75年新日本プロレス「サマー・ファイト・シリーズ」前半戦〜中盤戦にかけてのストロング小林の熱戦の様子を追ってみたいと思います。
7月9日、山口県新南陽市(現在の周南市、長州力の故郷である徳山市他と合併)体育館(観衆2,700人満員発表)大会でS小林はセミファイナルでハンス・シュミットと45分1本勝負で対戦、10分29秒、体固めでフォール負けを喫してしまいました。開幕戦でのタッグマッチに次いで連敗です。
新日本プロレスの巡業は中国地方から九州へ。7月10日、福岡県飯塚市体育館(観衆2,900人満員発表)大会ではメインイベントで坂口征二とのパワー・ファイターズを結成、シュミット&ギルス・ポイゾン組と対戦。2人とも国際プロレス時代にS小林と対戦経験があります。
1本目は14分27秒、坂口がシュミットに反則勝ち、2本目は2分11秒、シュミットがS小林を体固め、決勝の3本目は5分33秒、S小林がポイゾンを体固めに決めて2−1で坂口&S小林組に軍配が上がりました。
7月11日、長崎県諫早市体育館(テレビ生中継、観衆2,900人満員発表)大会。メインイベントでは猪木&S小林組のニュー・ゴールデンコンビが6月5日、札幌中島スポーツセンターでのグレッグ・バレンタイン&ザ・プロフェッショナル組戦以来となる1か月ちょっとぶりのタッグ結成でシュミット&ブル・グレゴリー組と対戦。猪木とシュミットはこのシリーズが初対決です。グレゴリーはテレビ初登場。
ここまで、ノーテレビの地方大会で猪木&S小林組の2人だけのタッグ結成はなく、新日本プロレス側もニュー・ゴールデンコンビにプレミア感を持たせていました。
1本目は16分48秒にS小林がグレゴリーを逆エビ固めで破り先制。2本目は8分16秒、猪木がアバラ折り(コブラツイスト)でギブアップさせ、グレゴリーが2本取られて猪木&S小林組が2−0のストレート勝ち。
セミファイナルは坂口とブルート・バーナードのシングルマッチ45分1本勝負で8分37秒、坂口の反則勝ちとなりました。
テレビ中継はこの2試合で、他は星野勘太郎がジン・ルイスとシングルマッチで対戦、6分47秒、体固めでフォール勝ち、ポイゾンは柴田勝久を9分54秒、カナディアン・バックブリーカーでギブアップさせました。アリババは小沢正志(キラー・カーン)を7分18秒、体固めで撃破しました。
7月13日、TBS系ネットが強かった宮崎県高千穂町体育館(観衆2,200人発表)大会でS小林はバーナードと初のシングルマッチ45分1本勝負で対戦、11分27秒、S小林の反則勝ちとなりました。
7月18日、佐賀県唐津市体育館(テレビ生中継、観衆2,500人発表)大会。メインイベントは猪木とシュミットのシングルマッチ60分1本勝負。テレビ生中継は放送時間が試合途中で終わってしまいましたが、13分42秒、逆さ押さえ込みで猪木がシュミットから3カウントを奪いました。シュミットの今シリーズでのフォール、ギブアップなどの1本負けはこれが初。
セミファイナルは坂口&星野組がバーナード&アリババ組と対戦した45分3本勝負。アリババはテレビ初登場ですが、パートナーのグレゴリーとは見間違える位よく似てます。1本目は16分4秒、両チームリングアウトで1−1。決勝の2本目は6分3秒、バーナードが星野を体固め。2−1でバーナード&アリババ組が勝利を収めました。
S小林はセミ前に登場、ポイゾンとシングルマッチ30分1本勝負で対戦、12分19秒、エビ固めでフォール勝ち。テレビ生中継はこの3試合でした。ルイスは山本小鉄とシングルマッチで対戦、11分58秒、片エビ固めで小鉄からフォール勝ちしています。
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