せ、12分19秒、ブレーンバスターからの体固めで猪木がフォール勝ち。

この試合、11年に発売された「悪逆無道!極悪ヒール烈伝」のDVD−BOXに収録されており、現在も視聴可能です。真夏のテレビ照明ありのリング上の暑さでスタミナ切れを起こしたか、バーナードのラフ攻撃の前に防戦一方。54歳のバーナードの方が全然元気でした。

ロープ際で座り込んで立てなくなり、ダウンカウントを数えようと猪木の近くに来たミスター高橋レフェリーが猪木の顔を覗き込んで屈んだ瞬間、意識朦朧としていた猪木は高橋レフェリーをバーナードと勘違いしてナックルパンチをお見舞いしてしまい、13分10秒、猪木の反則負けが取られました。

いろいろと捉え方はあるでしょうが、私の個人的所見では猪木が暑さのあまり脱水症状を起こし、咄嗟の判断で高橋レフェリーを殴り、試合を終わらせたと思います。バーナードの反則攻撃で頭部を痛めつけられた猪木が、意識朦朧状態でバーナードと高橋レフェリーを見間違う、は相当無理があります。

次回以降書きますが、この沼津大会は、試合から3週間経過したロサンゼルスでの猪木&坂口組vsハリウッド・ブロンドスの北米タッグ選手権試合の放送された翌週の8月15日に録画中継されており、当時テレビ観戦をリアルタイムでしていた私は「猪木、調子悪いのでは?」と思わざるを得ない試合でした。

またこれも後述しますが、8月15日の放送からしばらく猪木は「ワールドプロレスリング」の画面から姿を消すことになる訳です。

星野勘太郎はジン・ルイスを8分48秒、逆エビ固めでギブアップさせ、ハンス・シュミットは小沢正志(キラー・カーン)を6分39秒、体固めで破りました。

7月27日は横浜・青葉台駅前広場特設リング(観衆4,200人超満員発表)大会、猪木は生まれ故郷横浜とあってかメインイベントに出場。星野と組んでバーナード&アリババ組と対戦、1本目は16分42秒、バーナードが星野を体固め、2本目は4分33秒、日本組の反則勝ち。決勝の3本目は3分47秒、猪木がアリババを体固めに決めて2−1で猪木&星野組が勝ちました。

セミファイナルは坂口がポイゾンを11分12秒、片エビ固めで破り、S小林はグレゴリーとシングルマッチで対戦、10分51秒、逆エビ固めでギブアップ勝ち。

永源遙はルイスに8分47秒、逆エビ固めでギブアップ勝ちを収め、7月25日、寝屋川で壮絶な仲間割れをしたシュミットはこの日もバーナードとはタッグを組まず、柴田勝久とシングルマッチを行い6分43秒、体固めでフォール勝ちしています。結局、後半はシリーズの外国人エースはバーナードということになった訳です。
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